『仮面ライダーゴースト』 第3話「必中!正義の弓矢!」:感想

2015年10月18日

【ストーリー】

■まるで3クール目みたい
・今回は普通に悪かったです。今回の目玉要素は何だったのでしょうか?
唐突な身の上話に、実績皆無なのになぜか舞い込んでくる依頼、主人公の謎パワー、全然強そうに見えない新フォーム。ここまで展開を急いだのに代わりに何に力を入れたのか伝わってきませんでした。まるで3クール目のような薄っぺらさです。目立った面白さもなく、掘り下げもなく、とても3話とは思えない内容でした。
スタッフは命までは燃やさなくてもいいけれど、やる気は燃やしてほしいです。

■主人公の謎パワー
・いきなりウィザードの精神世界みたいな空間に突入してびっくりしました。
しかも即効で犯人の荒んだ心が浄化されていました。あれはいったい何だったのでしょうか?
普通ならタケルにはそういう力があるのだと受け止めるのですが、話がいい加減なせいでまじめに受け止めるべきことなのか、ただの過剰な演出だったのか判断がつきません。そういう力があるなら前回の博士もそれで済んだはずですしね。


【アクション】

・アクションも普通に悪かったです。
2号ライダーが出たわけでもないのにゴーストがかませ犬みたいな扱いで理解に苦しみます。今回初登場のロビンフッドフォームまで弱そうだったのは全く理解できませんでした。ロビンフッドを活躍させないなら今回は何のためにあった回なのでしょうか。
敵がバリアを張っているのが問題だったので、てっきり矢の軌道が変わったりするのかと思ったらそんなことはなく、じゃあ上に跳ね返った矢が空中に留まって後で降り注いだりするのかと思ったらそうでもありませんでした。トドメの刺し方もただバリアの穴を狙うだけで「これ、エジソンでも良くね?」と思ってしまう内容でダメダメでした。

■ふわふわアクション
・ゴーストのふわふわアクションは幽霊らしいと思います。
しかしアクションに落とし込めていません。あれだとよくあるただ浮いてるだけのワイヤーアクションと変わりません。やられてる敵がアホに見えるだけでかっこよく見えないのが問題です。ドライブの客演時に見せていたスウェーなどを駆使した柔らかな動きのほうがよほど良いと思います。

■怪人のモチーフ
・斧眼魔のモチーフがよくわかりませんでした。
斧にウェスタンふうの衣装、赤いたてがみという風貌からはインディアンを連想しました。インディアンの偉人といえばジェロニモが浮かぶのですが、馬がよくわかりません。インディアンといえば馬というイメージはありません。またロビンフッドとの関連性が見えません。
インディアンとは全く関係なく、ロビンフッドのお話にああいうキャラクターが登場するのでしょうか?


次回はまたまた新フォームのニュートンが出るそうです。忙しいですね~
次回の怪人は見るからに『不思議の国のアリス』がモチーフのようですが、偉人ということは作者のルイス・キャロルなのでしょうかね? 信長とルイス・キャロルがいったいどうつながるのか気になります。


コメント

8 件のコメント :

  1. そもそも、銃があるのにわざわざ弓矢を使う必然性が感じられません。

    精度が違うのでしょうか?

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    1. 普通だったらどちらかしか出さないか、精度が高い、威力が高い、ホーミングするなど能力で差別化を図るんですけどね。ゴーストの場合、何もしていないのが不思議です。
      今回の場合なら、たとえば「エジソンの銃はバリアに跳ね返される。ロビンフッドの弓なら貫通できる」とすれば威力の差は一目瞭然でした。バリアの穴を使うなら使うで精度などで合わせることもできたでしょう。何にも手を打ってないことが不可解です。

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  2. エジソン魂では投げ続けてくる斧に対応出来て無かったと見えたんですが・・・
    またムサシ魂の方では近づけませんでしたしその辺りは差別してるんじゃないですか?

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    1. 私は差別化できていなかったと思います。
      ムサシではダメなのはムサシが近接型だからです。しかしエジソンは今のところ射撃タイプとして扱われています。なぜロビンフッドと同じ射撃タイプのエジソンよりもロビンフッドのほうが有効なのか、その理由が描かれないと差別化はできないと思います。

      まず第一にロビンフッドに切り替えた理由が不明です。
      エジソンからロビンフッドに変わった経緯は、「銃弾がクリーンヒットしてダメージ→敵がバリアを張る→バリアに弾かれる→投擲攻撃で銃を落とす→タケルがロビンフッドを使うことを決める」です。
      2戦目で投擲攻撃を使ってきたのはこれが初めてでした。そして一発目受けた時点で切り替えてしまっています。
      ロビンフッドになってからは身体の動きでかわすだけで、特に能力らしきものも武器も防御には使っていません。しかも必殺技を撃つときに完全な棒立ちなのに敵の攻撃が当たっていませんでした。あの命中精度では敵の攻撃が恐ろしいのかどうかも疑問があります。

      攻撃の回避がロビンフッドの特性でないならば、攻撃に違いを求めるのが妥当でしょう。
      しかし銃も弓もバリアを破ることはできていませんでした。ロビンフッドと弓のほうが状況に適していると思えるシーンもありません。

      「エジソンで回避に専念しつつ、バリアの弱点を見つけて必殺技を撃つ」
      これでも同じことができたように思えます。

      2つのフォームの差が明確に描かれておらず、「なぜかはわからないがロビンフッドのほうが良かったのだろう」としか言えない状況は差別化できているとは言えないと思います。

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  3. コンドルの使い方は悪くなかったと思います。展開の上で必然性は持たせられていました。ただし肝心のフォームの描写が…。命中精度なら弓より銃の方が明らかに高いと思いますし。エジソンはカウンター攻撃じゃないと本領を発揮できないのかと思いましたが、電気しか吸収できないのでは汎用性がなさすぎますね。弓はせっかく外付けのアイテムがある武器形態なので、コンドルが狙いをつける補助をするようにすれば良かったかもしれません。
    いきなり出来た不可思議事件研究所に客がやってくるのは不自然でしたね。せめて大々的に広告を打つか、「古来より大天空寺は化け物退治で有名な寺で…」くらいの御成の台詞があれば違和感も緩和されたのですが。
    犯人の描写も説得も唐突で、一話完結の弊害が出ている気がします。二話完結は続くと退屈に感じてしまうことも多いのですが、ゲストのドラマと新フォームを同時に進めるには二話構成の方がいいのかもしれません。タイムリミットや販促の関係でクリスマスまでには十分なアイコンを揃えなくてはいけなさそうなので二話完結も難しいのでしょうが。

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    1. コンドル自体は及第点でした。特別優れたところはありませんが、やるべきことはやっています。武器になってからは存在感がなく、ダメダメでした。
      せっかく頭が付いているのですから、コンドルの目をロックオンマーカーに見立てるなどデザインを活かした使い方をしてほしかったです。

      エジソンは電気しか吸収できないのか、エネルギー系なら何でもいいのか、どちらなのでしょうね?
      電気だけだと用途がほとんどないし、何でもいいと強すぎてしまいます。製作上での使い勝手が非常に悪いように見えます。攻撃タイプはロビンフッドとかぶってるし、なんでこんな仕様にしたのか不思議です。

      依頼はおかしかったですよね。
      普通に「タケルの父親の名声のおかげで心霊現象関連で名高いお寺」ということにするなり、まずは知り合いや偶然助けるところから始めてから評判を上げて結果的に依頼人が来るようにすればいいと思うのですが。

      1話完結自体は悪くないと思うのですが、設定と玩具の量が1話には多すぎますね。
      量をさばけていないのに更に無理して主人公のキャラを立てようとしているせいで、ますますおかしくなっています。このまま最低でも15話までは1話完結でいくのか、それともOPに出ている5フォームが出終わったら変わるのか、どちらにしても先行きが不安です。

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  4. 今回はつながりや説得力といったものがよく分かりませんでした。
    個人的にタケルの父親の話とマリさんの父親の話と義賊の話の関連性がイマイチでした。タケル父=ゴーストハンターで敗れる、マリ父=理不尽な権力に殺される?、義賊=権力者から金を盗んで貧しい人々に配る、という印象だったのですが、それだと何が繋がっているのか分かりません。タケルがマリさんの身の上話から何を分かったのかが私には分かりませんでした。

    アクションのほうもなぜロビンだったのかがよく分かりませんでした。ロビンフッドについてよく知らないのですが、せっかく森での戦いなのだから木から木へ飛び移りながら隙をついて倒す、くらいできなかったのかと思います。今の所ゴーストチェンジが武器変更くらいの違いしか見えず、タイヤコーカンよりも心配です。

    タケルが消えて潜入していたことは面白いと思いましたし、タケルの周りの人々も割と役割分担ができていたような気がしたので、なんとか浮上していってほしいです。

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    1. 「何者かに父親を殺された」という以上のつながりが見えませんでしたね。それだけであんなに意気投合できるのが不思議でした。あの2人がちゃんと話したら「は?父親はゴーストに殺された?ふざけないでよ! 私の父は本当に殺されたのよ!!」とケンカになりそうです。
      そして謎パワーでの浄化といい、流れが全然わかりません。

      フォームチェンジ関連はどうしてあんなに必然性が薄いんでしょうね…
      関連付けることはストーリー展開でもアクションでも、いくらでもできると思うのですが。

      タケルの霊体化は良さそうなところもちらほらありますね。
      個人的には使い勝手が良すぎて「御成たちいなくてもユルセンとタケルだけで話を回せるんじゃ…?」と思ってしまうこともあります。タケルを能動的に動かすと御成たちが要らなくなっちゃうんですよね…

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