もっと肉体言語を! ゴーバスターズ 第6話「合体!ゴーバスターオー」 感想

2012年4月2日
■ゴーバスターオー登場!
ゴーバスターオー、戦隊ロボとしては全く悪くない。エースがかっこ良すぎたんだ…
いつもの剣を挟んで形変えたり、左手のカッター兼Eシールドとかかっこいいよ。操縦もちゃんと分担してて3人いる必要性も描写できてきた。ダイガードといい、出力操作ってやつは、ほとんど台詞だけなのにどうしてあんなに燃えるんだろう。コードギアスのランスロットの理不尽なまでの強さもあの回るエネルギーキューブ演出で納得させられてる気がする。
アクション面ではちょっと不安。ローラー移動といい、G9やカンゼンゴーカイオーと同類に見える。序盤から動けないのが続くと今後の巨大戦への期待が下がってしまうよ。せめて胸の前掛け部分がなければ上半身くらいはもう少し動けそうなのに。

■アクションシーンの居場所
今回も小林さんらしい無駄のない展開で安心して見られた。なんだけど、ストーリー上のアクションシーンの存在感のなさもいつも通り…
その回の主役が、考える→決意表明→実行。が基本的な流れになっている。これってマンガとか小説なら良い流れだと思うんだけど、常に画がある実写、特に基本、画面が動き続けてるアクションものなら考える→実行→決意表明。のほうが相性が良いと思う。特に正義の味方はまずは敵を倒してみんなを守ることが求められている。決意表明してると「悩むよりこの状況をどうにかしようよ!」ってイライラが出てくる。特撮なら必殺技を決める→当たったシーンで止めて、決意表明→終わると同時に剣を振りぬく!っていう流れのほうが画の説得力も乗せられて良いと思うな

巨大戦がメインのゴーバスだと、合間を埋める生身アクションシーンは存在感がさらに薄い。アクションシーンをカットして、会話してるシーンと決着シーンだけにしてもストーリー上は同じ内容、説得力になると思う。どうも小林さんは「ヒーローはみんなのために戦うもの。だから戦闘シーンは当たり前のことで、特別に描写する必要はない。」と考えてるように思えてしまう。

今日、更新された東映公式ブログにこんな記述があった。
『ゴーバスターズ』の脚本を進めるときは、3要素を揃えてGOします。

1つ)「誰の話?または 誰と誰の関係性の話?」→戦隊シリーズでは基本パターン。
2つ)「何の事件、何のミッションにする?」→『デカレンジャー』や『仮面ライダーW』もこんな切り口でしょうか。組織ならではの題材も『GB』では扱います。 
そして3つ)ロボ戦で何をする? → メカやロボアクションの新しいアイデア。
まさにゴーバスそのものだね。一貫性があって素晴らしい。だけど生身アクションについては全く言及されていない。つまり今後も続く可能性は高そうだ。

次回は初の小林さん以外の脚本家さん。個人的には生身アクションの現状打破を期待しちゃうね。

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