■予定調和で終了
・脚本の高橋悠也さんって本当に普通に書く力がないんですね…
まさかこの期に及んで飛彩の内面の掘り下げすらないとは思いませんでした。医者への思いに恋人への思い、未来への抱負など示すべき要素はたくさんあったと思います。

・それ以外にも大我が闇医者であるという点を活かして、「法的には大我を死んだことにして正宗を欺く。大我はもう二度と表の世界に戻ることはできなくなるが、人を助けられるならそれでも構わないと大我が突っぱねた」なんて展開もできたと思います。

・個人的にはここまで来たら、第三の選択肢として「大我をわざと消滅させてバグスター化して延命する」という禁断の手法も視野に入れるのかと思っていました。
これは実行者がポッピーか九条や黎人かはわかりませんが「助けるために人として殺す」という医療関係者としてはおよそ飲み込めないであろう苦渋の選択であり、そもそも「命とは何か。バグスターは殺してもいいのか?」という事実から目を背けられない状況に永夢たちを追い込めたと思います。

・それが実際には何にもありませんでした。自分でもどうしようもないと自覚しているから高橋さんは展開を投げながら進めるのかなと思えてきました。

・百歩譲ってワープ展開も高橋さんなりの適応方だと認めても、それでもやっぱり下手だと思います。
それならそれでここで投げないでどうするのかと思いました。普通の話をやってもつまらないのなら、極めて普通のお話で視聴者も普通の展開になるだろうと思っている今回こそ展開を投げるべきだったと思います。そのほうがインパクトがあると思います。
ここで日和ったらいつも投げてるわりに結局そんな程度かと視聴者に底を見切られてしまいます。ただでさえ終盤でまとめに入るだろうと思われている今こんな内容をやったらこの先のインパクトに期待してもらえなくなってしまうと思います。

■ご都合主義
・今回はワープ展開ではなく、ご都合主義がふんだんに炸裂していました。ご都合主義も使いこなせるなんてさすがです。

・まずは正宗です。
アイテム独占ができて、アイテムを使えば圧倒できるなら最初から使っておけばよかったと思います。本当に正宗はアホなんですね。

・お次はまた正宗で飛彩の恋人を消した件です。
「恋人を消したら飛彩に一生恨まれる」と永夢を脅していたのに、あてつけ以外の意味がないのに自分で消していました。 そんなことしたら飛彩に一生恨まれますよね。無駄なことをして敵を増やして何の得があるのでしょう? 大した人心掌握術です。

・続いて永夢です。主人公のはずなのにご都合主義に振り回されていました。
人質のことで動揺する、前回までの行動と矛盾する行動に唖然としました。前回は堂々とクロノスにケンカを売っていましたし、それ以前からも消滅者が人質にされていることはわかっていたはずです。人質のことはいったいどうするつもりだったのでしょう? 

・もう一つ永夢です。
手術に立ち会う意義がないのに途中まで参加し、結局手術からは抜けてライダーとして戦うほうにまわっていました。まるで意味がわかりません。必要ないなら九条や黎人といっしょにクロノス対策に向かったほうが考えるまでもなく有意義なはずです。今回も台詞で「クロノスに対抗できるのはムテキだけ」と言わせていたのにこの展開は何なのでしょう。
やるならやるで「人手が足りないから補充要員が来るまで永夢にもいてもらわないと困る→補充要員(モブ)が来たから永夢はクロノス対策に向こう」とすれば済んだ話です。

・最後に正宗の逃亡です。
未変身状態のバグヴァイザー2の射撃で怯むムテキには驚かされました。ワープさえできるムテキを怯ませるなんてどんだけ強いのでしょう。そんな強いならこれも最初から使えば良かったのにと思いました。それとも永夢が油断しまくりのアホだと思うべきなのでしょうか。


次回はパラドが死の恐怖に囚われて錯乱するようです。
あの…死の恐怖に囚われたけれど一旦克服してクロノス攻略を目指し、それすらも超えて本来の目的の永夢打倒に舞い戻ったんじゃありませんでしたっけ? パラドの精神状態がいったいどんな変遷を辿っているのか私にはさっぱりわかりません。
更に永夢たちのほうもパラド打倒に前向きになっているような様子でわけがわかりません。前回永夢のゲーム病が治るのは致命的だからデメリットを見過ごししてでもパラドを生かしておくと決めていませんでしたっけ?
これはいくらなんでも次回予告の担当者の暴走ですよね。本当の次回はいったいどんな内容なのでしょう?