『仮面ライダービルド』 第23話「西のファントム」:感想

2018年2月18日


【ストーリー】

■そこはぶれない
・全体としては予告で想像したままの内容で特に語ることがありません。タイトルの「西のファントム」って欠片もでてきませんでしたけど何だったんでしょう? 幻徳の自称(誰もそう呼ばない)ですかね?

・そんな中、ストーリーで一番気になったのは戦兎が「侵略行為になるからダメ」と北都行きを断っていたことです。
人道的理由があってもやらないんですね。そこはぶれませんでした。戦兎にとっては「侵略反対主義>>北都の一般市民の人命」であることは確定のようです。個人の考えなので構わないのですが、個人的には戦兎への距離感が増しました。

・どうやら三国には侵略に協力して立ち向かう協定や国際条約などは無いみたいですね。
そういうのがあれば、北都との戦争はこの前の代表戦で終わっているし西都は東都に正式に宣戦布告した上に北都に奇襲をしかけたから「協定に基いて北都を支援します。これは侵略に対する正当な防衛であり、侵略には該当しない」と言えたでしょう。
戦争に反対な割にはそういう外交策を取れていない辺り、氷室首相の株が更に下がりました。その点では以前の幻徳の性急な態度にも納得してきました。首相がこれだけ脳みそお花畑なら強引な手段に出るわけです。やったことは父親似の無能でしたけど…

■ローグの正体
・引っ張らなくて良かったです。そんな見え見えなの引っ張られても困りますからね。
ただ、私にとっては幻徳には小者で雑魚のイメージしかないので「強敵の正体は幻徳だった!」と言われると「だったら勝てるんじゃない? あいつアホだし」という強敵の真逆の印象が付随して来て困ります。次回の身の上話でマイナスイメージを払拭してNew幻徳として生まれ変われると良いのですが。


【アクション】

■仮面ライダーローグ
・後頭部の割れ物シールは付いたままでした。幻徳のイメージと合わせて馬鹿っぽく見えます。ストーリー上の役割はギャグキャラとは見えず、雰囲気をぶち壊しにしている気がするのですが有りなのでしょうか?

・第一印象ではなんでガラスモチーフなのだろうと不思議に思っていました。
「スクラッシュの変身に出てくるビーカーが割れる→ガラス」というイメージのつながりなんですね。なるほどと納得する反面、よくよく考えてみると「ビーカーなんて割ろうと思えば割れるだろ」という印象もあって結局力強い印象が湧いてこない感じもします。納得と疑問が混在していて何とも言えない印象です。

・アクションのほうは今のところ普通の印象しかありません。
必殺キックは珍しいものの、CGがないとただの蟹挟みになり、CG有りだと珍しくもないので実に微妙です。今はライダーが6人もいるのでしっかりアクションを個性化してほしいです。

■エンジンブロス・リモコンブロス
・全然動けなくてびっくりしました。やっぱり上半身が重いんですかね。
あと変身アイテムもびっくりしました。一つのアイテムを交互に使って2人変身していました。変身アイテムを手放す=変身解除であることが多いライダーではご法度だと思うのですが大丈夫なのでしょうか。劇場版の敵が変身したものと関係があるらしいですが、何か特別な設定があるんですかね?


次回は幻徳が身の上話を始める模様です。私は全く興味がありません。3分以内に終えて他の話をしてほしいです。いつもの冒頭ナレーションで終わらせてくれるとベストです。

コメント

8 件のコメント :

  1. 見てて「お前ら何時の間に北都の連中と親しくなったの?」「お前ら黄羽の仇討に走る程仲良かったっけ?」と突っ込まずにはいられませんでした。
    「仇討」と明言してる以上は、ブロスの命奪うつもりでいる訳ですよね。先々週、青羽を殺してこの世の終わりみたいに落ち込んでた奴とは思えぬ台詞です。
    何より「東都市民を危険に晒す可能性があるから、北都に自分達から攻め込む訳にはいかない」って言ってた癖に東都市内にブロス誘き寄せる計画立ててるのが謎過ぎて困ります。
    そこから更に、「追い打ち」と言わんばかりにハザードトリガー使った後「(制限時間内にブロスを)仕留めきれなかったか」とか言い出す戦兎にはもう言葉も出ません。そこまでする気ならクローズは猿渡と赤羽を抱えてロケットのディスチャージボトルで戦線離脱して、後顧の憂いなく戦兎を自由に暴れさせてた方が余程効果的な戦略だったと思います。

    ローグはデザイン的にも描写的にも普通以上の言葉が出ませんがCM2回も跨いで呑気に北都から東都に散歩してた絵面が間抜けすぎて如何ともしがたいですね。これをシュールギャグとして描写してるなら私が悪いと思います。

    ブロスは東映公式によると「最上魁星が開発した“ネビュラスチームガンで変身するカイザーシステム(前身は葛城のトランスチームシステム)”を内海が更に改良した」と言う体裁ですね。
    ぶっちゃけた話、映画のスーツと設定の流用なのでエンジンブロスとリモコンブロスもバイカイザー宜しく合体すると思いますよ。変身アイテムが一丁しかないのは片方の銃に2つのギア(あのボトル擬き)を読み込ませて合体する都合なんじゃないですかね。

    しかしハザードって本当にアクション酷い・設定酷い・描写酷い・尺稼げないの四重苦ですね。
    過去ここまでの要件を達していた派生形態もそうそう無いと思います。

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    1. >「仇討」と明言してる以上は、ブロスの命奪うつもりでいる訳ですよね。先々週、青羽を殺してこの世の終わりみたいに落ち込んでた奴とは思えぬ台詞です。

      変ですよね。好意的に解釈するなら「憤る一海たちをなだめるために嘘をついただけで殺す気はない」というところでしょうか。これならハザードフォームを放置して暴れ放題にしなかった理由(勝ったら殺しちゃうから)にもなります。

      >ローグはデザイン的にも描写的にも普通以上の言葉が出ませんがCM2回も跨いで呑気に北都から東都に散歩してた絵面が間抜けすぎて如何ともしがたいですね。

      私も「え、ただ通っただけ?!」ってびっくりしました。
      いくら何でも「東都で保管していたボトルは奪ってきた」くらいは言ってくれるかと思ったのですが何もありませんでした。きっと久しぶりの故郷を堪能して、石動オススメの理髪店で髪型を整えてきたのだと思います。

      >ぶっちゃけた話、映画のスーツと設定の流用なのでエンジンブロスとリモコンブロスもバイカイザー宜しく合体すると思いますよ。

      合体するものなのですか。それで変身アイテムの共有も説明がつくということでしょうか。

      >しかしハザードって本当にアクション酷い・設定酷い・描写酷い・尺稼げないの四重苦ですね。

      過去の歴史がまるで活かされていないことがきついです。
      暴走なんて単調になるから多用するものではないのに毎回同じパターンですし、やる前からわかってる問題に直面しているのはダメだと思います。

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  2. L.E.D.ガイスト2018年2月19日 13:50

    三馬鹿の黄色いのも青いのに続き退場しました。赤いのは何時まで居られるのかが気になった23話。


    北都編終了と同時に弱体化したグリス。ホント、短い春でしたね。


    早々に有名無実化したスクラッシュドライバーの精神汚染設定。使い辛い設定だったのなら、最初から付けなきゃ良かったのに……


    龍我に「スクラッシュドライバーは危険だ」といって使用を禁じていたくせに、ハザードトリガーを使い続ける戦兎。
    戦兎には是非とも、自身は良くて龍我は駄目の根拠を示してもらいたいです。


    西都側のライダーとして戻ってきた幻徳。
    20話でのビルドとの戦闘後どこぞに消えて、前回(22話)のラストにライダーローグとして登場。姿を消していたのは21話の一話だけ…… その一話の間に西都に渡り、難波重工に頭を下げてスクラッシュドライバーとクラックフルボトルを貰ってライダーに成ったってことなんですかね?
    自分から北都や西都に喧嘩を売ったくせに、東都から追い出されたからって、どの面下げて西都入りしたのやら……
    幻徳みたいな奴の事を厚顔無恥という。

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    1. >早々に有名無実化したスクラッシュドライバーの精神汚染設定。

      一海の副作用があったのかどうかすらわからないままフェードアウトしてしまいましたね。最初はてっきり戦いになると「心火を燃やす」とか言い出すのが性格への影響なのかと思っていましたが、普段も使っているのでどうも違うみたいですし。

      >戦兎には是非とも、自身は良くて龍我は駄目の根拠を示してもらいたいです。

      スクラッシュドライバーは変身してなくても影響が残るけれども、ハザードトリガーは変身すれば後遺症が残らないことが重要なのではないかと思います。
      私にはハザードトリガーのほうが脳神経にダメージが出そうに見えますが気のせいなのでしょう。

      >幻徳みたいな奴の事を厚顔無恥という。

      元々そういうやつだと思っていたので私は特に違和感がありませんでした。

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  3. 特に理由も無く北都を不意打ちした割に、東都には正面切って宣戦布告して、北都のライダーを接収しようとしてる割に、わざわざ人質に暴行して相手を怒らせるまくってる西都首相様のお考えが良く分かりませんでした。
    そして我らが主人公の戦兎様は、相変わらず特に理由もなく「侵攻」と「侵略」を同一視し反発して、特に理由もなく北都と打ち解けている風な空気を出していたのが理解出来ませんでした。
    その戦兎は、「東都市民を守る」「市民を傷付けない為に戦うのが仮面ライダー」と散々っぱら「市民」を戦う動機にしていたにも関わらず「黄羽を助けたいから東都市内まで西都の兵器を誘き寄せてくれれば俺らも戦える」等と市民に危険が及ぶ作戦を言い出す始末です。意味が分かりません。
    おまけにその戦兎の案が作中では妙案であるかのように描かれ、東都政府首相すらこれに追従する始末です。幻徳も大概アホですが、こと「自国を守る」と言う点では、幻徳の方がまだ主義主張の一貫性があったように思えます。

    相変わらず戦兎は言うことブレブレな上に今更とって付けた様なみーたんネタや急に始めた紗羽のがめついキャラに加え「自国の民の運命をかけて戦った」割にまるでその辺のスポーツ漫画のライバルキャラみたいな事を言いだす猿渡とドラマパートの悲惨さが倍増してきています。

    じゃあ、アクションはどうなのかと言えば、動かないスーツでオラオラ言いながら殴り合いっぽい何かをして、ハザードがすぐ暴走してそれを万丈が止めて、敵キャラにふっとばされて戦闘終了…とここ3話ひたすら同じ事しかしてないのでアクション面でも全く爽快感がない始末(ローグは割かし動けそうではいましたが…)。
    後2~3ケ月はこんな話が続きそうでキツイですね。

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    1. >特に理由も無く北都を不意打ちした割に

      理由はあったと思います。
      西都の狙いは北都の持つボトルとパネルですし、避けられる戦いは避けたほうが良いのは当然だと思います。

      >わざわざ人質に暴行して相手を怒らせるまくってる西都首相様のお考えが良く分かりませんでした。

      あれは西都首相の意向なんでしょうかね?
      何も描写されていないので現場の暴走とも考えられます。西都の兵士といっても裏には重工やブラッドスタークがいるのは見え見えですからそちらの意向とも考えられます。
      情報が少なすぎて私はどれとも判断がつきません。

      >我らが主人公の戦兎様は、相変わらず特に理由もなく「侵攻」と「侵略」を同一視し反発して、特に理由もなく北都と打ち解けている風な空気を出していたのが理解出来ませんでした。

      戦兎にとってはあれも侵略にあたるのでしょう。北都と打ち解けているのは前回の試合や前々回の一海との会話があること、それから北都との戦争は正式に終わったはずだからだと思います。

      >「黄羽を助けたいから東都市内まで西都の兵器を誘き寄せてくれれば俺らも戦える」等と市民に危険が及ぶ作戦を言い出す始末です。意味が分かりません。

      「市内」ではなく、領土のことだと思います。
      2人が待ち構えていた原っぱは東都の領土だったのだと思います。

      >幻徳の方がまだ主義主張の一貫性があったように思えます。

      氷室首相は何の手も打たな過ぎて困りますね。幻徳が西都に寝返ったことも最初に処分しておけば防げていたかもしれませんし。

      >後2~3ケ月はこんな話が続きそうでキツイですね。

      西都編という意味ならそんなに長くはかからないんじゃないかと私は思っています。5,6話以内には一段落すると予想しています。
      その後も似たような展開が続くという意味でしたら、その可能性は充分あり得ると思います。


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  4. この調子だとどこかで赤羽もやられそうですが、やられるとしたら仮面ライダーローグの攻撃から一海をかばってやられると言う感じになるんでしょうか?

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    1. 心当たりが多すぎて何とも言えません。
      現状は敵側の勝ちムードなのでいくら戦っても負ける気しかしませんから、一海とローグに限らず誰と戦って誰を守っても死ぬ機会はいくらでも用意できると思います。たとえば後ろの守りとして東都や美空の護衛に残って「すみません、守れませんでした…(次章ブラッドスターク編に続く)」なんて展開もあり得ると思います。

      個人的には今殺しても面白い展開にはならないと思います。
      既に短いスパンで2人もそのために出した脇役を殺していてその残りですから殺してもショックどころかあくびが出ます。今回まとめて処分するかと思っていましたが違いました。生かしておいてどう扱うのか不安のほうが大きいです。

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