『爆上戦隊ブンブンジャー』 第46話「未来をこの手に」:感想
■ミラーボールの正体
・なんか墜落したブンブンの近く落ちてた謎の物体で、どうやら地球の生命エネルギーの結晶体らしいです。
本当に知らんものでした。なんか拾っちゃったなら仕方ないですね。そんな変な物が落ちてたら拾うし取っておきますもん。
それをブンブンにハメてみたら~~、肉体の崩壊は止まったけど生き返りはしませんでした。仕方ないですね。元々「これを使えば治ります!」なんて説明書に書いてあったわけじゃありませんし、ひょっとしたら「違う!それは尻子玉と言って尻から入れて使うものだ!」とかそんな話かもしれませんし。
・何はともあれ「知らん間に手に入れた謎の物体をとりあえず入れてみたけどダメだった」という知らん尽くしだったので反応に困りました。事態がわからな過ぎてぬか喜びのしようもありません。
マジでこれで終わったらお姫様の予言すら何だったのか?って謎が増えちゃうのでどうにかなるんでしょうけど何をどうしたら良いんでしょうね?
「あのミラーボールは入れ物で、ギャーソリンの対になる人々の希望から生まれるエネルギーを注ぐことで初めて機能する(ついでにギャーソリン特攻のパワーアップもしてブンブンがスピンドーに対抗できるようになる)」みたいな流れが手っ取り早そうなんですが。
・今回のタイトルは「未来をこの手に」なんですけどどの辺が未来で、誰の未来だったのでしょう?
ラストの未来の結婚の話のことかな?と思ってしまうくらいにピンと来ませんでした。
そう思っていたら東映公式ページに説明がありました。
さて、1話で望まない結婚を強いられたミラに
再び結婚の話が舞い込んできました。
ここで今回のサブタイトルを思い出してください。
『未来をこの手に』
大也たちがエネルギー体を手にし、
逆転の狼煙を上げるという意味がまず一つあります。
しかし実はもう一つの意味がありまして…。ミラはカタカナで表記されていることが多く忘れがちですが、漢字で書くと“未来”。
「未来=ミラ」を手中に収めようとする
ISAとスピンドーの企みを指していました。
え? 未来を手中に収める企みがいつの間にか実行済みになっていたんですか?!
私は具体的には次回やるものだと思っていました。
■サンシーター
・前回マッドレックスの2回目の死の真相やディスレースの爆発を見て、更にヤルカーが苦魔獣に改造されてもまだスピンドーのことを信じるのかと不思議でした。そしたら結局スピンドーのことを見放しました。
個人的にはサンシーターの心境もわからず、特に良い印象も抱けず、キラーロボでの反逆も「何かやっとる」くらいの冷めた気持ちで眺めていました。
そもそものマッドレックスへの忠誠心や憧れが後から生えてきた印象なのでついていきづらかったです。
お話の流れ的には「忠誠心や憧れも『自分のハンドルは自分で握れ』に反する行動である」って話なんですかね? サンシーターは別にマッドレックスに幻滅したわけではないのでちょっと違う気がしますが。
■ヤルカー苦魔獣
・苦魔獣版のチャンピオンフォームというところは面白かったです。いろいろな能力を使ってきてチャンピオンフォームの相手にはちょうど良かったです。
苦魔獣が取り込んだギャーソリンを一旦吸収したりしていたのでヤルカーが苦魔獣の力を使えることには納得が行きました。
・一方、ヤルカーがやられた後のギャーソリンを他のヤルカー族が回収して巨大化したことはやる意義がよくわかりませんでした。よくわからんので「巨大化して自爆することで辺り一帯を吹き飛ばしてブンブンジャーを消し飛ばす作戦なのかな?」とか考えていたのですが、東映公式ページによると違うようです。
こいつらもどうせ使い捨て。
地球人にギャーソリンを上げさせるために爆発させられるのでしょう。
あれ? いつの間にかブンブンジャー退治ではなくギャーソリン集めの方が目的になっています。どういうことか全然わかりません。
グランツがサンシーターに言ったことは嘘で、最初からブンブンジャー退治ではなくギャーソリン集めが目的だったということでしょうか?
町ごと吹き飛ばすなんてことをしたらさすがにISAや内藤も怒ると思うので今このタイミングで行うことが不思議です。上納さえすれば地球の統治を任せる気はあるって話もでまかせだったのでしょうか? もう何が嘘で何が目的やらわけがわかりません。
・タイトルの件といい、今回はなんかおかしくなってるんじゃないかと疑問に感じる部分が多かったです。
「当初はサンシーターの話は無く、ミラーボール入手と未来結婚計画を同時に進む構成だった」とか何か裏があるんじゃないかと疑いたくなってしまいます。
次回は未来がスピンドーと結婚する?!
って言われても、個人的には結婚しても意味がある気がしないので最初から駆け引きや葛藤が成立しない気がしました。ISAや先生もスピンドーと約束してたのに今回のヤルカー自爆未遂で大慌てのクレームものだったんですからね。スピンドーの約束なんて信用できません。
今回の錠といい、個人エピソードを絡めた展開は良いと思うんですが未来の結婚はどうもこうもないと思います。未来は今回の時点で嫌がってましたし、仮に未来が我慢すれば丸く収まるとしても大也の悲鳴を無視できない思想からして許容もできないでしょう。今のところドラマが成立する余地を感じません。
ブンブンジャーが色々言っても結局ハシリヤンがなんかして撃退という後出ししかできないのに対して、サンシーターだけやたらドラマチックな話やり過ぎておかしくなってる感じ
返信削除そんな事より未来が運転屋なのに車関係の仕事してないのをどうにかした方が良いと思う
>ブンブンジャーが色々言っても結局ハシリヤンがなんかして撃退という後出ししかできないのに対して、サンシーターだけやたらドラマチックな話やり過ぎておかしくなってる感じ
削除この「撃退という後出し」というのはどういう意味ですか?
サンシーターも巨大化ヤルカーが出てから倒しただけでやったことは大差ないと思うんですが。どこに大きな違いがあるんでしょうか?
>そんな事より未来が運転屋なのに車関係の仕事してないのをどうにかした方が良いと思う
車関係の仕事をする必要は特別無いと思います。本編でも「自転車でも運べる!」ってやってましたから。
運転屋と名付けたわりにはそれ以降運転の出番が全然無いことは、名付けた意味がなくなるので良くないと思います。大也の方がよっぽど運転もしてますからね。現状だと未来は○○屋に合わせるために無理やり名付けた印象の方が強いです。
実態に合わせるなら「バイト屋」とか「なんでも屋」と名乗るほうがあっていると思います。
今回の話だけじゃなく以前からサンシーターはマッドレックスに拾われて慕ってたとか、ディスレースも復活させられて都合よくマッドレックス爆発の件もらしたり色々と丁寧に離反のお膳立てされてるのに対して
削除ブンブンジャーは初登場の頃からずっとそのまんまで本質的な掘り下げがされてない感じがする
その状態でよく分からないミラーボールで1話使ってて製作陣がブンブンジャーよりサンシーターを優先してるような印象になった
つまり、
削除「ブンブンジャーは出てきた怪人を倒す程度で『マイナスをゼロに戻す』作業しかできておらず、状況を前進できていないしキャラの掘り下げ不充分である。
一方、サンシーターは着実に展開が前進している。
この状況はサンシーターを優遇しているように見える」
といったことが匿名さんの趣旨であるという理解でよろしいでしょうか?
それに対する私の見解としては
1)そう感じることは珍しいことではないと思う。
2)スタッフがサンシーターを優遇しているという考えはむしろ逆ではないかと思う。
が返答になります。
優遇に関してはむしろブンブンジャーの方がスタッフ的には優遇されていて、サンシーターの方が使い捨てにされている可能性の方が高いと今のところ考えています。
「ブンブンジャーは最終回までの展開を見据えてじっくり構成されているのに、サンシーターは目先の楽しみのために”消費”されて可哀想」くらいの方がスタッフ的には正しい反応なんじゃないかと思います。
43話からずっと脚本はシリーズ構成の富岡さんが担当しているのでブンブンジャー側を盛り上げたいなら盛り上げる方法もタイミングもいくつもあったと思います。あえてそうしないでいると考えるほうが妥当だと思います。
そしてスタッフの思惑と視聴者の印象や見たいものが一致するとは限らないので不満が出ることも何も不思議はないと思います。
私の感想は各話の記事に書いてあるのでわざわざ書きませんが、状況が1話ごとに着実に進展しているとは思っていませんし、基本的にストレスの溜まる展開をやっていることはスタッフも理解していると思います。その辺はスタッフとの価値観の違いや認識の違いによるものなのでどうともならないと思います。スタッフはこれが良いと思ってやっているのでしょうからね。