『爆上戦隊ブンブンジャー』 第2話「情報屋は認めない」:感想

2024年3月10日
■今回はいまいち
・射士郎の真意を後で回収する構成一本では牽引力が弱いと思いました。
現状では射士郎にそこまで興味を持てていません。大也を最初から出しておいて「射士郎が言うなら任せるさ」みたいに視聴者と未来は置いてけぼりでも「大也がそう言うなら…」と思える余地が必要だった気がします。

・怪人も吸い込むだけで脅威度が低かったので緊張感に欠けました。人が吸い込むなれるのは危険そうでしたけど、一度抑えちゃえば戦ってる間は被害が出そうな感じはしませんでした。
ゴミタンクを外すために手間をかけて満タンにさせた理由も弱く感じました。引っ張るだけで外せるなら最初の時点で無理やり外しても良かったんじゃないかと思ってしまいました。「ゴミを吸い込むとランプのゲージが上がっていき、満タンになると自動的にタンクを外せるようになる」みたいなギミックが欲しかったです。射士郎もそれを見抜いたことにすれば手間をかける理由も荷物を安全確実に回収するためで済む気がします。

・お金持ちネタが多かった気がするので私がそこに魅力を感じていないこともいまいちに感じた要因の一つかもしれません。

・射士郎の話がメインなら「射士郎の目的は他人の幸せを守ること。だから周りの被害を最優先で考えるし、依頼の達成も完璧にやろうとする。最後の依頼人のくだらない種明かしも射士郎は笑わない」みたいな話のほうがわかりやすかった気がします。
断片的な過去描写からすると射士郎は命の軽いハードな世界で生きてきたようなのでそういう方向にはしないんですかね?

■前向きさは良いかも
・最後の依頼内容に呆れつつも依頼人の笑顔を思い出して「私、届け屋の仕事好きかも」と未来がつぶやくところは爽やかでした。
最近の戦隊はバトルへの姿勢も消極的で「襲ってきたから仕方なく戦う厄介ごと」みたいな扱いが多かったので「依頼人のためにやるぞ!」という前向きさが感じられることが思いの外、印象にプラスに働いている気がします。

■真の目的とはいったい?
・未来同様に変身システムや車を作った理由は敵に備えるためだと思っていましたが、本来の目的は別にあると大也とブンブンから明言されました。いったい何でしょう?
届け屋だからブンブンを故郷に届けることでしょうか?
それとも地球と宇宙の技術を合わせて最高の車を作ることでしょうか?
あるいは地球を守るなんて小さなことでなく、ギャングを滅ぼすとか宇宙を救うなどもっとスケールが大きいということでしょうか?
戦隊だと防衛がメインなことが多いので気になる展開です。

■人名じゃなかった
・ミラは外人みたいだし、タイヤと完全に同音の大也も苦しいけど、シャーシにかけて射士郎はさすがに無理があり過ぎない?と思っていましたがさすがにあだ名でした。
射士郎でイシロウという読み方もかなりきつい気がしますが、名前には他にもまだ意味があるんですかね? 元々はヒットマンとかスパイなど銃を扱う裏稼業でそこから変わったことも含めてシャシロウと呼んでるとか。

■調達屋
・1話にも出ていた飴を舐めてる男は”調達屋”だそうです。
ストーカーや過激なファンじゃなくて良かったです。店ごと買ったりするのは手続き的には無理がある気がしていたので整合性の面では便利そうです。たぶん法的には役所側の手続きが終わってないうちに使ってるから依然として問題はあるんでしょうけどその辺の裏工作も含めて調達屋の仕事なんでしょうかね。

・いかにもオレンジに変身しそうな感じですけど、加入の過程はどうするんでしょうね?
既に知り合いで変身姿を見ても驚かない関係となると最初から仲間として戦闘に参加してないことが奇妙に感じます。
「金のために協力してるだけ」など今は参加しない理由があって、キャラ紹介や好感度アップも兼ねて加入話を改めてやるんですかね?

■上には上がいる
・敵幹部たちは”サンシータ”って弱そうなグループ名だなと思っていましたが、本当に組織の三下だったようです。
上位の幹部がいるし、その上に更に組織の大ボスがいるようでした。とりあえず幹部勢がどう転んでも敵には困らなそうですね。

■そうなんだ
・自転車に乗る警察官が帽子ではなくヘルメットを被っているのを見て私は少し違和感を感じました。でもおかしくないみたいですね。
実際の警察官もヘルメットを被るらしいです。知りませんでした。

■アクション
・タイヤを駆使したアクションが多かったです。
前回はシールドや拘束に使っていましたが、今回は直接タイヤを飛ばして攻撃にも使っていました。思っていた以上に便利ですね。
定番のスライド走行も普通なら無理のある体勢のまま動くのに使ったりしていて良かったです。

・銃モードの必殺技は画面に弾痕を刻んでブンブンジャーのマークにするのと弾丸を同じ場所に撃ち込むのが連携技っぽくて良いと思いました。
個人的にはハンドルを回して弾丸の軌道を操るところが気に入りました。ハンドルの形に意義が感じられて良いと思います。

・等身大戦でロボパーツのワゴンを活用したことには驚きました。やっていいんですね。
一歩間違うと「車のほうが強くね?」となりかねませんが大丈夫でしょうか。周りの被害や環境などシチュエーションで対処してくれると説得力が増していいのですが。

■巨大戦
・今回は無いかと思ってました。
大して被害を出してないうちに止められたからギャーソリンが溜まってないと思っていたんですがそうでもなかったようです。怪人を生み出したのは廃工場らしき場所で市街地ではなさそうだったので市街地に来るまでに貯めてあったんでしょうかね。
途中でワゴンやワゴンに乗り込むブルーのバンクがあったのは巨大戦の代わりかと思ったのですが違いました。


次回は未来が自転車で運ぶ依頼のようです。
3話にして随分ゆるい感じのが来ましたね。見たまんまゆるい感じで終わるのか、「新米で今はこのくらいしかできなくても依頼を引き受けたからには絶対届けてみせる!」みたいな未来の意気込みを感じさせる話になるのか、どうなるでしょうか。






コメント

2 件のコメント :

  1. こんにちは。ブンブンジャーは今のところ脚本の破綻が生じていないようで、ホットしました。
    昨年の序盤なんて、キャラクターだけ増えていってただただ歯がゆい時間が続いてましたからね…

    ブンブンジャーはプリキュアみたいに、初期戦士でも初変身のタイミングを遅らせるのかな?相変わらずここの目的はよく分からないです。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。

      >ブンブンジャーは今のところ脚本の破綻が生じていないようで、ホットしました。

      今のところはスタッフの考える優先順位で話を進めていってる印象ですね。好き嫌いはあれど理解に苦しむことはありません。

      >ブンブンジャーはプリキュアみたいに、初期戦士でも初変身のタイミングを遅らせるのかな?相変わらずここの目的はよく分からないです。

      たぶんゴーオンジャーみたいに
      「後から加入する戦士のロボ=2号ロボ用や放送開始より少し後で発売する換装パーツ扱い」だからロボの販売スケジュールに合わせて戦士も登場させたいって話じゃないかと私は考えています。戦隊の場合、最近は実際に発売される個人用装備もないですからね。ロボの販促中心で回しているだけだと思います。

      プリキュアのほうはキャラグッズやなりきり衣装もありますし、わんプリの場合はマスコット玩具や変身アイテムも追加でありそうなので分散しているのだと思います。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。