『仮面ライダーゼッツ』 第20話「兆す」:感想

2026年2月1日

話が何も進まなかった…

・夢主側の事件はおろか、シックスたちとノクスの小競り合いすら何の進展も無いとは予想以上のダメさでした。
いったい何に時間をそんな無駄遣いしてたんだっけ?と思って見返してみたら村からの旅立ちや薬草入手などRPG要素で4分の1くらい使ってました。
さすがのセンスですね。そんなにゲームが好きなら次はゲームをモチーフにしたライダーをやってみたらいいんじゃないでしょうか?

・また知らない設定が当然のように出てきて呆れました。

ナイトメアは夢主1人につき1体だけ!
そんなルールは聞いてねぇ!

複数の化け物が出てくる夢だってあるでしょう。なんで今までがそうだったからってそう決めつけてるのか全く意味がわかりませんでした。
そんなにナイトメアの生態についてわかってないでしょうに。

ちょっとだけマシだったスパイごっこ

・基準になる莫がへっぽこなだけですが、今回のクレハたちのスパイごっこはいつもよりは少しマシでした。
銃撃と見せかけて発信機を付けることが本命なのはなるほどと思いましたし、ロードファイブのカプセムの力だか明晰夢を使った尋問部屋に無理やり入れることもライダーとスパイ活動が融合していて悪くないと思いました。

・とはいえガバガバ要素もいくつもありました。
子どもたちを付け回す不審者ノクスとノクスを尾行する不審者クレハは絵面が間抜け過ぎました。
尾行に気づいているのかと思ったら何も気づかず撃たれてから慌てるノクスはもっと間抜けでした。せめて「銃撃で仕留められれば最良。防がれても発信機をつけられれば次善」くらいの二段構えの作戦で、ノクスは銃撃自体は防げたが発信機は防げなかった。くらいの両方に華を持たせる作劇にしてほしかったです。

・短気過ぎるプランBもびっくりしました。
あの発信機があの夢から出た後も存続するのか知りませんけど結論を出すのが早すぎません?
せめてナイトメアの拠点やノクスの目的を探ってからとかもっと有効活用する方法があったんじゃないのかなと不思議に感じました。

・個人的には、戦いたがるネムに護身用にカプセムを渡すかと思ったら自分もできてない明晰夢パワーを発揮させようとする莫にも戸惑いました。
なんでそうしようと思ったんですかね???
莫が普段から変身しなくても地形変更とかできてるんならネムに教えるのも理解できますけどなんでできもしないことをやらせようとしてるのでしょうか…


似顔絵は馬鹿にするけど、夢の中で撮った写真なら信じる富士見

・今回の描写も地味に富士見の格が下がってると思いました。
今更「ナイトメアの写真撮ってきたよ!」→「もっと早く撮ってきてよ」とか言ってる時点でずっこけものなのですが、以前の出来事を踏まえるとそれ以上に酷い口ぶりだと思いました。
以前、小鷹(ノクス)が富士見に「これが俺が夢で見たナイトメアの姿です!」って似顔絵を見せたときには「本当にこんなものがいるのか?」みたいに疑っていたのに、
「これがナイトメアの写真です! 俺の夢の中で夢の中でも使える秘密組織のカメラで撮りました!」なら狂喜するって…
小鷹が見てたら泣きますよ。「だから小鷹に見放されたんだぞ。そういうところだぞ」としか言いようがありません。


ロードファイブ

・ノクスナイトと同じ大剣を振るう姿は悪くはありませんでした。
パワフルで見るからに強そうではありました。
ただ、相手がノクスなせいで手応えや成果が全然感じられないことと、一方的な攻撃だけで攻防になっていない点を除けば、なんですけどね。
それ以外はノクスナイトと大差なく、敵も味方もノクス系だらけで似たりよったりな絵面は面白みに欠けました。


次回はナイトメアが実体化するのか?!みたいな雰囲気でした。
私はノクスの言っていた話に全然ついていけてません。
「ナイトメアが実体化するには夢主の深層心理の扉を全て開く必要がある」のルールが生きてるなら、夢主が多いほど全部開くのが大変なはずなんですけどそんなことできるんですかね?
常識的に考えると、ナイトメアが夢の内容は変えられても深層心理までは変えられないのが大前提ですよね?
そうじゃないと叶えやすい深層心理に変えてすぐ乗っ取りできちゃいますからね。
「普通にナイトメアを実体化させても莫やコードに倒されて終わりだから、複数人の夢を使って難易度を上げてでも実体化するナイトメアの質を上げるぜ!」って話ならわかりますけど、この作戦はいったいどんな価値があるんでしょう?

莫側も「じゃあナイトメアを全部倒せばいいだけだな。弱いから倒すのは楽だし」とか、
「1人でも夢主を守りきれていれば実体化はしないんだからやることはいつもと変わらないじゃん」とか、
「ナイトメアを減らせば減らした分だけ実体化した後のナイトメアが弱まるなら倒しまくれば済むんじゃ?」とか、
いろいろ設定の介在する余地があるように感じて、そういう意味でもこの作戦の要点がよくわかりませんでした。






コメント

6 件のコメント :

  1. こんちには。いつも放送が終わった後、こちらのブログを見にきています。

    はじめてコメントさせていただきます。

    正直今までのライダーでもやばい脚本って結構あったけど、ここまでずっとひどい脚本はなかったと思います。

    苦手な脚本のライダーでもそれでも日曜日は毎週楽しみにしていて、ネタバレを喰らいたくないから自分の目で見るまではSNSを遮断したりしてたのですが、ゼッツはいつの間にか終わっている放送をTVerで真顔になりながら流し見しています。

    子供の頃にクウガから見始めてここまでずっと見てきましたがこんなに仮面ライダーが面白くないのははじめてです。

    とても悲しいです。

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    1. 匿名さん、こんにちは。
      ご愛顧ありがとうございます。

      ゼッツは普通に出来が悪いのでそう感じるのも不思議はないと思います。
      20話経ってもなお主人公が話に絡まないどころか、蚊帳の外のままで傍観者にすらなれてませんからね。

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    2. 個人的にはガッチャードやセイバーなんかよりも全然酷いと思います。

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    3. そう思うことも個人の自由だと思います。
      評価基準次第ではそう思うことに何も不思議はないと思います。
      何をもって酷く、何をもって良いとするかの基準がわからないと共感も理解もしようがありません。

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  2. 更新お疲れさまです。

    RPG世界の演出に自信ありげでしたね。次作はゲームをモチーフにして、対比で死んだら生き返らない命を扱う医療もテーマに盛り込んだらさらに良さそうですよね。

    ナイトメア幼体みたいなのを出して作戦が進行したとするにはこれまでの設定があやふやすぎますよね。思いつきアイデアの羅列以外に書く方法を知らない脚本なので仕方ないですが、同じ夢を見る人たちみたいななんとなくのイメージがもう固定観念的でつまらないです。

    撃たれてびっくりしてるノクスは間抜けでしたね。気づいて気づかれたNo.6も躊躇う無言の攻防とかスリリングな作劇の工夫は全くないんですよね。
    発信機だったのは少し捻ってありましたが、自分は種明かしをすぐにしすぎているように感じました。No.6の真意を曖昧にしておくとか、数話の中でも興味を持たせる工夫が出来ると思うんですが、出した要素をすぐ回収したり無駄に引っ張って腐らせたりそういうセンスも壊滅的だと思います。しかもせっかく発信機つけたのにかっこつけてプランBだとか言いだして自分ももう?って思いました。敵も味方も賢そうな人がいなくて疲れます。
    写真見てでかしたとか言ってる富士見もアホ感やばかったです。実像を見て納得するなんて、これまで何を信じて活動してきたのか不思議です。まさにそういうとこだぞとしか言いようがないですね。
    莫は今回はドヤ顔でけん玉を披露したり(役者さんの特技でしょうか)回復薬を入手したりのついでに実際あるのかも怪しい謎パワーを啓発しただけでしたね。行動も態度も胡散臭くてしょぼいこいつが主人公なんですよね。

    ロードファイブは強そうではありましたがベラベラ喋るんで全然威厳を感じなかったです。幼体戦がコント仕立てで捨て戦だったのにこっちも絵面が地味で見所がなかったです。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >同じ夢を見る人たちみたいななんとなくのイメージがもう固定観念的でつまらないです。

      アイディアは平凡だと思います。
      しかも冷静に考えると「保育園の子どもがみんな同じ夢を見てる」って「絵心の無い子どもが妙な絵を描いた」よりそっちの方が異常事態ですよね。
      意外な展開(当社比)ありきで刑事たちがまた馬鹿なことをさせられているように感じます。
      アイディア以上に実装の仕方が下手くそ過ぎるところの方が問題だと思っています。


      >No.6の真意を曖昧にしておくとか、数話の中でも興味を持たせる工夫が出来ると思うんですが、出した要素をすぐ回収したり無駄に引っ張って腐らせたりそういうセンスも壊滅的だと思います。

      そういうのも有りだと思います。
      「銃撃を防がれて作戦は失敗。クレハは逃げ帰ってノクスの勝ちか…と思わせておいて後で『発信機が本命でした』と種明かししつつ挟み撃ち作戦が開始される」
      みたいな流れなら今回の話の流れを変えずに無理なく入れられたでしょう。
      早めに種明かししても良いと思いますが、それでスタッフがやるのが謎の”プランB”なのでズレてるように感じてしまいます。


      >莫は今回はドヤ顔でけん玉を披露したり(役者さんの特技でしょうか)

      東映公式には「莫の役者さんに何か手品系の特技はないか?と聞いたけど無かったのでけん玉の練習をしてもらいました」と書いてあったのでスタッフの趣味か手癖のようです。
      謎パワーの方はゲーム的演出か、後でネムにやられる明晰夢パワーの前フリのつもりだったのだと思われます。
      その結果、「歩き疲れたから元気になるために回復薬を飲む」という全然RPGっぽくない展開になってしまったのはゼッツクオリティだなと呆れました。スタミナドリンクとかにしておけばいいのに…


      >ロードファイブは強そうではありましたがベラベラ喋るんで全然威厳を感じなかったです

      三下感が強かったですね。
      もっと寡黙にして「目的は何だ…」とか必要なことしか言わず、淡々と攻撃する感じでも問題なかったと思います。
      相手がポエム大好きノクスだから「拷問部屋というわけか」とか「ファイブか。荒事が得意だったな」とか急な独り言言わせても別に違和感無かったでしょうし。
      たぶん役者さんの感じに合わせたんでしょうけど安易だと思います。

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