【ストーリー】

■ラッキーとは何なのか?
・最後まで今ひとつわかりませんでした。
私には信念と偶然の話が混在しているように見えました。基本的には信念を意味する言葉であり、「不安でも成功すると信じて全力でやる」という意味だと私は解釈しました。しかしその一方、単純に「運が良い」と言っているようにしか聞こえない描写も存在していました。今回もラッキー自身は前者の意味で語っていたのに、ドンアルマゲが最後に言っていたのは後者の意味にしか聞こえませんでした。この2つを混在させることに意義があるとは思えないのですが、どこがどうなっていたのでしょう? 序盤の頃からずっと抱えてきた疑問でしたが、最後まで疑問は解けませんでした。

・ドンアルマゲが唐突に「自分は全宇宙の不運の化身」だと語ったり、どうもラスボスであるドンアルマゲとラッキーを対比したかったようでした。しかし対比したいなら幸運不運なんて形ではなく、行動や人としてのあり方を対比したほうが良かったのではないかと私は思いました。
ドンアルマゲもラッキーも自分の力を信じて行動するがラッキーはそれを見ている他人にも信じさせる力がある、なんて具合にしたほうがチーム制が基本の戦隊に合っていたのではないかと思います。
「不運の化身が幸運の化身に負ける」なんて当たり前過ぎて何も面白くないと思います。 不運の化身であることが重要ならば、むしろラッキーは運と全く関係ない自力でのし上がるキャラにしたほうが良いと思います。それはそれでスタッフの目指すところである「逆境に諦めずに挑戦する姿勢」をストレートに描けたでしょう。
どうしてこうなったのか、根本的なところでスタッフの考えを理解できません。

■ドンアルマゲを倒せた理由
・あれは何だったのでしょう?
「あれで倒せるならツルギでもできたのでは?」とか、「さっき全力の状態で負けたはずのドンアルマゲ素体がどうしてキュウレンジャーに勝てそうになってるの?」とか、 全然話についていけませんでした。「諦めない姿勢が云々」とか言い出すと、じゃあ過去のツルギやクエルボを倒したときのキュウレンジャーは諦めていたのかって話になってしまいますし。お話のほうで理屈を付けようとしたわりに納得のいく理由が見えなくて腑に落ちません。

■やらないんだ
・個人的に意外だったのは「伝説は終わらない」エンドでなかったことです。
伝説から始まった作品で伝説を塗り替えたと語っていたので、てっきり最後は「そして1000年後…」からまた新たな救世主が生まれ、「よっしゃラッキー!」と叫ぶ終わり方かと思っていました。

・結局、伝説は特に意味がなかったですね。
一般市民が勇気を持つきっかけになるのかと思ったりもしましたが、特になく、「レジスタンスのリベリオン」だけで肩書は充分でした。そのリベリオン自体も影が薄かったですから何もかも今更ですね。意味がないから意味がなかったとしか言いようがありません。


【アクション】

・最終決戦なのですが、盛り上がりませんでした。
常に敵味方どちらかのワンサイドゲームでつまらなかったです。ここまで盛り上がらない最終決戦は珍しいです。


キュウレンジャー全体の感想は後日、また別の記事にまとめたいと思います。