『仮面ライダーエグゼイド』 第14話「We're 仮面ライダー!」:感想
【ストーリー】
・「外科医同士だから嫉妬がある」 という流れ自体は自然で面白かったです。
ただ、”天才外科医”という部分が設定止まりであることが問題でした。飛彩もゲストも口先だけで視聴者に馴染みがありません。
・ストーリー展開はエグゼイドが二人になるというお話でしたが、ストーリーの内容も1話を2話に分割しているように感じました。
話の絡みが弱いと思います。ゲストとメインストーリーの関連性が低く、別の話、2話分を半分ずつ1話に入れているような収まりの悪さを感じました。患者の話と永夢の話に連動性を感じません。
・話がすり替わっている気がしたこともそう感じた原因だと思います。
九条が死んだことを引きずっていた永夢の悩みは解消されていませんし、永夢の傲慢さも飛彩の治療に対する消極的態度も何も変わっていません。
結局、いつもどおりに永夢が勝手をやって結果的に患者が助かっただけに見えました。そこを肯定する価値観は私にはありません。
・問題提起をしたまま進展なく棚上げにするのは避けるべきことだと思うでしがわかってやっているのでしょうか?
あとで落とし穴にするならまだいいですが、ライダーで主役を落とす展開は考えにくいです。大丈夫なのでしょうか… 「永夢は自分を投げ打って患者を助けているからヒーローなんです!」みたいなスタッフの謎理論が働いていないといいのですが、そこが怖いです。
■レーザー
・めでたくただのバイクになりました。
人が変身するバイクが使いづらいなら人を排除すればいい。実に合理的な考え方ですね。個人的にはそれならエグゼイドのフォームチェンジ用に使ったほうがマシなのではないかと思いました。
【アクション】
・普通、でした。
自分の分身という設定は特に活かされず、ただのタッグ形式でした。しかも質があまり良くありません。敵味方共に見学が多かったのがマイナスです。見ていて「おい!、カメラに映ってるぞ」といいたくなるような棒立ちがちょくちょくありました。2vs1という形式は戦隊の個人回でよくあるだけに厳しい内容でした。
・キックは通常エグゼイドと同じくコンボ風でした。
全然キックを使わないのでかなり久しぶりに見ました。途中でSD形態を挟むところがゲームっぽかったです。
次回はパラドが変身するそうです。
ゾンビゲーマー終了のお知らせです。わずか2話の短い天下でした。
>結局、いつもどおりに永夢が勝手をやって結果的に患者が助かっただけに見えました。
返信削除勝手に独断専行したり、飛彩をあれこれ批判している場面がほとんどないせいか(これまでに比べて)結構全うに見えました。今後もそう言う描写を貫いてくれれば良いのですが
それと今回の話を見てますます主人公の永夢がドクターである必然性がないんじゃないのかとか思いました。
>勝手に独断専行したり、飛彩をあれこれ批判している場面がほとんどないせいか(これまでに比べて)結構全うに見えました。
削除私は今回も独断専行しているように見えました。
屋上での飛彩との会話で、飛彩の「決めるのは患者」という言葉を勝手に誤解して煽っていたからです。堅実な考え方であれば言葉の意味を考えて、「患者を救うのが医者の役目だろ? 何を言ってるんだ?」と真意を捉えようとすると思います。そこを短絡的に捉えて飛彩に手術をさせて患者を助けられればそれでいいと結果だけを追い求める姿はおよそ信頼できる人物には見えませんでした。
>それと今回の話を見てますます主人公の永夢がドクターである必然性がないんじゃないのかとか思いました。
スタッフにとっても相当曖昧なように見えます。
今回の見せ場であったであろう「これはゲームじゃない。オペだ」と永夢が語るのも、永夢の二重人格を棚上げにしてきたせいでそれまでの永夢にとってのライダー業の意義がはっきりせず、見せ場でまるで落差を感じられませんでした。
ご無沙汰しております。
返信削除久しぶりにコメントさせていただきます。
エグゼイドは初めてのコメントですね。
私も「これはゲームじゃない、オペだ!」に違和感がありました。
ゲーム=オペ、なんでしょ?と。
ゲーム=バーチャルで「今やってるのは人の命がかかってるから、ゲームじゃない」って言いたいんですかね?
エムがゲーム病なのはOPから予想できましたが、これからどういう風に話を広げるか不明ですね。
アレでしょうか、マイティーブラザーズの分身がバグスター、とかありきたりな展開ですかね。
いやはや、ワンクール終わったというのに、まー皆さん見事に大根ですね。
覚悟して見ているとはいえ、「ノーコンテニューでクリアしてやるぜ」を初めて聞いたとき、膝から崩れ落ちましたから。
今はまたジュウオウジャーが割りと演技が上手いので目立ちますね。
そして唯一まともな役者だったキリヤが早々に退場なんて、制作側大丈夫ですか?っておもいました。
特にエムの二面性、殊更変身後の性格が伝わってきませんね。
ただ根拠や信念がない自信で自分勝手に動いているように見えます。
役者が未熟なのは承知の上なんですから、脚本や演出、アクションでカバーしてあげてよ…。
でも、今まで全部メインライターさんなのに、物語がモヤモヤしてる時点で、あまり期待できないのかな、とは思っています。
ただ、子供は気に入っているみたいです。
エグゼイドのデザインは普通に受入れてますね。
先入観がないからなんでしょうが。
特にOPの曲がお気に入りみたいです。
anemonefishさん、お久しぶりです。
削除>ゲーム=バーチャルで「今やってるのは人の命がかかってるから、ゲームじゃない」って言いたいんですかね?
私も今更何を?、と思いましたが、文脈からするとそういう意味に聞こえましたね。
今までの変身前後の発言は全てゲーム人格(M)のせいとでも言いたいのでしょうか。大本の二重人格が把握できていないので意味がわかりませんでした。
>アレでしょうか、マイティーブラザーズの分身がバグスター、とかありきたりな展開ですかね。
片方はゲーム病由来ともう解説があったので、私は「どちらが本来の人格なのか?」という話で行くのかなと思いました。
ニコの「昔は僕なんて言わなかった」という発言から俺様のMが本来の人格だとミスリードを誘っておいて、「実は昔からバグスター人格(M)が表層化して身体を乗っ取っていて、事故・手術による何らかの影響で本来の人格(永夢)に戻った」という話にでもするのかなと思っています。
どちらにしても、個人的にはまだ永夢の人となりを理解できていないので、バグスターの影響がどうのこの先のことがどうのと言われても話に付いていけそうにありませんが。
>特にエムの二面性、殊更変身後の性格が伝わってきませんね。
ただ根拠や信念がない自信で自分勝手に動いているように見えます。
永夢は演技も人物描写もおかしくて、何が意図どおりで何がミスなのか判断がつきませんね。二重人格も最初は演技がおかしいのか、ストーリーに則しているのかわかりませんでした。最近になって二重人格はそれで合ってるとわかったものの、今度は永夢がいきなり説教をしだしたりして二重人格の存在意義そのものが曖昧になってきてわけがわかりません。
>でも、今まで全部メインライターさんなのに、物語がモヤモヤしてる時点で、あまり期待できないのかな、とは思っています。
私も厳しいと思います。
シリーズ構成が書いているなら予定どおりのはずですし、ずっと一人で書き続けているので全体の見直しや方向転換を考える余裕はないでしょう。
>ただ、子供は気に入っているみたいです。
エグゼイドのデザインは普通に受入れてますね。
デザイン単独では問題はないと思います。
問題は「これをライダーとして打ち出してOKなのか」と「スタッフが撮影するときに目線の扱いに慣れていない」というところだと私は思います。
飛彩の「天才外科医」設定がようやく生きた!!おおー・・・てこれ最初の方に見せておかないとダメ
返信削除ですよね。 今まで大した積み重ねもないので(というかマイナスばっかし)あんまし説得力がありませんでした。「天才外科医としての経歴に傷がつく」って言われても視聴者側としては傷だらけやんけと(笑)取り敢えず面目躍如が少し出来ただけでもよしとした方がいいかな?
ダブルXのアクションは予想以上にしょっぱかったですね。分身というよりは、結局二組のライダーで殴ってるだけってのが・・・良かったのはマリオブラザーズっぽかったブロックを突き上げる所と、若干格ゲー風味の必殺技でしょうか。どっちも金を食う技(CG)なので、どうにか金を食わずに魅せるアクションを頑張ってほしいです。
>飛彩の「天才外科医」設定がようやく生きた!!おおー・・・てこれ最初の方に見せておかないとダメですよね。
削除好意的に解釈するなら、「販促で忙しい1クールで拾えなかった設定を拾った」というところでしょうかね。紹介から始めるべき段階で、設定を中心にした話を作るのは無理があったような気がしますが。
>ダブルXのアクションは予想以上にしょっぱかったですね。分身というよりは、結局二組のライダーで殴ってるだけってのが・・・
武器の受け渡しも特に面白くなく、全体的に微妙でしたね。
言葉遣いが違うので、そこを活かした台詞回しや毛色の異なるアクションができればただのタッグとは異なる差別化が図れたと思います。複数人でアクションをするとそれだけ予算が尽きるのも早いのでどうにか基本的なクオリティが上がっていってほしいですね。