『仮面ライダーガヴ』 第8話「デュアル チョコレイト」:感想

2024年10月20日
■今後に必要な要素の総まとめ
・次回は脚本がシリーズ構成の香村さんではなく金子香緒里さんが書くようです。
それもあってかこの前後編はガヴとヴァレンの関係、ショウマの普段の生活ぶり、ストマック家やグラニュート全般、幸果の話など当面の基礎部分になる話をまとめて片付けていて、慌ただしくまとまりがない感じがしました。それぞれの悩みなどリアリティのある内容を増やした分、幸果でまとめるのは難しくなってしまった印象です。

・8話まで単独脚本が続いたのでまさか全話香村さん単独でやる気なのかと疑問に思っていたのですが全話単独ではありませんでした。
今回の急いでまとめたことが後の脚本家が手を付けやすいようにという配慮なのか、全部自分でやらないと気が済まないワンマン体制の現れなのか。
これまでの実績から香村さんのローテ陣の扱いには不安が大きいですが、ガヴではどうなるでしょうか。

■幸果
・やはりちょっとしたトラウマがありました。
「励まそうとはしてるんだけど言われた側には見当違いなことで善意が空回りしてしまい、それを『幸果は良いよね。悩みが無くて』と返されることが多いことも嫌ってる」
というものだったようです。社長という立場で現在進行系の悩みを抱えているのは悪くないですね。問題を抱えたままでも今できることをやろうとしてきているところは好感が持てます。

■グロッタ
・強いですね。武器がなくてもヴァレンを圧倒できそうなくらいでした。鎌よりも蹴りや頭突きのほうが印象に残りました。見た目とは裏腹にバトルスタイルはヤンキー系な印象です。
改造とか無しであれなら父親がショウマを「鍛えてやる!」と言っていたのも理解できますし、グラニュート基準で考えられても母親は困るわけですね。ショウマが人間基準の肉体だったら特訓中に死んじゃうでしょう。

・ヴァレンを倒したのにトドメを刺さないことは不思議でした。
あえて邪魔者を放置して家族を失脚させたがってるとか目的があるんですかね?
クビにした後の双子への態度も優しさなのか、独占欲や見下したいだけなど邪なものなのか判別がつきませんでした。あまり良い人には見えない外見と言葉遣いですが具体的に何かしてるわけではないので余計な先入観は持ちたくないですね。

■バトル
・怪人の仕掛けは分身作成能力でした。前回のもどこかのタイミングで分身と入れ替わってたってことなんですかね。

・怪人とのバトルはいまいち説得力が薄く感じました。
魚の群れ相手に銃でちまちま撃つのは有効でないように感じました。ヒリヒリチップスの炎で焼くとかチョコダンの必殺技で包み込むとかしたほうが効果的じゃないかと思いました。

・打開のきっかけになったペンキも不自然に感じました。
幸果は近くに来るまで怪人がどこにいるかもわかってなかったでしょうからアトリエから持ってくるのは奇妙でしょう。化け物を追いかけてるなら武器を優先するはずですし。
ペンキを塗るような作業中の現場ならペンキが置いてあってもおかしくないでしょうが、倉庫のようでそんな感じの場所ではありませんでした。この辺は脚本と撮影の齟齬が原因でしょうか?


次回はハロウィン回でガヴのキャンディの新フォームが出るみたいです。
脚本もローテ陣になるみたいなので”通常運転”って感じになるんでしょうかね。話数的には節目の12話頃が近いのでまたすぐに香村さんに戻りそうですけど。
次回予告の感じだと双子がもうやられるのかな?と思いましたが、東映公式ページには普通に怪人っぽいのが映ってますね。双子が変化した姿にしては雑魚っぽいですし、双子本人が戦うのはまだっぽいです。





コメント

2 件のコメント :

  1. 風都探偵がYoutubeで配信されてますけど、見てますか?

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    1. アニメ版の話ですかね? 見てないです。
      漫画の方も特に見る気はありません。

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