『わんだふるぷりきゅあ!』:第一印象

2024年3月8日
『わんだふるぷりきゅあ!』を5話まで見た時点での感想です。

■安心して見れるクオリティ
・第一印象としてはキャラもストーリーも筋書きがしっかりしていて安心見れる内容だと思いました。
1話は主人公である犬のコムギが何を思い、何を求め、なぜ変身できたかを30分かけて描いていて導入が滑らかでした。
2話ではパートナーである飼い主のイロハ側の「凶暴化した動物は助けたいけど、自分の望みを叶えるためにコムギが傷つくのも嫌だ」とツッコミどころを潰しつつ、イロハからコムギへの思い入れとなぜイロハも変身したかが理解できる内容になっていて2話も飲み込みやすい展開でした。

■段取り臭さとボリューム不足は気にかかる
・1話ごとの展開が丁寧でわかりやすい反面、段取り臭さと1話あたりの要素の少なさに引っかかりを感じるところもあります。ここまでの5話を振り返ってみると、
1話:コムギの紹介。変身したい理由。コムギとイロハの関係や思い入れ。
2話:イロハの紹介。
3話:悟くんの紹介とニコガーデンなど基本的世界観の説明。
4話:マユの紹介。イロハなど他キャラの掘り下げも。
5話:ロッド登場。
と優先順位の高い順番から順々に取り組んでいます。その一方で展開の”順番待ち”も発生しているように感じました。

・一番顕著なのはコムギの願望だと思います。
コムギが人間になりたいと思ったのは飼い主のイロハが学校に行ったり外で友達と遊んでいる間に寂しい思いをして、「自分も人間だったらもっと一緒にいられるのに」と思ったからでした。プリキュアになったことでプリキュアとは別に人型になれるようになって望みが叶ったはずなのですが、実際に出かけたのは4話になってからでした。しかも最初は犬の姿で出かけていて、人型になった理由もお店がペット同伴禁止と知った後に出直してきたからでした。
個人的には1話の願望が果たされるのが4話というのは遅いと思いますし、比較的わがままを言うコムギが文句一つなく大人しくしていたことに違和感を感じました。
こんな具合に要素を投入するタイミングの感覚が合わないと感じることが何度かありました。1話ごとに出す要素が絞られていて今回は誰がメインで何が主題かわかりやすい反面、「それは後でやるんで」と順番待ちにされてる要素も目立ちます。全体としては”無駄の少ない効率的な構成”だと思うんですが、効率性を重んじる姿勢自体が感情重視のお話とミスマッチな気がします。

・5話までの間で私の一番気にいっている場面は、コムギとウサギの大福が特に意味もなくドッグランで走っていたシーンです。ストーリー上の意義は特にありませんし、別に走らなくても良かった場面です。そういう他愛ない光景のほうがわんプリのストーリーの方向性には必要なものじゃないかと思います。
子供向けですし、わかりやすさ優先でも動物との触れ合いやコムギとイロハの日常などエンタメであり主張の補強にもなることはもっと入れていったほうが良いと思います。思想性が強めの作風なので緩和にも役立つと思います。

■バトルではなく捕獲
・現状のわんプリの特徴は「バトルが無い」ことが挙げられます。
出てくる敵は凶暴化(ガルガル)したメルヘン世界の動物たちで、プリキュアは戦うのではなく抱きしめたり撫でたりして落ち着かせることで浄化します。浄化技バンクも今のところありません。

・アイディア自体の是非はまだ判断するには早いですが、少なくとも現状では面白いと思えたことがありません…
普通にバトルするほうが良いかどうか以前に「盛り上がらない」ことがだいぶよろしくないと思います。要因は既にいくつも顕在化しているように感じています。
 展開が基本追いかけっこだけでワンパターン。
 攻防もフィニッシュもないからメリハリに欠ける。
 あっさり捕まえるかダラダラ長引いて演説してからようやく捕まえられるかでどちらにしても退屈。
などなど、「バトルしない」というコンセプトから予想される問題は一通り網羅してる感じです。最初から目に見えてる落とし穴にハマってるのは印象が悪いです。

・個人的には「敵の目的がほぼ無い」ことが特に大きな問題になっているように感じています。目的というのは「人間からエネルギーを奪う」とか「街を破壊する」といった漠然としたものも含みます。
通例から”敵”と書きましたけどわんプリはそもそも敵じゃないんですよね。理性を失っているだけで目的は無いので意欲的な破壊行動を取ったり人間に襲いかかったりしません。回によっては「敵はひたすら逃げてプリキュアに追いかけられる」を数分間繰り返すだけになります。リアルで逃げた猫を追いかけるのと大差ありません。
リアルの動物なら人間への恨みが~とか生活環境を人間に奪われて~とかそういうのが定番ですけど、正気なら普通に人語をしゃべれる異世界の知的生命体なのでそういうのもやりようがありません。
これで凶暴化した動物の元凶やその目的とかも一切出てきてないので本当に「捕獲」としか言いようのない、”バトルのようなもの”が続いています。
もうコンセプトレベルからやりようが見当たらなくて何をどうすれば面白くできるのか私にはわかりません。
3話では動物の習性や正しい触り方の紹介などをしていたので知育路線でいくのか?と思いましたが4話も5話も全然そんなことはありませんでした。スタッフが何をするつもりなのかすらよくわかりません。
ストーリー面でも不安を感じました。最初は「ガルガル化してるから凶暴になって目につく物を攻撃します」と言っていたのに2話後には「怯えてるだけだから逃げるだけで何も壊しません!」となって作中でも「ガルガルなのにガルガルしてないね」とか言っていたことには不安を感じました。手探りどころかノープランで進めてませんか…?

・退屈過ぎて普通のバトルに切り替えるにせよ捕獲にメリハリをつけるにせよ、早くアイテムが出て欲しいと思ってしまいました。
いつもだと肉弾戦のほうが好きだからアイテムなんて出ないでくれ~って思ってるんですけどね。3話見た後にはもう飽きたを越えて退屈してきました。
5話で念願のタクトが出たんですけどイメージとまた違う使い方みたいでまた困惑しました。「ウサギアニマルを使うと耳が良くなる!」みたいな一時的なパワーアップアイテムのようで捕獲の問題点が特に解消された気がしません。5話も結局「(音で居場所を特定して)そこだ!はい、捕まえた~」で終わっていて、これは演説し始めるまで追いかけっ子が進展しなかったのがロッドでパワーアップするまで進まなくなるだけなんじゃないかと思えて不安が増しました。

・悪役不在自体は「1クール目はプリキュア側の紹介やアイテムの販促で忙しくて悪役に割く時間はどうせないんだから2クール目頃から事件の黒幕として登場させるほうが存在感があるうちに話を進められて良い」といった割り切りでやってるなら有りだと思うんですが、悪役不在の状況での序盤のバトルの盛り上がらなさは予想以上に厳しかったです。
構造的に「元凶だと思っていた敵を倒したら尖兵に過ぎなかった!」みたいな流れでないと間が持たないのかもしれません。
バトルに限らずストーリーもなんですが、物語の全体像が見えてこないので進展感に欠けているように感じています。人型になれたコムギの喜びなり、マユの救済なり、個人単位の規模でもいいから明確な進展が欲しいと感じています。

■感覚が合わないっぽい
・スタッフと価値観が合わないと感じた部分はあと2つあります。「メエメエへの態度の悪さ」と「コムギの人型化の意義」です。
メエメエは羊の執事で浄化で最初に助けられたメルヘン世界の住人です。基本的な役割は異世界のあれこれやプリキュアが何をすると復興が進むか教えてくれるナビゲーターです。

・問題はメエメエが話している最中なのにイロハが無視して帰ることが2回もあったことです。なんでわざわざそんな態度の悪いことをさせるのか理解できません。
メエメエは自分の都合ばかり押し付けてきて嫌なやつだと思います。「プリキュアがそんなことしてはダメ!」「私の話を聞いてください!!」などとヒステリックに叫ぶ割にはプリキュアへの感謝が薄いようにも感じます。
イロハがメエメエを嫌っていてもそれは何の不思議もないと思います。あんなメンヘラ羊は嫌われて当然です。
ですが、嫌なやつだからといって悪い態度を取っていいことにはならないと思います。嫌なら「それ嫌だから止めて!そっちの都合を押し付けないで」と面と向かって伝えるのが真っ当な対応だと思います。その上で退席するならば何の問題もないと思います。
「こいつはイジメていいやつです」みたいな雰囲気が不快です。基本的に「主人公たちは正しいことをしています」という全肯定のノリでやってる作品では許されない行為だと思います。プリキュア5でもこんな感じの「これ要る?」と思うようなギスギスやトゲトゲしいのがあった気がします。成田さんの作風なんでしょうか。

・「コムギが人型化した意義」は半分は好みの問題で、残りは立て付けや掘り下げの問題です。
せっかく人型にもなれるようになったのに1話から後もやりたかったことをあまりやれていません。ストーリーは構成に必要な話中心に進んでいて、学校にも行っていないし、一緒に出かけるのも犬形態のほうが多いです。これでコムギは満足なのかなと不思議に感じています。
おまけにも犬状態でも人間の言葉を話せるようになったことが更に人型化する意義を失わせているように見えます。特に飼い主のイロハのほうが犬形態と話すことでだいぶ満足しちゃってるので人になる必要性がますます無くなっていっています。コムギのほうもわざわざ犬に戻って走り回ったりすることがよくあるので元から薄い人型の意義が減る一方なように見えます。

・個人的な好みとしても「しゃべれない犬>しゃべれる犬>>>人型」という印象です。
1話の言葉はしゃべれないけど仕草や鳴き声の声色で感情を表現していたときのほうが一番面白かったです。次点でおしゃべりに加えて身体全体を使ってコミカルに動いたりできる犬形態で、人型になる魅力は特に感じたことがありません。
人型になるのはコムギの意向なので「犬でいてくれ」なんて言う気はありませんが、人型に特に魅力を感じないのも事実です。せめてコムギが人型になって生活を楽しんでる描写をもっと増やしてほしいです。

■イロハはどう思っているの?
・コムギ関係で気になるのはイロハの気持ちです。
イロハは基本的に”良い子”で今のところ「困っている動物を助けたい」「でもその過程でコムギに傷ついてほしくない」といった善良さ以上の自我をあまり感じたことがありません。
善良で現状への不満も特に無いなんだから自己主張が少ないのは当然だろ。と言えなくもないのですが、コムギとの関係性においては問題になるかもしれないと感じています。

・二人の間のズレは既にあるように感じています。
イロハは「動物を助けたい」と博愛的に考えている一方、コムギはあくまで「イロハが助けたいって思ってるから手伝う」というイロハ中心の考え方で動いています。日常ではコムギは人型になったら一緒に過ごせる時間が増えて嬉しいと喜んでいる一方、イロハは「コムギが満足してくれて嬉しい」程度でイロハ自身にとっての楽しみは薄そうでした。
大前提が「ペットと飼い主」であり、全体のノリも啓蒙寄りで「飼い主にはペットが幸せになるようお世話する義務がある!」みたいなことを言い出しても不思議じゃない雰囲気なのでこの認識のズレは気になります。「ペットは人間を幸せにして、人間はペットを幸せにする。それが正しい関係!」みたいなノリなのかもしれませんが、それはそれで私にはきついです…

■1クール終わってからが本番?
・今のところは話もキャラも動いている感じが薄いです。大きな不満はないけど「ここが良い!」と思える部分もあまり出せてない印象です。
ストーリー展開やキャラ描写など基礎的なところはベテランらしくしっかりしていると思うので、一通り設定の導入と初期の販促が終わる2クール目からに期待したいです。


デザイン

・基本的にはプリキュアらしいデザインだと思いました。
非変身状態は垢抜けない感じで、変身すると派手になります。特にわんプリは非変身状態の髪の毛の色合いも地味にしてあるようなので地味さはいつも以上だと思います。
個人的には変身後もやや地味な感じに見えます。フレンディとかもっと髪の毛を明るい色合いにしたほうが派手だと思います。彩色の手間の問題でしょうか? 変身前のイロハのほうが可愛いように見えるので見た目はちょっと微妙な印象です。

・コムギは変身後が目立っていて順当だと思います。オーソドックスなピンクプリキュアという感じで良いと思います。
コムギの変身前の人間形態は地味過ぎる印象です。色が少なく感じます。キャラ的にもビジュアル的にも犬形態のほうが良く見える一因な気がします。

■大福
・今のところ一番可愛いと思うのは大福です。
あのムスっとした感じの目つきが可愛いです。いかにも楽しそうに見えるときですら表情は憮然としているところが動物らしくて好きです。
可愛さ的にはもっと出番が増えてほしいんですが、物語的にはプリキュアにならないなら出す意義が薄いので出番が多いと困ります。痛し痒しです。
適度にコムギの遊び相手で背景に映っているくらいがちょうど良さそうなんですが、推定プリキュアのユキがレギュラーになるとユキでやるべきことになっちゃうんですよね…


コメント

10 件のコメント :

  1. マルゲリータ2024年3月8日 20:26

    感想お疲れ様です、待ってました!

    >1話ごとに出す要素が絞られていて今回は誰がメインで何が主題かわかりやすい反面、「それは後でやるんで」と順番待ちにされてる要素も目立ちます。

    そうなんですよね、丁寧なんですけれども、テンポが悪くなってますね。

    >バトルではなく捕獲

    キラプリと同じように、事件の黒幕が出てくるんでしょうかね。
    ジュリオは、とても面白いキャラだったので、「好き」だけじゃないことを示してくれるキャラが出てくれると嬉しいです。「俺は、お前も動物も大嫌いだぁ!!」って
    解決法は、あっさりしていて残念でしたが。

    次回は喧嘩回だそうですが、少しでもコムギに対するモヤモヤが、解消されるといいですね。

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >ジュリオは、とても面白いキャラだったので、「好き」だけじゃないことを示してくれるキャラが出てくれると嬉しいです。「俺は、お前も動物も大嫌いだぁ!!」って

      そういうキャラを出すのも良いでしょうね。
      ただ、「生き物」という概念でくくると「人も動物も命に貴賤は無い!」みたいな一般論になりそうですし、「ペットと飼い主」という上下関係に焦点を当てるとどうしたって傲慢さや階級制度地味たところは消しきれないんで煮え切らない答えになってしまいまそうな気もします。
      何もしないと「ペット可愛い!」で終わってしまうので何か上手いことやってくれるといいんですが。

      >次回は喧嘩回だそうですが、少しでもコムギに対するモヤモヤが、解消されるといいですね。

      はい。コムギを不満をぶつけるなり、イロハが自分の思考に自覚的になるなり、何かあると良いなぁと思っています。

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  2. こんにちは。

    わんぷりの面々がバトルをしないで、暴れてる動物を抱き締めて浄化するのは、今から20年前に放送された、初代プリキュアのEDの歌詞の一部「戦うより抱き合いたい」を意識しているものだと思われます。

    あと、普通に拳を交えてバトルすると「プリキュアが動物虐待を肯定してる!」と茶々をいれる偏屈な団体が現れるのです…

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >普通に拳を交えてバトルすると「プリキュアが動物虐待を肯定してる!」と茶々をいれる偏屈な団体が現れるのです…

      私はこの意見には説得力を感じません。
      過去のプリキュアには動物から生まれた怪物もいたと思います。動物を主要テーマにするにしても「動物から怪物を生み出す」というプロセスにすれば問題ないはずです。バトルしない理由にはならないと思います。

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  3. はじめまして
    アニメ情報誌のプロデューサーインタビューによると、わんぷりがバトルをしないのは相手が動物ということもあるのですが、もう一つの理由として前作のひろプリがヒーローテーマのバトル多めの作風だったので今作は逆に「バトルをメインにせずチェイスアクションを主体にする」という方針だからだそうです。プリアラの肉弾戦封印同様にそれが「今年のチャレンジ」だとも。

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    1. mikaさん、はじめまして。

      そうなんですか。試み自体は理解できますが、クオリティを伴わないのでは意味がないと思います。5話にして印象が「追いかけっこに飽きた」じゃなくて「追いかけっこが面白くない」では話にならないと思います。

      そもそもお話自体は追いかけっこじゃなくて捕獲を目的としているように見えます。本当に追いかけっこならしっかり触った時点で終わらないとダメでしょう。立て付けからダメだと思います。

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  4. 執筆お疲れ様です。
    この記事を読んでいて「いろはがメエメエに嫌な態度をとっている」という所に少し引っかかりました。

    私は筆者ほどプリキュアが正しさの権化だとは思ってないし、序盤でのことなら尚更だとも思うのですが、そもそもメエメエが無視されるのは自業自得だと思うのですが。
    メエメエが主張している内容が悪いというだけの問題ではなく、メエメエ自身が帰ろうとするいろはを引き留めたことが無いという事はメエメエはいろはのそういう素振りにすら気づかない位には相手の事を見ていないのであって、それはいろはの事を無視しているのはメエメエの方なのではないかと思いました。
    そりゃ相手だって向こうが用がある事がわからなければ帰るのだから、メエメエはせめて相手の様子を見て「話があるからちょっと待って」という声かけ位はするべきでは。
    ただいろはに言える事は別れるなら別れるで挨拶はするべきですね…

    枝葉末節が気になっていてすいません。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >メエメエが主張している内容が悪いというだけの問題ではなく、メエメエ自身が帰ろうとするいろはを引き留めたことが無いという事はメエメエはいろはのそういう素振りにすら気づかない位には相手の事を見ていないのであって、それはいろはの事を無視しているのはメエメエの方なのではないかと思いました。

      これは事実把握を間違えていると思います。
      「メェメェがいろはを引き止めたことがない」と匿名さんは書かれていますが、4話で話してる途中でプリティホリックに行くために帰ろうとするイロハを「え?!どこに行くんですか?!」と引き止めていますし、「それ今行かないとダメなんですか…?」と遠回しに反対もしています。その後で悟に対して「イロハが全然話を聞いてくれない」と嘆いてもいます。

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  5. 私はバトルが捕獲に置き換わるのはメインターゲットである子供のためなんじゃないかと考えています。子供としても可愛くて癒やされる浄化の仕方ですし、保護者視点で見ても平和な解決方法なので見せやすいんじゃないかと。実際前作のひろプリと比べて子供ウケ的な観点では評価が良いそうです。

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    1. そういう理由なのかもしれませんが、私は懐疑的です。理由は主に2つあります。
      A)プリキュアでやる意義に疑問を感じる。
      B)子供がバトルを求めていないという判断に疑問を感じる。

      「プリキュアでやる意義」は言葉どおりの意味です。アイドルものとか女児向けの作品は今までも今もありますよね。新番組じゃなくて”プリキュア”でやる意義がわかりません。バトルは受けないと本気で思うなら追いかけっこすら止めるべきだとも思います。半端に半端を重ねていて半端過ぎます。

      Bの「子供はバトルが嫌い」という話にも疑問があります。根拠は『鬼滅の刃』です。
      バトルどころかバイオレンスと言っていいくらい流血などもある作風だったはずです。ですがドンジャラや明らかに女児向けと思われる恋柱の剣の玩具などもあったので子供人気があるのは明白だと思います。

      以上の2点から、仮にスタッフがそう考えていたとしても主張の正当性には疑問を感じます。

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