『仮面ライダーゼッツ』 第24話「壊れる」:感想

2026年3月1日

元々理解不能+公式に謎だらけ=ただの意味不明

あ~ん、莫様死んじゃった~
と思ったら1話くらいに巻き戻りました。
…だから何なんですかね?
スタッフは漢字に凝っているわりには「徒労」という単語を知らないのでしょうか?
これをやったら次に何かやっても「どうせまた夢オチで巻き戻るんでしょ?」と疑われ続けることになるってことをたぶんスタッフはわかってなさそうです。
「銃が強すぎ」というダメな印象との相性が”悪い意味で良い”のが不安を煽ります。
変身ヒーローなのに銃が出たら「あ…(察し)」ってなるんじゃ台無しにも程があります。それじゃまさに”玩具”でしかありません。

・特に意味のない妹の洗脳が象徴的でしたけど、ゼッツという作品自体が何も成し遂げられていないので「第二章!」とか言っても意味を成さないんですよ。
それは第一章をちゃんとやった作品でないと意味が無いんです。
むしろ「第二章ってこんなのがまだ続くの…」といううんざり感を生むくらいでマイナスの効果しかないと思います。
世間的には好評だったギーツですら巻き戻し地味た世界改変リセットが面白いと言われていた記憶は無いのですが、いったいなんでまたやろうと思ったんでしょうね?

・これが「莫だけが巻き戻っている」みたいな話なら「前回は間違えたけど今度こそやり直すチャンスだ!」みたいに捉えようがありますけど、思いっきし「ふふふ、全ては計画どおり…」みたいにコードが嘯いてるんでそんな気は起きません。

・公式サイトには「今回までは”悪夢”で、次回からは”現実”です」とか書いてありますけど、こっちは今度こそは現実だと思えてないのでそこでもスタッフとかなりズレが起きそうだなと予感しています。


ネムの正体

ネムの正体はレディことNoツーの悪夢を経由してナイトメアが生み出した「レプリカ」だったのです!
…何もわからないのと大差ないですね。
「特別な存在だと思われていたやつが、特別な生まれの特別な存在だったんだよ!」と明かしても価値のある説明にはならないんですよ…

・レディ周りのお話自体も理解に苦しみました。
コードの判断はわりと普通な判断だと思いました。
だってナイトメアが実体化させた物なんて危険ですからね。処分するのは当然でしょう。
レディ本人に直接言うことがおかしかっただけです。
レディは「これじゃミッションにならないから赤ちゃんを預かってくれ」と依頼してきたのだから、レディから預かった後に実験するなり始末するなりすれば良かっただけです。
馬鹿という点を除けばコードは真っ当な対応だったため、レディが普通に元から狂人だったようにしか見えませんでした。

「私の夢からコードにネムの情報が漏れる」
これもなんのこっちゃとしか反応しようがありませんね。
たぶん「この世界は夢だけど、『夢の中の夢を通してしかコードは統制できず、夢の住人だろうと自由にはできない』」みたいな設定があるんでしょうね。
20年間寝ないで生きてることも信じがたいことなのでどこから疑問を持てばいいのかさっぱりわかりませんでした。


莫/セブン

「俺は俺自身で指令を下す」
また何言ってんの?!
それができるなら最初からやれよ!だし、そもそもイナズマプラズマの後はそういう話じゃなかったの?!
最近何度も言ってますけど、ゼロとの会話はいったい何だったんでしょうね…?
今まで自分で決めてなかったなら、2クール目中盤までの「とりあえず夢主を守る」という方針はいったいどこから湧いてきたものだったと言うのか…
一応、「い、いやいや、今はセブンだから莫時代の考えを持ち出しても仕方ないんだよ!」という擁護の余地も考えてみたのですが、その後に妹関連のことでめちゃくちゃ動揺していたので「セブンだから莫じゃない説」は無理そうだと諦めました。

・その後に続くのが「find ネム」なのがまた理解不能でした。
いや、ネムを探すならコード基地に行っても仕方なくないですか?
「レディと接触する=ネムの消息のヒントを得る」と考えたなら妥当な線ではありますが、スリーはレディが襲撃してきたとかレディがコード基地の情報を得たこととか、セブンの判断の根拠になるそういう情報を持ってないはずなんですよね…
なんでセブンがコード基地に直行したのか普通に意味がわかりませんでした。
シンプルにミッションを「レディを抹殺し、コード基地を守れ」にしてれば、少なくとも「ノクスの関係者であるレディ狙いで行っただけ」と説明がついたのに。

・その後に助けを求める職員も立ち止まって考えた後に無視するという半端過ぎる行動を取っていて呆れました。
その考えてる時間の間に助けられたでしょ…
ネム探索とかを優先するなら立ち止まった時間が無駄でしょ…
見事な悪いとこ取りで退屈極まりなかったです。
そんだけセブン状態はダメってアピールなんでしょうけど、元の莫もダメダメな印象ばかりなのでそれでも「まぁ莫よりはマシかな」が結論になってしまうことが最大の問題だと思います。

・結局セブンがやってることがナイトメア撃破であり、レディ狙いであることがまた意味不明でした。
おかげでスリーとゼロがセブン抹殺を決めた流れも意味不明になってしまいました。
抹殺する必要を感じませんでした。変身解除したことがそんなに危険要素だったんでしょうか?
それなら前回カタストロムに変身した時点で充分危うかったと思うんですけどねぇ。

流れ的にはレディを射殺した後に
スリー「ミッション達成ごくろう、セブン」
セブン「俺はコードのミッションなんて遂行してない…!」
スリー「いや、お前は立派にミッションを果たしたさ。ミッションさえ遂行されればコードは過程も、”犠牲も”問わない」
セブン「…(自分で決めたミッションを遂行したはずがコードの手のひらの上であったことに俯く)」
→ネムを連行しようとするスリーに襲いかかり、処分されることになるセブン。

みたいな流れでも今回の話には問題無かったんじゃないかと思いました。


富士見

・小鷹のことで莫を責める姿は「お前が言うな」としか思えませんでした。
最近、クレハについて「エージェントなんだから殉職なんて覚悟してたはずだ!」とか偉そうに言ってましたけど、それを言うなら明確にパブリックエネミーと化した小鷹に対処できない富士見は警察官失格だと思います。
どの口で莫に文句を言ってるんだかと呆れました。
発言者が富士見であるという点を除けば状況としてはむしろ「すまない、莫… 小鷹のことは俺がやるべきことだったのに…」って言ってもおかしくない場面だったと思いますが。富士見がそんなこと言うわけありませんけど。

富士見:「莫だけがおかしいわけじゃないのかも…
誰だって夢を抱いて、もがいて、変わっていく。
ただ、彼の思いがあまりにも強すぎただけで…」

ポエム病がここにも!
と思ってしまうくらいに唐突で謎な発言にしか見えませんでした。
え…あの…? 誰がどんな夢を抱いて変わりましたっけ???
前回のネムが変わった発言も謎でしたが、富士見が言うのはますます謎なように感じました。
富士見なんてずっと小鷹小鷹言ってて前進しないどころか莫を責めたり後退してる印象すらあるくらいなんですが。
普通に心当たりが全然なくて意味がわかりませんでした。

・ナスカの方はもっと理解不能でした。
「コードなんてうさんくさい組織が警察よりも上だなんて納得いかねー!」
みたいなことを言っていて、いったい何を言ってるのかまるで理解できませんでした。
たぶん、クレハのことで感情的になっていて作中でも支離滅裂扱いなんでしょうけど、ナスカへの好感度どころか作中にいてもらう必然性すら感じてないのでヒステリーどころかただの騒音にしか感じられません。
今までナスカの存在意義を感じたことが無いんですが、いったい何のために存在するキャラなんでしょうね?
”第一章”が終わったはずなのにこんなことすらわかりません。


ロードスリー

・左肩に肩マントが着いています。
目っぽいデザインがあった他のノクスナイトシリーズと比べると、目のように見える意匠が無い分だけ悪っぽく底知れない感じはします。

・活躍としては手負い相手だし、フィジカ無インパクトだしで特別強そうには見えませんでした。
剣で切ったり刺したりするだけでこれといった特徴も今回は見当たりませんでした。

・「ここはお前の明晰夢じゃない。現実だ(ドヤァ)」って台詞も、そもそも今まで明晰夢パワーを使ってた印象の方が少ないから意味がわかりませんでした。
前々回からずっと現実で戦ってると思ってたのでますます何の話かわかりませんでした。


次回は1話頃に巻き戻った莫がまた爆弾ナイトメアと戦ったりしつつ、クレハやファイブも登場するみたいです。
リセットされたのでこっちは何もわからず状況の進展待ちをするしかないのですが、莫が主人公じゃ進む気がしないのが困ります。
普通、こういう展開って「土壇場でやる気に目覚め覚悟を決めた主人公! だがしかし実力の差はいかんともしがたく負けて死んでしまった…」みたいな「もう1回やったら勝てる気がする!」って感じがあって然るべきはずなんですけどね。
こういうループ的展開をやるならむしろ、「遂に諸悪の根源を倒し世界を救った主人公!…のはずが朝起きるととまた最初に巻き戻っていた」みたいなひとまずの終結と根源的謎へと迫る新たなるスタートみたいなプラス印象で終わる組み合わせにすることが多いんですよね。
実際には普通に盛り下がって、先の展開にも期待を持てない流れで呆れるしかありません。







コメント

6 件のコメント :

  1. いつもブログ更新お疲れ様です。

    TLで夢オチが流れて来たから久しぶりに見たんですが、半年を無にする空虚さはすごいですよね。
    先週は「ゼッツは23話から」なんて風潮もあったのに、それも吹き飛ばしました。
    公式が次回から超ゼッツなんて言ってますが、巻き戻しただけで何が超なのか。
    これまでは「超」じゃない劣化版を見せられてただけなんですね~。

    >馬鹿という点を除けばコードは真っ当な対応だったため、レディが普通に元から狂人だったようにしか見えませんでした。

    怪物に産まされても我が子だと思う女性キャラ、稀にいるけどアバン回想だと全然伝わりません。
    こんな薄い描写だから、コードもどうでもいいから渡せと言うんですよね。
    狂う前にそう思った過程を説明しろよと。

    >みたいな流れでも今回の話には問題無かったんじゃないかと思いました。

    実際、コードがセブンを騙してレディにぶつけて、漁夫の利を取る作戦の方がマシでしたね。
    部下がたくさんやられた後に丸腰レディと莫を倒しに来るスリーはただのラッキーとしか。

    富士見は「殺す必要あったのか」と食い下がるのが見苦しかったです。どうやって止めて欲しいか代案も言ってないですよね?

    >「コードなんてうさんくさい組織が警察よりも上だなんて納得いかねー!」

    これはその後の富士見が文句言ってた「殺人コードを逮捕できない」に怒ってたみたいですね。
    超法規的措置に怒る警察官のはずが、これまでコードを頼って対等な関係を築いてないのはこいつらなので…。「お前らとも持ちつ持たれつだったろ」と言われても仕方ないです。

    >・「ここはお前の明晰夢じゃない。現実だ(ドヤァ)」って台詞も、そもそも今まで明晰夢パワーを使ってた印象の方が少ないから意味がわかりませんでした。

    「これは夢だろ…」と莫が言ってこそ、切り返しの皮肉になるはずですが、セブンに言わせたくないのでカットされたみたいですよね。
    ゼッツは本当に夢関連を捻って上手いこと言えてないセリフが多いです。

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    1. NYさん、はじめまして。

      >これまでは「超」じゃない劣化版を見せられてただけなんですね~。

      現状だとそういうマイナス感の方が強いですよね。
      半年やってこの有り様なのに、この先に期待しろと言われても無理です。


      >怪物に産まされても我が子だと思う女性キャラ、稀にいるけどアバン回想だと全然伝わりません。

      台詞の感じからするとそんな雰囲気なんですけど、この作品は莫や富士見のようにナチュラルに狂ってる人物が少なくないのでレディが正気なのか狂気なのか私には判別がつきません。


      >富士見は「殺す必要あったのか」と食い下がるのが見苦しかったです。どうやって止めて欲しいか代案も言ってないですよね?

      富士見が小鷹に実際に再会してないならまだしも、会って拒絶された上に銃撃されてますから余計に何言ってんだこいつ感が強かったです。
      助けられなかったことを嘆くのは勝手ですけど、莫にあたるのはみっともないと思います。


      >これはその後の富士見が文句言ってた「殺人コードを逮捕できない」に怒ってたみたいですね。

      そういう意味だとしたら、それもナスカが何を言ってるのか結局理解できません。
      その手の考えで行くならナスカは「コードとつながってる警察も信用できないから辞める!」とフリーになるべきだと思います。
      ここまで自分から動かないと「怪事課とかブラックケースとか意味わかんないし…」と文句言ってた前例もあるので、常に自分を正当化できるスケープゴートを探し回ってるようにすら見えてきます。


      >「これは夢だろ…」と莫が言ってこそ、切り返しの皮肉になるはずですが、セブンに言わせたくないのでカットされたみたいですよね。

      そういう台詞があれば意味を成したでしょうね。
      実際にはそれを言ったのは莫だけなので何にもならないんですが…

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  2. マルゲリータ2026年3月1日 16:54

    感想、お疲れ様です。
    このまま、第一話から作り直してくれと思うような展開でしたね。制作陣がそのままでは、何も変わらないですが。

    >・公式サイトには「今回までは”悪夢”で、次回からは”現実”です」とか書いてありますけど、こっちは今度こそは現実だと思えてないのでそこでもスタッフとかなりズレが起きそうだなと予感しています。

    夢の世界すらまともに描いていないのに、現実世界での戦いを描くというのが、不満しかないです。
    これまで、ミラーワールドやヘルヘイムの森で戦っていましたが、これからは地上で戦います、と言われて盛り上がることがあるでしょうか。一般人も被害に遭ってしまうと、いう緊張感は出てきますが、映像としての面白さは損なわれます。議論になるほどの、見せ方も出来てはいませんが。

    セブンと莫の違いがあまりなくて、ノレませんでした。偉そうなのがセブンで、気弱なのが莫でしょうか。研修医とMの交代劇ぐらい、インパクトがある展開のはずですが。

    今更な質問なのですが、ナイトメアってなんなんですかね。どうして、ノクスやレディの指示には従うのでしょうか。従うのに、自身のナイトメア?は、襲ってくるのがよく分かりません。それぞれ自我を持っていますし、力で強制的に従わせている描写もありませんし。

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >このまま、第一話から作り直してくれと思うような展開でしたね。

      そうですね。全然楽しい思い出がなく、使えそうなパーツすら見当たりませんからね…
      とりあえず主人公に「なんか冴えない無職のクズになった上にグダグダ言い続ける、どうしようもない悪夢を見て最悪だったぜ!」と言わせるところから次回は始めた方が良いんじゃないかと思います。
      主人公の職業は警察官にすれば怪事課の二人も綺麗に洗って再利用できそうです。


      >これまで、ミラーワールドやヘルヘイムの森で戦っていましたが、これからは地上で戦います、と言われて盛り上がることがあるでしょうか。

      「現実よりも夢の方が自由にできて面白いですよね」ってところからコンセプトがスタートしてると思うんですけど、本末転倒なことを言い出して何をやってるんでしょうね?
      一番使えそうな「でも俺は現実では何もできないボンクラだし…」って話はもうやっちゃってますし。


      >偉そうなのがセブンで、気弱なのが莫でしょうか。

      思考力も実力も大差ないのでそれくらいしか有意差が見当たりませんよね。
      そのせいで余計に「でも俺は現実じゃセブンじゃないし…」みたいな言い訳も意味を成さなくなっていると思います。


      >今更な質問なのですが、ナイトメアってなんなんですかね。どうして、ノクスやレディの指示には従うのでしょうか。

      今のところは「できるからできる。できないものはできない」程度の描写しか見当たらないと思います。
      レディはベビーを使ったナイトメアファームみたいなのを作り上げていましたから少なくとも自分で作ったナイトメアは襲われない程度にはコントロールできるのだと思われます。
      まぁ、かと思えばネムを食べた狼ナイトメアみたいに抵抗してくるナイトメアをノクスが無理やり倒すこともあったんですけどね!
      今のところ論理的な回答は全く心当たりがありません。

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  3. 感想お疲れ様です。
    やってることは結局ギーツと同じループ物で、それだとギーツと被るから1クール→半年に伸ばした、ってだけだなという感想しかありませんでした。
    それをアリにするならこの先どんなドラマティックな展開や衝撃的な悲劇が起こっても「どうせループするんでしょ?」となってしまう、下手したら仮面ライダーというヒーロー作品そのものを破壊しかねない劇薬で、この脚本家さんは相変わらずSNS映えを狙うような展開しかやれないんだなと悲しくなりました。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      現状だと全然面白さが伝わってこず、むしろ余計に酷くなるんじゃないかとマイナスの想像の方が先立っちゃいますよね。

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