『仮面ライダーゼッツ』 第44話「葬る」:感想

2026年7月19日

44話になっての総集編

・普通に正気を疑う内容でした。
最終決戦が長いタイプならもう「最終決戦開始! 前座バトルその2前編」やってるくらいの話数なんですけど?
1話で終わるどころか無駄に長くてうんざりしました。今回の内容をAパートまでで終わらせてBパートで次回でやるであろう撃破までやっちゃってよくありませんか…?
本気で莫たちが消えちゃった!なんて絶望する視聴者は子供でも少ないでしょう。

・そしてわざわざ総集編をやったのに振り返るほどの内容がなくて更にのけぞりました。
むしろ冷静に振り返ったことでノクスを筆頭に「こいつ何言ってるの?」という思いが強まってしまいました。
この状況で「俺のやるべきことは終わった…」とか言ってるアホは何なんですか?
全然探してもいないのに「君を見つけられなくてごめん…(迫真!)」とかやってるアホもいましたけど。

・「莫が予知夢の力に目覚めたせいでジークが現れた」っていうことにされてたことは普通に困惑しました。
え? 莫に興味を持ったから意図的にあの場にやってきてつきまとうようになっただけでジーク自体は前からその辺で暴れてたんじゃないんですか?
思わぬところで莫の罪状が増えてて戸惑いました。


説明された方がわからなくなるジーク

・ジークの方は普通に理解不能でした。
台詞の内容からすると「自分の罪を裁いてほしかった」がこれまでずっと一番重要なことだったみたいでした。
え? それで何で「悪夢を楽しもうぜ~」とか「悪夢は悪夢を超える!」になるんですか?
文脈からすると「罪を裁いてほしい」→「でも誰も裁いてくれない」→「こんな状況は悪夢だ。なら悪夢を楽しむしかないだろ!?」
みたいな絶望の深さや裁いてほしいという思いの強さを表してるつもりなんでしょうかね?
単純に考えると「悪いことをすればみんな俺に注目してくれるだろ? その中には俺を裁ける人間もいるかもしれないだろ?」みたいなクソみたいな構ってちゃんに見えてしまいます。

・個人的には「だったら自殺しようと思わないのか?」と思いました。
「誰かに断罪してほしい。でもそんなやつはどこにもいなかった…」から「じゃあ悪夢を積極的に広めよう!」になるくらいなら「だったら俺が俺を裁くしかないな」って発想になる方が断罪には合ってると思うんですけどねぇ…
「俺は罪深い人間なんだから死んで楽になるなんて許されないだろ! 自殺なんて論外だ!」みたいな思想ならわかりますけど、今回「やっと死ねるぜ~!」って思いっきり喜んでたから違うはずですし。

・これやるんだったらジークが莫にやられて一回死んで再登場したときに「こんなもんで俺が死ぬわけないだろ。もう何回も自分で試したよ」みたいに前フリしておいて
「だから自分の想像を超える悪夢=ナイトメア=ネムのナイトメアであるオブリビオンナイトメアを求めていたんですね」
とすれば展開を変えなくても、もっとまとまりが良くなったと思うのでなんでこんなわけわからんことになってるのか不思議でした。
エモくしたいなら「ずっと消えたいと思ってきてようやく消えられるってのに、今はなんか消えたくないって思っちまうな… お前のせいだぞ、ネム」みたいに言えば、ネムがジークに与えた希望や夢を強調する流れにすれば話のまとまりやジークの変化もわかりやすく描けたでしょうに。


ネムに特に何も思うところがない

・ドラマとして一番致命的だったのはネムに対して何の感慨も湧かなかったことだと思いました
「ネムはこんなこと望んでないのに許せない!」とか
「ネムの力でネムの仲間を消すだなんてこのド外道め!」とか、有ってしかるべき内容が全然浮かんできませんでした。

・ノクスや莫がしきりに「ネムの夢」を強調していましたけど”ネムの本当の夢”って何でしたっけ? それすら普通にピンと来なくて困っています。
「みんなの夢を叶えたい/応援したい」と「私を見つけて」は他人と自分でまるっきり方向性が違いますよね。
そもそも身体がなく夢に閉じ込められている不自由な身の上だから本当の夢も何もないと思います。
そういうのは束縛から解放されて「さて何をやろうか!」と心の底から自由に考えられる状況でないと言えない言葉だと思います。
そんな一貫した内容があった覚えがなく、莫の言ってる夢くらいにころころ変わるあやふやな印象しかないので「夢だけは忘れないでくれ…」とか言われても重要性が全然伝わってきませんでした。


次回はファントムが創り出した幻影空間でネムが何かするようです。
幻影を打ち砕いて全員元に戻す以外にすることがないので実質無いも同然ですね。
公式ホームページの画像だとネムの夢に莫が干渉してるっぽい感じなんですけど、まさか「『消えた』という結果をエクスドリームで消したのさ!」みたいな言葉遊びでしかないアホアホ展開をマジでやってるんでしょうか?
ゼッツスタッフならどんな悪夢のような糞展開が来ても違和感ないので怖いです。






コメント

2 件のコメント :

  1. ガヴもそうでしたが映画公開前のタイミングで総集編をやるルールがあるんですね。
    しかしゼッツは予知夢後に既に一度総集編をしているので「また?」という印象でした。
    そして総集編を見ると改めて予知夢に半年も費やした事が無駄だったと思えてきます。
    ゼッツは変化球のような脚本演出が好きなようですがこれまでどれも成功した試しが無く、しかも本編だけでなく総集編すら変化球な描き方な上に下手すぎるので頭が痛くなります。
    (おもしろくて尚且つただの総集編ではなく本編に組み込めるような総集編を書くというのは至難の技だと思うのであまり批判もできないですが)

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    1. 焼津のウサギさん、こんにちは。

      >ガヴもそうでしたが映画公開前のタイミングで総集編をやるルールがあるんですね。

      法則性で考えるならそうなんでしょうね。
      総集編をやる必要性と内容は全く理解できませんが。


      >ゼッツは変化球のような脚本演出が好きなようですがこれまでどれも成功した試しが無く、しかも本編だけでなく総集編すら変化球な描き方な上に下手すぎるので頭が痛くなります。

      「総集編が面白くならない」というのはゼッツに限ったことではないと思いますが、
      「振り返れるほど一貫した内容がない」
      「知らない情報や理解しがたい内容が多い」
      「面白くない以前に視聴者が理解できる内容になってないから総集編としても意味を成してない」
      といった辺りは客観的に見て普通にダメだと思います。

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