『わんだふるぷりきゅあ!』3クール目まで見終わった時点での感想

2024年10月19日
『わんだふるぷりきゅあ!』の3クール目を見終わった時点での感想です。厳密には37話まで見た時点での感想です。


遂に進展が!…あまり無かった
・2クール目の感想では「30話頃まで進展は無さそう」と書きました。実際、29話&30話の幹部初登場の前後回まで動きませんでした。
ともあれ幹部まで出たなら少しは状況にも変化が生まれるだろう…という考えは大甘でした。
敵は出たけど出たっきりで初登場回が終わったらまた話がピタっと止まりました。残り1クール切っているであろう37話現在でも相変わらず「この先何するの?」「そもそもどういう方向性のお話なんだ?」という初歩的な疑問が尽きません。もう「人間に絶滅させられた動物が敵」という話を聞いてイメージするような内容を最後に無理やり詰め込んでやって終わるだけの可能性が高そうです…

・捕獲バトルの方も変化がありませんでした。
敵幹部が現れたりガルガルからガオガオーンにパワーアップしたりしましたが、全体としては特に変化がありません。
相変わらずプリキュアは逃げ回るのが基本で特に脈絡なく必殺技で浄化して終わりです。スーパー化しても何も変わってません。4人集まらないと浄化できなくなっただけむしろ段取りが増えただけです。
ニコアニマルではなく人間界の動物がガオガオーンにされるパターンが追加されましたが、素体によってどう違うのか区別がつかないくらいに何も変わってません。異世界生物のニコアニマルではなく人間界の動物が凶暴化した姿なら、人間への怒りや飼い主への思い入れなど人間絡みの話ができるはずなんですけどね…


エピソード単位での感想

■幹部登場回(29&30話)
・いよいよ幹部登場ということで変化を期待したんですが全体としては特に変わりませんでした…
節目になる回で作画に力も入れて派手にやっていたのに内容が良くなかったことも今ひとつでした。

・この回で一番致命的だと思ったのはイロハの体たらくでした。
遂に現れたガルガルの黒幕だった狼たちに向かい合って言うことが「教えて!」「友達になりたいの!」って…
ザクロたちは「私たちは昔ここにいた狼で人間に絶滅させられたので人間を恨んでいます。人間のあなたたちと仲良くする気はありません」と殺したいほど憎んでいるにも関わらず理路整然と今のスタンスと理由を説明してくれているのにこの態度は無いです。相手の言い分をまるで聞いていません。
「教えて!」に至っては論外です。この教えてって具体的に言語化すると以下のような内容になると思います。
「あなたたちは人間に絶滅させられた狼なんですか。人間が狼を絶滅させたなんて知りませんでした。友達になりたいので殺されたときの心境や状況を具体的に教えてください。どんなふうに殺されたんですか? 痛かったですか? 目の前で仲間が殺されるのはどんな気分でした? 私に話すためにしっかり思い出してください」
って意味になりますよね。…狼と人間の関係がどうとか以前にこんな相手と友達になりたいやつがどこにいるんでしょう? 自分にとって最悪な思い出を無知な相手のために話すなんて、既に仲の良い友達相手ですらできるだけ話したくないことだと思います。
これを前後回で2回も繰り返してるので最悪も最悪でした。まずは歴史に学びましょうよ、イロハさん… 歴史を学んでも狼の心境はわからないでしょうけど、人間側の歴史で学べることくらいは学んで自分なりに考えた上で話すことが友達になる一歩の1ミリ目くらいだと思います。
1人でできることもろくにしないうちに「やっぱりわからんから教えて! 友達になりたいの!」って自分勝手過ぎます。見ていてザクロたちが「人間への恨み以前にお前の傲慢さが嫌いなんだよ!」とイロハのことを真っ向から否定してくれないかなと思ってしまいました。

・その手前のイロハの挫折とコムギの説得による再起の説得力が無かったこともダメダメでした。
コムギは「イロハのおかげでいろんな思い出ができた」みたいなこと言ってましたが、思い出される思い出が片手で数えられるほどしかありませんでした。
コムギの思い出の中核になるはずの学校の思い出が激薄では話になりません。コムギの脳内イメージにあったあの少年はサッカー部の子で合ってますかね? あの子を除くと、牧場と巫女の子は牧場体験と神社に行けば同じ触れ合いができたと思うので学校での経験は実質1人分でした。不特定多数の人と接するはずの学校に30話近くも通って1人って…
こういう話の流れにするならコムギとクラスメイトとの交流や一般市民との触れ合いのためにもっとツチノコ探しみたいなイベントをやっておく必要があったのは明らかですコムギは外に出たがっていたのに出かけもせず学校の話もせずに、やったのは猫組と内輪の話ばかり。何なんですか、この構成は…

・肝心の説得も論点をズラしてるところが最低だと思いました。
「コムギが私ならできるって言うから」なんてイロハの再起の理由にはならないと思います。そんな細い理由じゃすぐ折れます。本気で立ち直れたつもりならイロハの思考がヤバいです。
せめてコムギの経験が自信を持つに充分な内容だったらまだ説得力があったと思います。でもコムギや学校のエピソードを避けてきた結果の説得力の無さなので自業自得です。
たとえば序盤で「学校ヤだ! 勉強つまらないし、机に座っちゃダメ寝ちゃダメってうるさいし!」と反発したりしつつも段々と学校生活を楽しめるようになっていった上で「最初はイロハと一緒にいたいから学校について行ってただけだけだったけど、最近学校に行くのが楽しくなってきたんだ!」
なんてコムギの話の積み重ねがあった上でのこの説得ならイロハが「コムギには私以外の人間も好きになってもらえたんだからあの狼たちにもいつか人間を好きになってもらえるかもしれない。諦めたらそこで終わりじゃないか!」と理想のために立ち上がるくらいの説得力は持たせられたでしょう。

・これで立ち直った後に言うのが「教えて!」なので本当にどうしようもありません。なんでこんなノープランで立ち上がれたんだが不思議でしょうがありません。
納得行かないとか説得力を感じないどころか嫌悪感を感じる内容ばかりで、独善的で自己中心的な考えで動く姿がハチャプリやスタプリの主人公みたいに見えてきて吐き気がしてきました。


■悟くん告白回(35&36話)
・ここまでの脈絡を考えずに表面だけを見ると良い回でした。
未熟な若者の戸惑いや見当違い気味だけど自分なりに必死な行動や思考。上手く言葉にできなくても必死に思いを伝えようとする愛くるしい姿。それを表現するのに見合った上質な演出と作画。
この回だけで考えるとこれまでで一番面白い回でした。

・イロハの回としてはイロハを空気にして全然描いてこなかったことが致命的でした。
いろいろ心情を語っても視聴者から見て「そんなこと考えてたんだ」で終わってしまってはラブロマンスとして成立しません。「うんうん、そうだよね。わかる」じゃないと共感になりません。
イロハは悟くんどころか人間相手のリアクションが少なかったので人間が好きなのかどうかすら不確かなように私には見えました。36話の序盤で「…よくよく考えてみたら私、人間に興味を持ったことなかったかも。でも悟くんは一緒にいて落ち着くし楽しいな(=それって好きってことなのでは?)」と人間への無関心を前提にして展開していっても特に違和感は無かった気がします。そんな与太話が成立し得るくらいイロハの具体的な心境は私にとって未知数でした。
30話の幹部登場回もそうでしたけど、前提になる積み重ねが足らなすぎだと思います。悟くんを序盤から出番多めにしていった時点で告白するおおよその流れは決定済みだったと思うんですけど、なんでこんなグダグダなんでしょう。悟くんの必要なパーツは充分揃ってるのにイロハのパーツがほとんど見当たりませんでした。

・悟くんの反応も個人的には謎でした。
バトル中に「悟くんじゃなきゃダメなの!」とか告白同然の言葉を聞いていたはずなのに、
「助けられてばかりで情けないよね…」と「こんな僕では告白を断られるのも当然ですが…」みたいな諦めムードがこの期に及んで出てくる意味がわかりませんでした。なんでそうなるんです???
「無かったことにしよう」と言っていたり一度失敗したと諦めていて落ち込んでいるのはわかりますが、だったらバトル中のフレンディの台詞に顔を赤らめていたのは何だったんですか?
急に鈍感&臆病になっていて違和感が強かったです。作風だけでなく、悟くんの脳みそまでラブコメ調に染まってませんか?

・作品全体で考えると、「これ必要?」どころか「これやっていいの???」と疑問に感じる部分のほうが多かったです。
動物全般が大好きだったイロハが”人間の悟くんを特別視するようになった”ことが状況を一変させる出来事に見えてなりません。36話に至っても博愛的に動物全般が好きな主要人物ってイロハと悟くんとニコ様しかいないんですよね。
コムギは「イロハが助けたいなら動物を助ける」が中心で消極的な思考ですし、マユもコムギよりはマシですが似たようなものでユキ>イロハ>動物といった優先順位があることは明らかだと思います。ユキは半径2メートル以外には人間も動物も興味が薄いので論外です。
ニコ様は動物も人間も好きですけど、好きだが努めて客観的に見ようとするジャッジみたいな存在でいようとしているみたいなのでプレイヤーには含められないと思っています。
これでイロハと悟くんがお互いを見つめるのに手一杯になっちゃうと動物との共存とかそういう話をする余地が無くなっちゃうと思うんですけど大丈夫なんでしょうか? 不安しかありません。
現状だとコムギが「イロハは悟のほうが大切なんだね…」と心を病んだり闇堕ちしていく路線でないと帳尻が合わない気がしています。それだと相容れずに断絶するか、どっちかが妥協して終わるかで面白くなる気がしません。いったいどこに話を持っていく気なんでしょうね。


キャラクター単位での感想

■敵陣営
・幹部相当と思われるザクロとトラメ、そして今のところ大ボスの首領ガオウが現れました。
スタンスが「人間への復讐のために他の動物を利用することも良しとする」動物にとっても迷惑な存在なのでわかりやすい悪党だと思います。

・キャラとしては薄味のメインキャラより面白く感じることが多かったです。
特にザクロは感情豊かで物事への一喜一憂が多くて独善的だが行動的なので見ていて賑やかで楽しいと思うことが多いです。
悪党としての行動もしっかりしているのでそこも見やすいです。動物にとってはは迷惑そうでしたけど本人的には「人間の束縛から自由にしてあげてる」だったり「人間の恐ろしさを知らないなら教えてあげなきゃ」だったりとザクロなりの正義や価値観があるので本人の中では筋が通っていると思えます。
私的キャラの面白さランキングでは「悟くん>ニコ様>ザクロ」くらいの高評価です。なお、メインキャラはもれなくランク外です。

・トラメは普通です。生意気武闘派系のショタ幹部という以上のキャラ付けは感じていません。
ガオウ様はもっと印象が薄いです。なにせ出番が無いので。初顔見せ以降は顔さえ見せていません。ザクロたちが「ガオウ様いないんですか~?」なんて言ってることがありましたけど、意味合いが違って聞こえるくらいに存在が希薄です。
敵陣営初登場の29話で姿を見せていなかったら「ガオウ様って本当はいないのでは? ザクロたちを操るために真の黒幕がガオウ様のふりをしてるのでは?」とが王様死亡説を疑っていたところです。

・悪役不在だった敵側に明確な登場人物が現れましたが現状では大きな意義は感じていません。
味方側のメインキャラが低調なままなのでトラメやガオウ倒して「これで悪は滅んだ!めでたしめでたし」とするための役割以上にはなれそうもないなと既に覚悟を固めています。
これで説得とか和解とかやろうとしたらますます薄ら寒いことになりそうです。

■ニコ様
・ニコガーデンの主のニコ様が卵から復活しました。
メエメエたちとの話しぶりだと立派な女王的なイメージでしが、ギャルかアイドルか?って感じのチャラけた軽いノリで意外性の有る人物でした。
俯瞰的に見ると、ギャルみたいなノリは警戒されずに近づくための偽装のようです。真の顔は為政者としての責任感で溢れているようでした。
「は?伝説のプリキュアがいる??」と寝耳に水な情報を知らされても「でも人間じゃ信用できるかわからないな…」と冷静に判断し「いざとなったらプリキュアの力を自分に戻して自分で始末をつける、ガオウには同情するけどやってることは見過ごすことはできない」と確実な手段を見据えて動く姿勢は現実的で実に頼もしかったです。
現実主義ではあるけれど「以前は失敗したけどあの子たちなら人間と動物の共存ができるかもしれない」と希望は捨てずに様子を見る柔軟さもあって、為政者としては理想的だと思います。
現状だとイロハたちへの信頼度は低くてとても世界の命運を任せる気にはなれませんが、「ニコ様が言うならまぁ…」くらいの気持ちにはなれているのはニコ様のおかげです。追加戦士ではなさそうなことが残念です。

■悟くん
・相変わらずだいぶ目立っていました。
大福と出会ったのが3年前のことで、イロハと出会う以前は動物への興味は特に無かったという話は驚きでした。
3年であれだけの知識と関心を持てるとは大した努力と情熱です。告白回といい、まるで主人公のようでした。

…やっぱりそれが問題なんじゃないかなと個人的には疑念を強めています。
この番組は「がんばれ悟くん!」じゃないので。そんな目立つ意義があるキャラじゃないと思います。目立つべきイロハやコムギが空気で、脇役に過ぎない悟くんをこんなに目立たせて何になるんでしょう。

■マユ
・昔の友達との復縁は悪くはないけど個人的には物足りない内容でした。
相手にも落ち度が有ったことにするのはリアリティを損なわずにマユの過失を軽減するには良い手だと思いますがマユを甘やかさない方向で行ってほしかったです。マユを甘やかすのはユキやイロハだけで充分です。
問題の中核である過集中について特に触れていないことも物足りませんでした。欠点にもなれば長所にもなる難しい題材だと思いますが、スタッフが自分から持ち出してきて手を付けたからにはちゃんとやってもらわないと困ります。
マユのこの件も学校でのエピソードがあればもっとスムーズだったと思います。今の学校のクラスメイトに過集中も含めて受け入れられたり、どうにか折り合いをつける方法を見つけた後だったら、今の問題を解決した後に過去の失敗の精算をする流れになってまとまりが良くなったでしょう。

・恋愛関連での悟くんへのウザ絡みは目に余りました。
普通にウザいしダメなことをしてると思います。道徳的にも良くないと思うんですけどわんプリのスタッフはこういうのをギャグとしてやっちゃうんですね…

■ユキ
・加入後も腑抜けっぷりが増す一方でした。更にメイン扱いの出番が減ったことで扱いが雑になって余計にピンと来ない内容が増えました。
ザクロ登場回のニャミーの殺す気のバイオレンスをイロハたちは見て見ぬ振りでまた呆れました。懸念どおりバイオレンスの放置はノイズが大きいです。そうまでして贖罪は避けたいんですか…

・個人回だった猫集会はユキの相手が子猫なことが不可解でした。
ユキが昔の自分と同じような境遇の独りぼっちの子猫に同情しても何も不思議はないと思います。ユキの変化を描きたいなら「昔のユキなら助けなかったな」と思うような相手にするのが妥当だと思います。
常識的に考えるなら子猫からなのは「段階を刻んだ」だと思うんですが、もう34話だったのでそうとは思えませんでした。残り1クールではあと1回個人回があるかどうかというところだと思います。刻んでる余裕があるようには見えません。
この回で「向こうから話しかけてくる人間のクラスメイト」を助けて、最後の個人回で「見知らぬ他人」を助けるくらいのペースでないとまとまらない気がします。

■バカ犬
・この1クール、仲間にすらバカ犬扱いされる以外に何をやっていたかな…?と本気で戸惑うくらいに空気でした。
自分からは学ばないし、誰かに教えてもらえることもなく、ただひたすら馬鹿なままである姿が可哀想になってきました。本当に”ペット”でしかない扱いがグロテスクに見えてきました。「動物を話せるようにしても不幸になるだけだ」という実例を見せられているんでしょうか?


■スーパー化
・プリキュアのデザインは地味だと思いました。
色はみんな白ベースになり、細かい意匠も共通化されたせいでメンバーごとの差別化が減り没個性的に感じます。
スーパー化前との差異も大きくないのでプラス要素を感じませんでした。

・必殺技もピンと来ない内容でした。
名前が「ダイヤモンドリボンキャッスル」なのにモチーフは”宝箱”で既にチグハグなのに必殺技もシャボン玉みたいなのが出てきて、各要素のつながりが全然わかりませんでした。何がどうなってるんでしょう?

■ラスト1クールに向けて
ど う に も な る 気 が し な い

・序盤からずっと感じてきた作品のふわふわ感やメインストーリーの進展の無さは何も変わらず、主人公であるはずコムギやイロハに至っては印象の悪化と空気化が進む一方です。
「ラスボスを倒して終わりかな」どころか「倒せば…終わるのかな? そもそもラスボスってガオウでいいの? ニコ様とかイロハとか戦うことになりそうな相手は他にもいるんだけど…」と名目上のゴールすらあやふやです。
主人公たちも私生活の夢や課題も無いので本当にやることが見当たりません。わんプリって日常ものでしたっけ? 日常も描かれた気がしないんですが…
考える度にいつも「びっくりするくらい何もない…」と毎クール途方に暮れている気がします。クオリティが低くてまともに終わるか不安どころか形になる気がしません。負けムードでもないのに「もうダメだ…」と絶望感に駆られています。






コメント

14 件のコメント :

  1. マルゲリータ2024年10月20日 0:21

    お疲れ様です。丁寧なことと、虚無は違うということを、改めて学びました。

    >遂に進展が!…あまり無かった

    やっと敵が出て来た!!、と喜んだのも束の間、いつもの感じになってしまって、ガッカリです。戦うことを決意して、バトルにシフトするとか、幹部との絡みとか、期待しましたが、それは終盤までお預けですかね…

    悟くん告白回(35&36話)

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  2. マルゲリータ2024年10月20日 0:33

    すいません、誤操作で途中送信してしまいました。

    >悟くん告白回(35&36話)

    まぁ、クオリティとか内容は良かったとは、思いましたが、おっしゃる通り「今そんなことしてる場合?」感と、イロハの薄さがネックでしたね。メエメエとマユの行動は、ネタにしては酷かったですね。こういう不快さの積み重ねは、上手です

    >私的キャラの面白さランキングでは「悟くん>ニコ様>ザクロ」くらいの高評価です。なお、メインキャラはもれなくランク外です。

    私も同じ印象ですね。ザクロは、見ていて面白い悪役だなぁと思いました。これで、目的のゴールがしっかりしてたらな…
    ニコ様も、ただのマスコットでは感じがして、いいですね。プリキュア化もありそうです。
    サトル君も、安定していいキャラですが、メインを喰ってしまってますね。はぇぇ、三年で知識を得たんですか、本編を観ていたはずなのに、頭から抜けていました。

    >昔の友達との復縁は悪くはないけど個人的には物足りない内容でした。

    前回おっしゃられていた、モヤモヤを解消することは出来ませんでしたね。積み重ねって、大事です。

    >ど う に も な る 気 が し な い

    虚無というか、薄っぺらい作品が多い、令和ニチアサ作品ですが、ブンブンジャーもガヴも、挽回できるような力を持った作品なので、プリキュアにもそういう作品が着て欲しいですね。次回作に期待しながら、この作品の行く末を見守っています。敵を倒しても、説得しても、どうにもならない八方ふさがり状態ですが。

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >これで、目的のゴールがしっかりしてたらな…

      ザクロは賑やかしや悪役としてはしっかりやれてるんですけど、広がりの無さは他と大差ないですね…
      友達になる気はないはずの人間の悟くんに惚れだしたり、トラメがアイスうめーってやってたり、1話単位の内容を真に受けるとゴールに向かうどころかむしろグズグズになってますし。

      >はぇぇ、三年で知識を得たんですか、本編を観ていたはずなのに、頭から抜けていました。

      そうなんです。びっくりですよね。外国語で書かれた本まで読んでるのにそんなに歴史が浅いとは思いませんでした。
      それに比べて動物病院の家に生まれて自分でも動物好きと言っているイロハさんの動物知識の少なさと来たら…

      >前回おっしゃられていた、モヤモヤを解消することは出来ませんでしたね。積み重ねって、大事です。

      特にどうもなりませんでした。わんプリ基準では比較的積み重ねがあるほうのマユでこれなんで事態は深刻です。

      >次回作に期待しながら、この作品の行く末を見守っています。敵を倒しても、説得しても、どうにもならない八方ふさがり状態ですが。

      1個くらい良いところを見せてくれるとまだ良いんですけどね。これまでの負の実績があるので期待するにはなれませんね。

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  3. お疲れ様です

    立て付け的には主人公っぽいのはいろは
    でも史上初の犬の主人公で看板にしたいからこむぎ、でも空気のバカ犬
    更に悟くんをageたいから長所が吸収されて番組の顔の筈なのに2人とまとめて空気
    猫組は贔屓したい。更に悟くんをageたいからマユが鬱陶しいカプ厨煽りを始めてやる事ないユキをこむぎの相手に

    こんな感じでなんか作ってる人たちのやりたいことがとっ散らかってますよね。
    1にカプ厨2にカプ厨で閉じ切ってて、とても人間と動物の交流をテーマにしてるとは思えません。

    人間からみたペットの扱いというグロテスクな視点ならばリアリティはあるかもしれませんが
    結局メインテーマのはずの動物を鬱陶しそうに扱ってるのが透けて見えて残念です。
    残り1クール、一体どうするんでしょうね…

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >こんな感じでなんか作ってる人たちのやりたいことがとっ散らかってますよね。

      個人的にはとっ散らかってるというよりも、「余りが出ないようにその場その場でどうにか組み立ててる」という印象です。
      普通は最初から基本セットを決めておいたり、”ツッコミ係”、”ムードメーカー”みたいに基本的な役割を決めておいたりするものなんですけど、わんプリの場合はメインキャラに動物がいるという事情があるせいか、持て余しっぷりが酷いです。

      >1にカプ厨2にカプ厨で閉じ切ってて、とても人間と動物の交流をテーマにしてるとは思えません。

      これはカップルに意味があるわけではなく、「動物に興味がない」の産物の側面のほうが強いと思っています。
      悟くんはイケメン枠で出せるのでイロハと組み合わせ、イロハが悟に取られていなくなったからコムギは相方不在で空気になる。
      ユキがプリキュア化してからは猫の姿でいることより人の姿の方が多いのは、マユの話し相手がいないからというのも理由でしょうがそれ以上に動物の姿で出したくない気持ちのほうが強いと思っています。マユの話し相手だけなら周りに人がいなければ猫のままでもできますからね。

      >人間からみたペットの扱いというグロテスクな視点ならばリアリティはあるかもしれませんが結局メインテーマのはずの動物を鬱陶しそうに扱ってるのが透けて見えて残念です。

      そういう路線ならまだわかりますけど、スタッフにそういうつもりがあるわけではないでしょうね。
      仮にやったところで現状だと視聴者的にも「捨てた飼い主はクソ!」と飼い主にヘイトが行って個人ケースとして扱われて終わりでしょう。
      あまり踏み込んだり批判的になると今度は通年シリーズもののキャラクター商売という水物を扱ってる玩具番組自体の批判や自己矛盾につながりかねませんし。

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  4. 3クール目の感想お待ちしておりました。
    ヒロプリもそうでしたが、ここまでストーリー描写を投げ出してばかりだとスタッフは「わざとストーリーを深堀りせずほのぼの回メインで作っていこう」と考えているのではないか?と思ってしまいます。
    そっちの方が子供(女児)ウケするんですかね?
    そうだとしてもターゲットを子供重視にするのであればもっとおもちゃ展開をしっかりしても良さそうなのに、おもちゃも売る気があまりなさそうなのが謎です。
    ハートキャッチくらいの頃は商売意欲が(良くも悪くも)伝わってきてましたからねぇ…

    あとこれはちょっと気になった事ですが、フクロウさんが「これは完成度が高い!」と思うプリキュアシリーズがあれば(シリーズ単位で存在しなければ単話でも)教えていただけると嬉しいです。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >ヒロプリもそうでしたが、ここまでストーリー描写を投げ出してばかりだとスタッフは「わざとストーリーを深堀りせずほのぼの回メインで作っていこう」と考えているのではないか?と思ってしまいます。

      私は違うんじゃないかなと思っています。ほのぼのじゃなくて、薄くて当たり障りのない内容をやってるだけだろうと考えています。

      >フクロウさんが「これは完成度が高い!」と思うプリキュアシリーズがあれば(シリーズ単位で存在しなければ単話でも)教えていただけると嬉しいです。

      完成度で言うなら
      プリンセスプリキュア:テーマやモチーフもストーリーも上質。
      スマイルプリキュア:メインストーリーは潔く捨てて毎回のエンタメ特化。
      ハートキャッチプリキュア:私は好きじゃないですけど完成度は高いんじゃないかと思います。

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  5. 正直に言うと、私は普段プリキュアの恋愛を見るのが好きだし、最近は多くの人がそれを楽しんでいて「百合じゃないから」という理由で嫌わないのは素晴らしいことだと思うけれど、個人的には悟いろ(悟といろは)のカップリングは好きじゃなかった。悪くないと思うし、第36話でこの二人がくっついたのは良かったと思うけど、二人のやり取りは退屈だし、彼らの関係や個人的な生活や動機、特にいろはについて語ることはあまりないと思う。

    個人的には、プリアラのリオいち(ジュリオといちか)のようなカップリングの方がよかったと思う。これは、過去の経験のおかげでお互いを理解し助け合える欠点のある二人のカップリングだったけど、残念ながらプリアラはだらだらと書かれたゴミだったから後にこのカップリングは無視されたけど、いつか似たようなカップリングができたらいいなと思う。

    そして、「最初の男性プリキュア」と同様に、いろはとさとるがメインラインのプリキュアシリーズで最初の実際のカップルになったという事実は遅すぎるように感じます。プリキュアは新しい要素を1、2回だけ使用してすぐに捨ててしまう傾向があることを考えると、おそらく非常に長い間、公式のカップルは二度と現れないのではないかと心配しています。

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    1. 私はプリキュアの恋愛に特に興味がないのであまり言えることがありません。

      >プリキュアは新しい要素を1、2回だけ使用してすぐに捨ててしまう傾向があることを考えると、おそらく非常に長い間、公式のカップルは二度と現れないのではないかと心配しています。

      私はそもそも「新しいネタ」ではないだろうと思っています。
      プリキュア5もハグプリも公式なカップルだと思いますし。気が向いたらまた有ると思います。

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    2. >私はそもそも「新しいネタ」ではないだろうと思っています。
      プリキュア5もハグプリも公式なカップルだと思いますし。気が向いたらまた有ると思います。

      正確には覚えていないのですが、ほまれとハリの恋愛は一方的だったのではないでしょうか?それに、ハグプリ全体で恋愛に重点が置かれていたとは記憶にありません。

      また、プリキュア5とハグプリの間、ハグプリとわんプリの間のギャップも長かったです。

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    3. >ほまれとハリの恋愛は一方的だったのではないでしょうか?

      私が指しているのは「ハナとジョージ(推定)」のことです。

      >それに、ハグプリ全体で恋愛に重点が置かれていたとは記憶にありません。

      ハグプリは恋愛中心の作品ではないと思います。私もそう思います。
      しかし、わんプリも全体として恋愛に重点が置かれた作品ではないと思いますが…?
      むしろ恋愛要素のほうが唐突な場違いな要素のように私は感じています。

      >プリキュア5とハグプリの間、ハグプリとわんプリの間のギャップも長かったです。

      ハグプリとわんプリは5年なのでキッズアニメでは普通だと思います。モチーフの重複制限がだいたい4年くらいなので5年は誤差の範囲だと思います。
      プリキュア5からハグプリは10年ですが、匿名さんが判定に入れていないだけでハートキャッチやハピネスチャージも恋愛要素はそれなりに取り上げていたと思います。そこまで細かい制約を設けると、もはや好みの問題で規則性を期待するのは無理があると思います。

      削除
  6. >しかし、わんプリも全体として恋愛に重点が置かれた作品ではないと思いますが…?

    コムギが人間になりたかったのは、いろはともっと一緒に過ごすためだったことを考えると、いろはと悟の恋愛は、悟に対する嫉妬など、コムギに初めての個人的な葛藤を与える可能性があると思います。
    でも、そんなことは何も起こらなかったので、少し場違いな感じがするのは同意しますが、正直言って、私にとってはわんプリを台無しにするものではありません。

    >そこまで細かい制約を設けると、もはや好みの問題で規則性を期待するのは無理があると思います。

    うーん、仕方ないですね。恋愛関係でなくても、登場人物の成長や動機付けに欠かせない男女関係が好きなので、リオいちを例に挙げました。
    実際、私がほまれとハリの関係を好きになったのは、一方的な恋愛関係だからではなく、彼らのやり取りが楽しかったからで、ハリはほまれの告白を断ったものの、それでもほまれにとって素晴らしい友人だったからです。
    私は、いろはと悟の関係を、友達としてであれカップルとしてであれ好きになりたかったのですが、彼らがどのようにお互いを助け合えるのかわからなかったので、あまり好きではありませんでした。

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  7. こんばんは。わんぷりが何を目指して制作されてるのか、そこをスタッフの誰も分かってないっていう状況が断続的になっている気がします。

    ペットと人との絆?
    分け隔てなく動物を愛でること?
    まさか、ちゃっちい恋愛小説?

    こんなテーマをプリキュアとして昇華させるには、あまりにも稚拙な判断だったと思います。

    まもなく来年の作品タイトルが発表されるとは思いますが、最近多めな変化球ではなく、少しは直球に寄せたテーマであることを願います。⚾

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >わんぷりが何を目指して制作されてるのか、そこをスタッフの誰も分かってないっていう状況が断続的になっている気がします。

      私は「ローテ陣など末端はわかっていない」であり、「監督やシリーズ構成など上層部は考えがバラバラにやってて統一されていない」のだろうと思っています。
      匿名さんが「状況が断続的になっている」と感じたのはシリーズ構成の成田さんの登板が幹部初登場回や告白回の後編など登板回数自体が断片的なことが主な原因ではないかと思います。

      >こんなテーマをプリキュアとして昇華させるには、あまりにも稚拙な判断だったと思います。

      私はテーマ自体は問題だとは思っていません。
      「動物って可愛いよね」や「ペットがいるとこんなに楽しい!」で終わってもそれはそれで別にいいと思っています。風呂敷を広げようが小さくしようが、しっかりやりきることがまず重要だと思います。わんプリは方向性すら感じられていないのでそこが一番の問題だと思っています。

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