『爆上戦隊ブンブンジャー』 第3話「運転屋が止まらない」:感想

2024年3月17日
■軽いノリとはミスマッチ感
・予想通り未来中心の軽めのお話でした。
未来と大也の勘違いとか前回の射士郎の未来周りのフォローなど相変わらず卒のない構成でした。タイトル通り「運転屋が止まらない」話でした。

・個人的には軽めのノリに乗り切れないところがありました。
台詞がかっちりと決まり過ぎていることが原因なのか、役者の演技が硬いのが原因なのか判別がつきませんが、違和感を感じてスムーズに受け止められていません。頭では理解できるけど楽しめるほど馴染めていない感じです。この辺はアニメ的な文法に則っていて実写に馴染ませられていない印象です。

■大也
・「自分で受けた仕事なら自力でやれ」と突き放しておいて影では調達屋にサポートを頼んでおいたり、射士郎に未来への態度の話をしておいたり、手厚いサポートで常識的なように見えました。
元々唯我独尊な俺様タイプかと思っていたら初対面の荷物である未来にも親身になっていて思っていたより優しいと感じましたが、優しいどころかかなり面倒見が良い人物ですね。

■ギャーソリン不足
・やっぱり巨大化した怪人を倒されるとギャーソリンは手に入らないんですね。今回も上級幹部のマッドレックスに怒られていました。
このままだと敵側の話の進展が滞るんですけど、どうするんでしょうね?
怪人を逃すのは戦隊側の失敗になってよろしくありませんし、気づかぬうちにこっそり稼がれても正義の味方としては頼りなく感じてしまいます。
「成果の上がらない現場に業を煮やして自らやってきた」と上級幹部参戦の前フリにしたら主人公側に落ち度もつけずに話を進められますかね?

■アクション
・今回も等身大戦が良かったです。
ピンクに特に指示は出さずに直接触って避けさせたり、コンビネーションでもピンクの動きが活きるように敵を吹き飛ばしたり、見るからに「新米を助けるベテラン」という感じがして良かったです。

・銃と剣の切り替えもスムーズで、足や背中のタイヤも使ったり使わなかったりで場面ごとに目を引くアクションが多くて楽しかったです。

■ブンブンクラシック
・剣になったらワゴンの手で持っていて、あれ?と思いました。
腕ごと換装じゃないんですね。この手の換装は腕部ごと換装だと思いこんでいたのでレッドがクラシックに乗り込んだときには「レッドが乗って換装したらピンクはどこに行くんだ?」と不思議に思っていました。

・ゲートモードをちゃんと経由することもちゃんとしていて驚きました。
玩具的にはゲートモード通過時に変形ギミックのボタンが押されるから通さないと玩具との整合性がマズイらしいです。戦闘中にもやるとはちゃんとしますね。
戦闘中にやるには無防備過ぎる気がしますが、そういう展開も今後あるんでしょうかね。

・個人的には「二刀流には二刀流だ!」というのが久しぶりな感じだけど良いなと思いました。
新アイテムの登場では定番中の定番ですけど、最近そういうの全然ありませんでしたからね… 定番だろうが何だろうがやるべきことはやったほうが良いなと再確認しました。

■古時計苦魔獣
「動かなくなった古時計だから動いているものを見ると止めたくなる」という性格が面白かったです。年寄りと老害もかけてるんでしょうか。
錆びてるからネジが外せないネタも1話みたいにドライバーを使えない理由になっていて良かったです。

・見ている間は「10時10分は古い。今は9時15分だ!」が何の話かわかりませんでした。「時間的に早いから上ってこと???」みたいに混乱してました。
真相は”ハンドルを持つときに手で握る位置”の話だったそうです。常識が古いってことだったんですね。なるほど。


次回は警察の捜査官?に未来が捕まるみたいです。あの警察官のお兄さんがブラックになる下地作りですかね。
たぶん「警察と異なる”正義の味方”の意義とは何か?」といった話も進めるんでしょうね。どこまでやるのか楽しみです。






コメント

2 件のコメント :

  1. こんにちは。車のハンドルの持ち方をさらっとバトルに持ち込むのは、さすがのクオリティだと思いました。今見ている子供たちにも、しっかりと伝わったことでしょう。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      「気になる人は調べればいい」くらいで押し付けがましくないのは良かったと思います。今回みたいに公式サイトでフォローするって手もありますしね。

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