『仮面ライダーエグゼイド』 第8話「男たちよ、Fly high!」:感想

2016年11月27日

■目的
・社長の言っていることに嘘がないとしたら、最終目的はワクチンを作ることのようです。
ウイルスをばらまくのに協力しているのも症例を増やすか抗体のある人物を見つけるためのようです。

・個人的には「そもそもゲーム病ってどんなもの?」という根本的なところが疑問です。
今のところグラファイトたちがばらまくからゲーム病が発生しているだけで自然発生的な存在ではないように見えます。てっきりゲーム病自体が社長が人工的に創りだしたものかと思っていました。そこを知らないので、積極的にリスクを犯してまでゲーム病対策を急ぐ社長の考えについていけません。

・九条も協力するような流れに見えました。
突然のグラファイトの死亡フラグも過激派のグラファイトを排除して九条が協力しやすくするためでしょうか。居場所に困る九条の扱いとしては良いように感じました。
ただ、なんか「みんな患者を救いたいという思いは同じはず!」とか言い出してライダー全員まとめられそうで不安に感じるところもありました。雑なまとめ方は勘弁してほしいです。 

■永夢は保菌者?
・ライダーに変身するには適合手術が必要なのに永夢には手術を受けた形跡がないそうです。
手術の記録がないはずなのに何も疑問に思わないことでポッピーピポパポの無能疑惑が更に強まりました。もういっそ「実はポッピーピポパポの正体は社長だった!」くらいやってくれないと無能っぷりに納得がいかなくなりそうです。

■再定義
・今回は設定の再確認が行われているように感じました。
今回の患者を見る限り、バグスターと患者は視覚や思考を共有している設定がついたようです。そうでないと、バグスターが破壊活動を行った途端に患者に影響が出たことが説明できないと思います。そんな設定があるなら九条が連れてきた患者の妹がさらわれたときもどこにいるか逆探できそうなものですが… バグスター側に都合のいい一方通行設定もあるようです。

・それと永夢は「心を救わないと意味がない」ということになったようです。
それで小児科というのが不思議ですね。カウンセラーや精神科医のほうがやりたいことができると思います。「小児科にはメンタルケアが不可欠なのに軽視されている。そこを変えるためにあえて小児科医になった」とか、理由があるのでしょうか。

・個人的には大したことない病気ならともかく、命に関わる病気でも「それよりも」とか言い出す医者は怖いです。
たとえばマラソンランナーが足の病気にかかって足を切断しないと絶対に死ぬという状況になり、ランナー本人は「走れなくなるなら死んだほうがいい」と言ったらどうするのでしょう?
そういう判断ができることも医者に必要な素質だと思います。飛彩や大我よりも永夢の思想のほうが私は怖く感じます。今回も患者が死ぬかもしれない危険な告知を独断でどんどんやっていて恐ろしかったです。まぁ、これに関しては無能なポッピーにごますり医長しか周りにいないので相談しないのも無理はないのかもしれませんが。

■優しい対応
・大我は「ガシャットは全て」と言っていたのに、二人を完全無力化しても変身用のガシャットは奪わなかったことが不思議でした。
変身することのリスク自体を危険視しているとすると、むしろレベル3よりも変身用を奪いたいはずなのですが。 これにも裏があるのでしょうか?

■ジェットコンバットフォーム
・ド定番の空中から一方的に攻撃するだけの退屈な展開でした。
販促期間が終わったら、飛んでは撃ち落されて変身解除するだけの無様な姿が目に浮かびました。これはダメそうです。


次回、グラファイトがパワーアップのようです。
グラファイトには今のところ強い印象も弱い印象もないのでパワーアップされても反応に困ります。エグゼイドの新フォームがグラファイトのガシャットを使って変身するとしたら既にグラファイトのパワーダウンは予定済みで無残です。プロトタイプは危険だそうですからエグゼイド用のは製品版なのでしょうか。グラファイトに明日はあるのでしょうか…

コメント

6 件のコメント :

  1. 放送後にyoutubeに公開されるポッピーピポパポの部屋においてゼロデイやバグスターについてかなりの新情報を公開していました。
    本当にかなり喋ってしまっていたのですが(本編の1クール終わっても解明されななそうなほど)本編でちゃんと説明する気があるのでしょうか?
    私はまだ見ていませんが、劇場版ではエムの微妙な二重人格について触れられているとか?

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    1. ブラブさん、はじめまして。

      ポッピーピポパポの部屋ってそんな設定を語るところだったのですか。タイトルの時点で私向けじゃないと思って見たことがありませんでした。依然見る気はありません。語られた内容が本編で重要でないところなら良いのですが…

      >私はまだ見ていませんが、劇場版ではエムの微妙な二重人格について触れられているとか?

      公式がツイッターで何か「永夢についてのネタバレ厳禁!」みたいなことを言っていましたね。二重人格気味なことについてなのでしょうか。

      劇場版にしてもネット配信独自企画にしても、重要な説明をそこだけでするのは止めてほしいですね。劇場版で設定が明かされたものというと仮面ライダーWのビギンズナイトがありますが、あれはそこでどんなことが起きたのかその結末や本編に与えた影響が本編でも断片的に語られていたので大丈夫でしたが、本編では語られず見ないと本編の理解に支障をきたすレベルのものは止めてほしいです。
      大我以外とは関わりが薄いゼロデイはともかく、永夢に関しては本編でフォローしないとマズいと思います。

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    2. 永夢が未手術なのに適合してる事と関連してたりしますかね。
      実は今医者として動いてる性格は後から生まれたもので、ゲーマー性格の時にすでに受けてたとか。
      と考えましたけど色々と矛盾が出るのでそれはないですね。

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    3. 私も考えにくいと思います。
      「ゲーマーのほうが本来の人格」という線も考えにくいのではないかと思います。なぜかというと1話で「助けてもらった医者からゲームを受け取った」というゲームを好きになったのはそれからであると暗示するような描写があったからです。事故の前から元々ゲームが好きだとあそこが意味不明なシーンになってしまうように私は思います。

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  2. 初めまして。毎週読ませてもらっています。
    今回の、永夢が適合手術を受けてないのに変身してる謎から、私は以下の理由とストーリー展開を予想しました。
    ①永夢はウイルス感染者である→隔離するべきだ!
    ②実は16年前の手術こそ適合手術だった。またはその時、意図的に感染させられた→犯人の正体とその目的は?
    ③適合手術がいらない特殊体質だった→仮面ライダーになるのは運命だったのだ!

    三番は御都合主義ですが、他なら「変身時の豹変はその副作用だった」など理由付けがされて、多少すっきりするかもしれません。
    また、このページで書かれた、ぽっぴー無能説も、二番の展開なら「ぽっぴーは犯人の仲間で、無能を装って永夢を仮面ライダーに誘導し、術後経過を看ていた」などと明かされるかもしれません。

    現在、エグゼイドは、無茶苦茶なストーリー展開と、中途半端なキャラ・設定紹介のせいであまり面白みを感じず、もし打ち切り終了しても納得の作品だと思っています。
    一刻も早く改善されて、見応えのある作品に昇華することを願いながら視聴したいと思います。

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    1. 狭間さん、はじめまして。

      >①永夢はウイルス感染者である→隔離するべきだ!
      ②実は16年前の手術こそ適合手術だった。またはその時、意図的に感染させられた→犯人の正体とその目的は?
      ③適合手術がいらない特殊体質だった→仮面ライダーになるのは運命だったのだ!

      私も似たような考えが浮かびました。
      ③の特異体質や抗体保有者という設定だと、ライダーの中で一人だけ最強フォームを手に入れたりするのに都合がいいんですよね。

      >二番の展開なら「ぽっぴーは犯人の仲間で、無能を装って永夢を仮面ライダーに誘導し、術後経過を看ていた」などと明かされるかもしれません。

      そのくらいあったほうがポッピーピポパポに関してはありがたいですね。ただの無能より裏切り者のほうがマシです。

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