『仮面ライダーエグゼイド』 第16話「打倒MのParadox」:感想

2017年1月29日

■状況分析
・どうやら永夢は第一段階を終えて次のステージへ、飛彩と大我はライバルとしての役目を終えてキャラ立ての第一歩からやるつもりのようです。

・「患者は永夢が救って当たり前」という流れが規定概念になっていることにまず私はついていけません。
私が永夢についていけないまま第一段階が終わってました。そして新しく始めたはずの大我たちにもついていけてません。どうやら准レギュラー化しそうなニコも平成ライダーに典型的なウザくて無能なヒロインで辛いです。ついていけていない私が辛いと感じるということは、エグゼイドに向いている人にとっては良い展開なのかもしれません。

■本末転倒
・永夢の話を主軸に飛彩や大我の話もやろうとした結果、段取りが多すぎて話が成立していないように見えました。
敵のやられ方はあまりにも酷かったです。 あれでは患者を助けるためのバグスター退治がどうでもいいことのように見えてしまいます。永夢の基本方針に患者を救うことをまだ含め続けるなら、そこをないがしろにしたら永夢まで矛盾しているように見えて全てが台無しになります。キャラ立てのためにキャラを崩壊させるなんて本末転倒です。この調子だと話がまとまらないまま飛躍する一方になりそうでますます先行きが不安になってきました。
 

次回はまたも新フォームが登場するようです。しかも今更レベル4だそうです。バンダイが何を考えているのやらさっぱりわかりません。
レベル50まで出た今、レベル4を使うなら作中ではそれ相応の理由が必要になります。脚本の腕が試される回になりそうです。ここで上手くやれれば低調な印象をひっくり返すことができるかもしれません。個人的に最悪なケースは”ノリ”で「せっかく手に入れたから使おう」で終わらせることですがどうなるでしょうか?

コメント

10 件のコメント :

  1. 個人的には、ニコがあそこまで永夢を目の敵にする理由としては弱い気がしました。根に持つ性格なんだと言われたらそれまでですが、例えば観客の前で過度に挑発的な言葉を浴びせられてプライドを傷つけられたとか、多少なりとも永夢の方に非があるという展開にすべきだったと思います。ただでさえ感情移入できるキャラがいない作品に、さらに引っ掻き回し役を増やされると疲れます…

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    1. ニコは全然共感できませんでしたね。それくらいの理由が欲しかったです。
      それかニコを「ゲーマーMが好きだったのに今の永夢は全然ゲームの大会に参加しない。それが許せない(好意の裏返し)」という理由にして、永夢の持つ医者とゲーマーの要素を掘り下げるきっかけにしてほしかったです。

      小学生くらいだったら浅はかさにもまだ納得がいくのですが18歳なんですよね…
      個人的には格下の人物をどうこうしても大我の株は上がらないと思うのでニコは好きになれません。大我を良い人化しても空気になるだけだと思うので現状の流れは好ましくありません。

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  2. ニコに対して「遊びでやってるんじゃない」「患者のために命懸けで戦っている」などと言っておきながら、最終的に遊びで戦っているパラドが邪魔されたからとバグスターを倒してしまいそれでいいのか脚本家と思いました。
    ニコについても、年収1億の天才ゲーマーという肩書と実際のキャラ造形が噛み合ってなさすぎて、そう言った言葉でしか凄さを表せない浅はかさにウンザリします。

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    1. >パラドが邪魔されたからとバグスターを倒してしまいそれでいいのか脚本家と思いました。

      パラドが倒すのはドン引きしましたね。
      それやっちゃうと「永夢たちの本気=パラドの気まぐれ」となってしまい、バグスター退治や永夢たちなど様々な要素の価値の低下を招くと思います。いくらパラドックスの強さを示すためにエグゼイドを倒させるのが嫌だとしても、怪人を代わりに据えるのは無いです。

      >ニコについても、年収1億の天才ゲーマーという肩書と実際のキャラ造形が噛み合ってなさすぎて、そう言った言葉でしか凄さを表せない浅はかさにウンザリします。

      年収一億の話は唐突でしたね。
      やるならその前に大我に報酬として多額の金銭を提示するとか金はぶりがやけに良いとか、前フリになるものを出しておくべきだったと思います。しかも年収一億の話がニコの生い立ちや性格に特につながっていないのが更にマイナスです。今回やる必然性がわかりませんでした。ニコの話が一段落した次回以降に
      大我「どうしてもここにいたいなら家賃払え、100万な。」
      ニコ「はい、これでいいね。」
      大我「なんでそんな金持ってんだ?」
      なんてやりとりでもするほうが効果的だと思うのですが…

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  3. ニコには僕も共感出来ませんでした。
    ゲームに負けた黒歴史を排するには、同じゲームで勝つのが一番じゃないでしょうか。あの子、一億稼ぐ超凄いプロゲーマーなんですよね? プロの誇りは? 腕を磨いて再戦とかやらず、無関係な人をライダーバトルと言う名の殺し合いゲームで戦わせるっていったい……。
    真剣に考えると、とても性格の悪いクソ女としか思えません。

    根本的な問題として、ライダーの戦いをゲームで押し通す本作ですが、エムの得意だったゲームとはまるっきり別物ですよね。スポーツの部類ですよねどっちかと言うと。なんで「体感ゲームの天才」という風に描かなかったんでしょう。
    とある主人公がゲームの神を名乗る作品では、肉体は貧弱なので体感ゲームは苦手だが、ゲームと言うなら意地でも攻略する! という話がありました。今作、そんな描写ありましたっけ。設定がちっとも理解出来ません。笑いどころなのかな?

    ゴーストに続いて自分には合わなそうな予感しかせず、とても辛いです。

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    1. >腕を磨いて再戦とかやらず、無関係な人をライダーバトルと言う名の殺し合いゲームで戦わせるっていったい……。

      この辺は私もさっぱりわかりませんでした。
      自分で変身しようとするのはまだわからなくもありません。あの世界では「バグスター手術=ゲーム」という概念が当たり前のようですから、「永夢の一番得意なゲームで負かしてやる」と考えるのは頷けます。

      プロとしてはやや疑問です。
      プロゲーマーであるならなおさらゲームでも人によって得意不得意があることはよく知っているはずです。仮に変身できたとしても第一線で日々戦っている永夢と同レベルと戦えると思っているならお笑い種です。今回ゲーセンにいたニコも6年前と同じゲームをやっていたわけですし、同じゲームで再戦するのが筋だと思います。

      >スポーツの部類ですよねどっちかと言うと。なんで「体感ゲームの天才」という風に描かなかったんでしょう。

      永夢やニコについて完全に筋を通すなら「全てのゲームを完璧にできる天才」と思うしかないと思います。そんな天才だから永夢はドライバー資格者に選ばれたのでしょう。
      それならそれで「マニュアルどおりにやろうとして失敗するが、物事をゲームだと思って考えたら上手くいく」なんて話があったほうが収まりが良いと思いますが。

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  4. 永夢が破れたニコに声をかける場面で、口調が普段通りなのが気になりました。ニコの話だと「昔はあんな風じゃなかった」とのことなので、もっと荒いというか、粗野な口調だと思っていたのですが、あれだと昔と今で性格が違うというニコの証言に説得力がありません。

    パラドクスがフィールドのアイテムを使うことは前回示されているのに、それを防ごうとする気がないのも気になりました。ゲーマーとかいう以前に、敵の戦術の妨害をはかるのは戦いの基本だと思うのですが。

    あと、いつの間にかドラゴナイトハンターは一人でも制御できるようになったのですね……。

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    1. >永夢が破れたニコに声をかける場面で、口調が普段通りなのが気になりました。

      いつもと違いを感じませんでしたね。
      私は役者さんの演技力不足だと諦めています。

      >パラドクスがフィールドのアイテムを使うことは前回示されているのに、それを防ごうとする気がないのも気になりました。

      何かあれば良かったのですが…
      アイテム以前にまともに戦っても勝てそうもないのでどうしようもありません。パラドクスを倒すときに対策が披露されたらいいのですが望みは薄いでしょうね。

      >あと、いつの間にかドラゴナイトハンターは一人でも制御できるようになったのですね……。

      最初は暴走覚悟で使ったのかと思いました。そんなことはありませんでした。

      一見雑なだけに見えるこれが伏線…、だといいですね。
      「実は大我はゲーム病を発症している永夢以上に侵食が進んでいる。だからドラゴナイトハンターを制御できた」なんて理由だといいですね。

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  5. 大我の「俺もアイツも、ひとつしかない命張って必死に戦ってんだ」って言う下りが唐突過ぎて、正直ついていけませんてした。何て言うか「お・・・おう」って感じですね。まぁ、特にキャラがおかしいわけではありませんがね

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    1. そうですね。おかしくないけど変な台詞だったと思います。
      大我が内心そう考えているのは特に不思議はありません。無理やり?医師免許を剥奪されたりしているのに、危険を承知でバグスター退治をしているわけですからね。使命感を持っていても頷けます。
      ただ、それを表に出し、しかも言った後に「つい恥ずかしいことを言ってしまった」なんて照れがなかったことは不思議に感じました。「ニコには本当のことが言える」なんて関係にはまだなっていないでしょうし、全体的に舵取りが急に感じました。

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