『仮面ライダーギーツ』 第39話「創世Ⅰ:俺のデザグラ」:感想

2023年6月11日
■何が何やら
・「ここは俺の世界だ… でも死んだ人は生き返らせられないし、壊れたIDコアは直せない。でもライダーだったやつの記憶は戻せる」
と、何ができて何ができないのかよくわからない創世の力を発揮されていて戸惑うばかりでした。できてることのほうが少ないのに自信満々な感じな態度がミスマッチでした。

・個人的にはパンクジャックに給料を払わないことが謎でした。大スターなんだからお金は持ってると思うんですが。
むしろ「願いを叶える力はないが金なら有るぜ。なにせスターオブザスターオブザスターだからな」と高給をポンと出すくらいしてほしかったです。お金で叶えられる望みもあるのだからそういう展開も有りだと思います。今更遅いですがお金持ちキャラの祢音との対比などにもなるでしょう。
金持ちキャラが反感を買うことを恐れているなら本末転倒だと思います。2千年生きてるのだから貧乏だった時代もあったことを感じさせる言動などやりようはいくらでもあると思います。

■謎DGP
・なんか寄生ジャマトとかいう新種をナッジスパロウがどうやってか品種改良して生み出していて、ジャマトと戦うことをDGPと英寿は呼んでいるみたいでした。
…こちらも全然わかりません。なんでジャマトと戦うことをDGPと呼んでるのかがわかりません。グランプリって何を競うんですか? 願いを叶えられないからデザイア要素も見当たりません。

・ナビゲーターの必要性もよくわかりませんでした。パンクジャックみたいに機器の運用を知ってる現代人スタッフで充分なのではないでしょうか?
未来に帰れなくなったツムリに対して何も言わないことも不思議でした。謝るなり贖罪として協力しろと迫るなりあると思います。英寿が何を考えているのかわかりません。マジで姉扱いしてるんでしょうか? 態度が奇妙過ぎて、誰かが「英寿がツムリを姉だと思いこむ世界」を実現してたんじゃないかと疑わしくなってきます。ギーツスタッフだからそんなこと無いでしょうけどね。何でも願いが叶えられる世界でならそういうこともできちゃうんですが何も考えていないでしょう。

■ベロバとケケラ
・自分の見たい光景が見られるまでこの世界にいられる権利を前回叶えていたそうです。
スエルが支配してる状況でそんな願い叶えられるのかよ?!とか随分抽象的で解釈の幅が広くない?とかツッコミどころがたくさんあります。
前にも書きましたけど、今更ベロバとケケラが出て何になるんでしょうね? 創世の女神の力も使えないからライダーに変身するくらいしかできないと思うのですが。

・景和と道長を焚き付けていたことは展開としてはもっと謎でした。
あんなことケケラたちが言うまでもないと思うんですが? ケケラたちに言われたからやってるみたいで株が無駄に下がります。景和と道長ってそんなに消極的で自分から動かない人物だったのでしょうか?


次回はタイクーンが強化フォームになるようです。
女神が死んでも許さないなど景和がキチガイっぷりが更新し続けられている状況でパワーアップなんですね。姉に何かありそうな感じでしたし闇堕ちフォーム扱いなんでしょうか? キチガイに刃物ってやつですか? でも次回タイトルは「タイクーン覚醒」でした。良いほうに目覚めるのかどっちかわかりませんが、どちらにしても大それた展開ができる状況には見えないんですけどねぇ…





コメント

4 件のコメント :

  1. こんにちは。いよいよギーツ最後の区分となる「創世」編が始まりましたね。個人的にはDGPがまだ続くことに驚きました。願いと目的ももう無い気がするのに...

    この時期の2号ライダーの強化フォームといえば、バルカンやライブを思い出します。...あんまりいい活躍は望めなさそう。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      DGPを名乗り続けるのは強引な感じがしましたね。一番肝心な「願いを叶えるゲーム」の部分が台無しになってるのでは続けようがないと思うのですが。

      >この時期の2号ライダーの強化フォームといえば、バルカンやライブを思い出します。

      時期的には「プレバン限定ライダー」って感じがしますね。
      最近のペースならどうせ本編終了後もVシネフォームも出るんでしょうに。本編でやる意義を感じません。最低限見合ったストーリー展開くらいは用意してほしいものです。

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  2. 更新お疲れ様です。

    変わらず的確に分析されていて感心します。
    自分は見ていて全然頭に入ってこず、気づいたら他の作業をしてたりするので毎回こちらの感想を読んで「今回ってそういう話だったのか」と理解する助けになっています。
    細かいストーリーは追えてませんが、定期的にタイトルだけ変わって同じことを繰り返してるって気がします。

    同じ高橋脚本の過去作より嫌悪感やストレスなく見れているのですが、永夢や或人のヘイトを英寿に代わって景和が稼いでくれているだけだと記事を読んでいて納得しました。初期の映画の頃は龍騎の真司と重なるポジションみたいな扱いをされてるのを目にして違和感しかなかったのですが、その後も正義漢ぶった発言のわりに本気度が感じられず好感を持てません。まだ不破さんとかの方がごく当たり前の正義感は信頼できました。今回みたいな人助けアピールが度々あるのでヒーローとしてのノルマは果たしていることになってそうで鼻につきます。
    姉を失うイベントはもっと中盤にやるもんだと思ってました。実際には死ななそうですがちょっとはしおらしくなるんでしょうか。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >初期の映画の頃は龍騎の真司と重なるポジションみたいな扱いをされてるのを目にして違和感しかなかったのですが、その後も正義漢ぶった発言のわりに本気度が感じられず好感を持てません。

      何をさせたいのか未だにわかりませんね。
      好青年どころか真人間にすら見えないのですが、クズキャラにしてはクズアピールが長すぎて続ける意義がわかりません。作中の人物からも好感を得ている様子がないので裏切ったり豹変しても姉以外は誰もショックを受けそうもありませんし。

      >姉を失うイベントはもっと中盤にやるもんだと思ってました。実際には死ななそうですがちょっとはしおらしくなるんでしょうか。

      やるには遅すぎますよね。今更やってもその先を描く時間がもう無いと思うんですが、ギーツスタッフは「結果だけ描いても途中経過で得られる印象も全て得られる」と思っているみたいなのでたぶんスタッフ的には問題ないのでしょう。

      ここまでの流れを尊重するならタイミングとしては偽女神ゲームのときに姉も消滅させておけば女神に対する異常な憎悪も少しは飲み込みやすくなったでしょうに。

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