『超宇宙刑事 ギャバン インフィニティ』 第7話「黒いギャバン」:感想

2026年3月29日

早くても12話くらいでやるようなお話

・内容は比較的まともでした。
レイジの過去も7割くらい明かされた気がしましたし、デスギャバンの行動原理もある程度わかった気がしました。

・ただお話としてはついていけない内容がほとんどでした。
大佐の殉職…未遂は本当にノリについていけませんでした。
正直言って別に死なれてもあまり困らないんですよね…
強いて言えば「新キャラ出すのにまた時間を取られるのは嫌なんだけど…」という極めて消極的な理由しか感じませんでした。

・ワニパトに至っては今までが悪い印象しかないから急に真面目になられても特に反応しようがなかったです。
腐っても警察官で同期の仲間だそうなので、本当に深刻な事態になったなら軽口が引っ込んでもそれも違和感ありませんし。
「いじめっ子がふざけて突き飛ばしたら倒れた相手が頭から血を流し始めて、いじめっ子が普通に心配し始めた」とか見せられてもいじめっ子が良いやつだとは思わないでしょう。
好感度が低い時点でこれやってもしょうがないと思います。

・「『デスギャバン』じゃなくて本当の名前はギャバンデスティニー」という出し方も上で書いたことと同類の失敗だなと思いました。
って言われても「デスギャバン」っていう名前自体にこっちは馴染みがないんですよね…
本編でこの名前出したことありましたっけ?
スタッフが資料で読んだ設定やSNSで垂れ流しただけで本編内で出してない情報が視聴者に通じると勘違いしちゃってないかと不安に感じました。

・ついに因縁の敵と邂逅も、大佐の死亡未遂もワニパトの転向もレイジの怒りがデスギャバンを上回る展開も、どれもやること自体は構わないんですけど視聴者側に受け止める準備は全然できてなかったと思います。
これをやるんだったら最低でも「ヒーローとしてのレイジ」の印象は視聴者に馴染ませておくことが不可欠だったと思います。
「あぁ、『お天道様』ってレイジの言い回しは、恩人でもある先輩刑事の象徴であり、昔垣間見たギャバン=デスギャバンの姿が眩しく見えたことでもあったんだな」
と普段の言動の裏にあった経験や感情がどういうものだったのか、見ている間に自然と感じ取れるくらいに馴染ませておかないと、視聴者がこの展開を受け入れることは難しいと思います。
実際には飄々とした感じやスカした印象の方が私は強いくらいです。
2話辺りから感じてたことですが、やっぱりレイジ主役の話をもっとちゃんと進めないとダメだったみたいです…
ブシドーとかルミナスを出してる余裕すら無かったと思います。

・こういう印象って同時期スタートの探プリでも感じたんですけど、テレ朝で流行っているんですかね?
全体もハイペースにして1話辺りの密度を従来の数倍に上げて、って話ならわかりますけどダラダラと要領を得ない話をやっておいてメイン回だけ急に急がれてもついていきようがありません。
面白さがわからないどころか、まともなストーリー展開かどうかすら判断がつかないなんて異常だと思います。
機械的に「ウケる展開」を学習したAIがなぜウケるかや感情の機微を考えずに作り上げているような異常さを感じます。
こんな風に展開を前倒ししても普通に考えて無理がある流れだと思うんですけど、スタッフはいったい何を考えてるんでしょうね…?


デスギャバン

・わかったことはレイジの世界のギャバンだったことくらいでした。
おやっさん→デスギャバン→レイジという順でギャバンが襲名されてきたようです。

・おやっさんが殺されたこととの因果関係は不明なままのようでした。
銀河連邦の不正を調査中だったそうなので銀河連邦が犯人の可能性もありますよね。
っていうか、刹那の上司がさらわれた回でも思いましたけど銀河連邦は普通に腐ってますね。
現状だとデスギャバンの凶悪さよりも銀河連邦の方が問題が有るように感じてしまいます。

・変身アイテムとロボは狙撃銃の形でした。
コスモギャバリオンのリデコじゃないとは思ってたより豪華でした。
今後も出番がそれなりにあるんですかね?
後から出てくるギャバンの変身アイテムがデスギャバンのリデコになるだけかもしれませんが。


アクション

・今回はデスギャバン一辺倒でした。
レイジは最後以外は手も足も出ませんでした。
1話の間に3回もやられるのはさすがに情けなかったです。
1回目に至っては蒸着する間もなくやられたのはギャバンでは致命的だと思います。
「説明しよう!」なんてナレーションと回想を入れるほど一瞬で変身できるのに変身しないでやられてるのは間抜け感が強いです。
油断してたと言おうにも凶悪犯罪者が目の前にいる状況だったので油断してたら今度は刑事として大問題になってしまって逃げ場がありません。

・インフィニティが殴りかかるような雑な戦い方だったせいでデスギャバンの凄さも際立っていないように感じました。
「チンピラvs武術家」くらいの技術さがある感じで、「ギャバンvsギャバン!」にふさわしい達人同士の戦いみたいな感じはしませんでした。

・光る刀身が際立つ暗がりでの戦いはそれなりに見栄えが良かったと思います。

・巨大戦は全然でした。
クオリティは今までのギャバンインフィニティの中では良い方でしたが客観的にはパッとしませんでした。
ピュンピュン撃ってるだけでお互い当たらない典型的な銃撃戦は退屈です。
さっきまでの圧倒っぷりはどこに行ったのかと違和感の方が強かったです。
目の前の宇宙基地が全く被害を受けないことには笑っちゃいました。
なんで憎き銀河連邦の基地があるのに狙わないんでしょうね?
コスモギャバリオンとの戦いに関係なくてもついでで壊してもいいくらいだと思うんですけど。


次回は刹那の次元での話のようです。
刹那の過去絡みだそうで、脚本もシリーズ構成ではなく山口宏さんです。
またメインストーリーとは関係無さそうな話ですね…
他次元の話も、刹那の話も、どちらも大して興味が無いので遠回り感が強いです。






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