『宇宙戦隊キュウレンジャー』 第20話「スティンガーVSスコルピオ」:感想

2017年7月2日

【ストーリー】

■噛み合っていないような
・今回も悪くはないけど今ひとつという印象でした。
これまでの主要な回でもそうだったのですが、一つの回にいろいろな展開を詰め込んで散漫な印象を受けるところがあります。これが多人数制に対する毛利さんの回答なのしょうか。だとしたら残念です。

・必死な地球人の姿とキュウレンジャーの行動、それとスコルピオが野心に駆られた理由は一貫性のあるテーマでつなげたほうが良かったのではないかと思いました。
キュウレンジャー側の主張は「1人1人が戦える力がある人物が仲間として戦ってるからもっと強い」という従来の主張の延長線上にある内容でした。地球人の描写は力の有無で関係しているけれど徒党を組んでいるから仲間という点では当てはまらないと思います。スコルピオは力も仲間も関係性が薄いと思います。
スコルピオが部族を裏切った理由を「まともに戦えるのがスコルピオしかおらず周りから頼りにされていた。スコルピオは責任感が強かったから『自分がやらなければいけない』とそれに応えるために強くなっていったが、やがて重圧に耐えきれなくなり『どうして強い俺がこんなやつらを守るために辛い思いをしないといけないんだ?』と責任感が裏返ってしまい、ジャアクマターに寝返った」 という話にして、頼りにできる仲間がいなくて孤独だったことを原因にすればキュウレンジャー側の主張と絡められたのではないかと思いました。
一つの回で話があっちこっち行くのは良くないと思います。

■小太郎の活躍
・子供の活躍としては小太郎の活躍はかなり良いほうだったと思いました。
戦隊はターゲット年齢層が低いので子供のキャラが活躍することがあります。しかし子役にできるアクションは限られていますし、子供に充てられるドラマの尺も限られているので内容自体は微妙になりがちです。その点小太郎のは映像も凝ったカメラワークで迫力がありました。
どうせつまらないからと適当に済ませずにできるだけ良いものにしようとしたことは素晴らしいことだと思います。


【アクション】

■スティンガーの活躍?
・命をかけた戦いということでさすがにスティンガーに見せ場があるかと思ったらかっこいいのはスコルピオでした。軽やかなソバットも膝蹴り版必殺キックもかっこよかったです。

・スティンガーがアンタレスを自分に打ち込んだ後の最初の行動が前転だったのはちょっと笑ってしまいました。強くなった表現が前転というのは私には無い感覚でしたね。

・操られて小太郎たちと戦うシーンはスティンガーの動きが良くて驚きました。
顔が全く映らなかったように見えましたが、あのアクションは役者さん本人じゃなくてスタントマンでしょうかね?



次回はまたまたまた追加戦士が登場するみたいです。
まだ増えるの?!と思いましたし、このタイミングで!?とも思いました。今出られるとスティンガーとチャンプが悲惨なことになりそうに思えるのですが大丈夫なのでしょうか。あの追加戦士がアルゴ船の力なんですかね?

追加戦士は見た目の印象が「デカレンジャーSWATモード+ウルザード」 という感じに見えました。いかにもかっこいい感じじゃないので追加戦士感は薄いです。既に人数が余りまくっているのですがどんなポジションになるのでしょう。

コメント

6 件のコメント :

  1. スティンガーの尻尾を躱しながら走るシーンは本当に引き込まれました。ああいう触手系のやつをCG合成する際は横からのアングルで固定されるのがほとんどなので。それから細かいところでは、尻尾の影が地面にちゃんと映り込んでいたのも良かったです。とりわけ屋外のシーンだとあれをやるかやらないかの差は結構大きいと思っています。少しずつではありますが、ここ数年で合成技術にも着実に進歩が見られるようになって嬉しいです。

    返信削除
    返信
    1. >ああいう触手系のやつをCG合成する際は横からのアングルで固定されるのがほとんどなので。

      そこが大きく違いましたよね。
      従来のニチアサのレベルだと「この辺にCG入れるから場所空けといて」と指示があったことが見え見えの単調な構図ばかりでした。影もちゃんとしてましたし、映像レベルとしては大したものではありませんが、ニチアサにおいては格段の進歩だと思いました。こういう進歩を見せてくれると来年はもっと良いものが見られるだろうと期待を持てます。

      削除
  2. やはり杉原監督は新参ながら迫力ある合成表現に確かなポテンシャルがあると見て良さそうですね。来年以降のシリーズでのメイン監督登板が今から期待できます。
    地球人とのいざこざは確かに蛇足気味に感じました。個人的な考えですが、恐らく「地球人の小太郎が地球人に物申す」展開をやりたくて、今回ぐらいしかチャンスが無かったのではと思います。スティンガーが合流したら地球人ポジションより彼の弟分ポジションが優先されて単独の見せ場が作りにくいですし、あまり後半まで引っ張ると民衆側の印象がかなり悪くなりますし。むしろここまで地球に長期滞在する話だったのなら小太郎が主人公でも良かったとすら思いますが…それだと前作の大和と被ってしまいますね;

    返信削除
    返信
    1. >やはり杉原監督は新参ながら迫力ある合成表現に確かなポテンシャルがあると見て良さそうですね。

      少なくともCGを使った演出に関しては監督陣の中で一番上手いと思っています。メイン監督をやるならCG無しのアクションでも上手くやれるかが課題かなと思います。

      >恐らく「地球人の小太郎が地球人に物申す」展開をやりたくて、今回ぐらいしかチャンスが無かったのではと思います。

      意図としてはそうだと思います。
      それを踏まえた上で私は展開を詰め込みすぎじゃないかと思いました。展開自体はいいんですが適切なタイミングと前後の流れがあると思います。

      削除
  3. 10月からライダー戦隊の放送時間が変わることになりましたが、これによって生じる影響について、現時点でどのように考えていらっしゃいますか?私としては、フジのドラゴンボール超→ワンピースとバッティングすることで、視聴者の取り合いが起きるのを懸念しているのですが…

    返信削除
    返信
    1. >私としては、フジのドラゴンボール超→ワンピースとバッティングすることで、視聴者の取り合いが起きるのを懸念しているのですが…

      はい、そうなるだろうと私も思います。
      この件に関してはベクトルの異なる懸念があるので切り口ごとに2つに分けて書いていきます。

      まず「商業的な問題」に関してはとても悪いと思います。
      ドラゴンボールもワンピースも戦隊もライダーも玩具は同じバンダイですし、番組の制作も東映と東映アニメーションで系列企業です。潰し合っても損しかないはずです。テレビ局側の都合のようですが、よくバンダイや東映が納得したものだと不思議です。

      もう一つが「視聴者の問題」です。
      いずれの作品もメインターゲットは小学生低学年までのキッズ層だと思います。最近の子供がどうなのかは知りませんが、私の子供時代の記憶では子供は朝起きるのが早いです。7時台、早ければ6時台に起きる子供もいました。そして子供は「待つのが嫌い」です。一時間どころか30分待つことすら苦痛に感じると思います。
      そんな子供たちが戦隊やライダーが始まるのが遅くなったらそれに合わせてくれるかというと疑問です。「戦隊とライダーは見るけどドラゴンボールとワンピースは見ない」という子供を例にあげると、9時まで待ってくれるとは思えません。待つくらいだったら見なくなる可能性のほうが高いと私は思います。

      私の印象としてはあらゆる面でまるで成功すると思えません。
      キッズ向けの作品に対しては悪い影響しか思いつきませんし、テレ朝にとってもニュースにニュースをぶつけても、後発の番組はそれだけで不利なので大した結果は得られないと思います。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。