小人は子供 漫画『ハクメイとミコチ』1巻:感想

2013年5月12日
フェローズ改めコミックハルタで連載中の漫画>『ハクメイとミコチ』1巻を読みました。

ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)
ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)
(2013/01/15)
樫木祐人

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たまたま立ち読みしたハルタに載ってたのを見て試しに買ってみました。
良い意味でも、悪い意味でも思ってたのと少し違いました。

■小人>動植物
・私が読んだ回は大きな鳥が出る回で、主人公たち小人視点で見たスケール感に引かれました。
ところが1巻読んでみた限りだと、小人はたくさん出るんですが意外と大きな物との対比が少ないんですね。出てくるキャラクターも大半が小人で、動物たちも二足歩行のは小人サイズです。どうやら彼らが多数派のようで、社会全体が見合ったサイズに作られています。世界観としてはよく考えられていて感心するのですが、小人であるメリットが減っているようでちょっともったいなく思えてしまいます。

■小人=子供
・私が思い違いをしてた点はこの作品での小人がおやゆび姫等いわゆる小人とは違うことです。
子供と考えるほうが適切だと思います。作中での身長がちょうど家の窓から顔だけ出せるくらいの身長なんです。そう考えるといろいろ納得がいきました。子供のころは自分の家でもちょっとした冒険でした。建物を探検したり、動物に乗ったり、そういう子供時代に感じたワクワク感を楽しむ漫画なんだと思います。

■冒険といえば外
・街中を歩きまわる話やハクメイたちの自宅での話もありますが、個人的にはやっぱり外に出る回が好きです。
自分よりも大きな葉っぱや果物、リアルな見た目のわりに意外と気さくな昆虫たち。ファンタジーならではの光景が見られます。
何かを見上げるって大人になるとネガティブな事に思えますが、子供自体は憧れと同意義でしたよね。開放的な野外のほうがそういうキラキラしたものがより輝いて見える気がします。

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