仮面ライダー鎧武 第17話『桃のライダー、マリカ光臨!』:感想

2014年2月10日

【ストーリー】

■光実の闇
・今回は光実の描写で内容があって比較的面白かったです。5分番組だったら満点です。
自分がどんなに変わっても2人は変わらず接してくれるという考えが恐いですね。盲信しているとすれば、紘汰たちに裏切られたと感じれば憎悪へ容易く変わるでしょう。どんなに変わっても変わってない振りができると思っているのであれば、自分で自分を騙す道化です。

■今回の謎
1)顔を見るだけでビートライダーズだとバレる紘汰
・これをやるならどうして前振りを入れておかないのでしょうか。
バイト探し中に「あれ、あんた鎧武の人だよね? バイトで雇うから店の前で踊ってくれない?」などチヤホヤされるエピソードを入れておけば、ビートライダーズの社会的地位も描けたはずです。あるいは「こいつらが疫病神のビートライダーズだ!」とネット上で顔写真が公開されいてる描写でも、現状の説明になります。
もっと膨らませられる内容だったのに、なぜあんなあっさりした描写に留めたのでしょうか。謎です。

2)偽ロックシード
・タライは無視するとしても、どうすればあんなものが作れるのでしょうか。
あまりに適当過ぎて、陰謀渦巻くシリアスな雰囲気に合っていません。もしも「今回の話は暗くて退屈だから」という理由でギャグを入れたのあれば、そんなことより内容を煮詰めるべきだと思います。

■ベルトの副作用
・マリカとの戦闘中、光実を見つけたときの紘汰の反応が奇妙でした。
普通だったら「ミッチー? なんでこんなとこに?」や「お! ミッチー!! 助かった。1人じゃ勝てそうにない。いっしょに戦ってくれ」といった反応を示すと思います。
ところが本編では状況説明から入っています。まるでミッチーが戦うために来たと知っているかのような素振りでした。その前にも、毎日顔を合わせている姉の顔さえ見分けられませんでした。
どうやらゲネシスコアの副作用がもう脳にまで達しているようです。


【アクション】

■久しぶりのアクション
・今回は久しぶりにアクションを堪能できました。
短弓は取り回しが良くてアクション映えしますね。近接用の必殺技もあって嬉しいサプライズでした。同じ武器同士での戦いというところが良いですね。モンスターではなく、ライダーvsライダーの存在意義が感じられます。

・ソニックアローに限ったことではないのですが、武器の出し入れが気になります。
何のエフェクトもなく、出したり消したりするんですよね。ウィザードみたいにジッパーから武器も取り出すとか、ベルトの後ろについてくる設定にして背中に手を回して取るとか、あるいは単純に武器を光らせて無から生成している描写にするとか、やりようはあるはずなんですが。違和感があるので何か対策をしてほしいです。


次回はなんとついにダンスチームがダンスを踊るそうです!
でもタイトルは「さらば、ビートライダーズ」 そんなにダンスが嫌いですか。
脚本はクリスマス回を担当した毛利さんとの共同脚本。話が動くと見て良さそうです。
この状況で、「さらば」ということは、市民かユグドラシルに襲われるか、あるいは先日インベスに襲われたラットの爆弾が爆発するかでしょうかね。

更に新しいライダー、クルミも登場。
戒斗の持っていった汎用ベルトは無難にNo2のザックが使うようです。今からザックのご冥福をお祈りします。

コメント

4 件のコメント :

  1. はじめまして。ウィザード1話で平成ライダーのクオリティに一抹の不安を覚えた頃から、こちらの感想を毎週楽しく拝見しています。
    今回の鎧武は素直に面白いと思いました。その理由は舞と戒人が登場しなかったから。
    前話の感想で仰られたように、いちいち現在の状況整理を台詞で担わされているのは特にこの二人。
    おかげでランキングやダンスチームといった屋台骨ガタガタな設定を見せ付けられる事もなく、ストレスフリーで視聴出来ました。
    ミッチの苦悩やユグドラシル内部での対立、ブラーボのプロ根性などもきちんと各キャラの行動だけで人物相関図を補完できるように作られていましたし。
    フォーゼ前半くらいまでは当たり前のように出来ていた事だし、そこをやってのける自信が無かったのかウィザードシンプルに、こじんまりとやっていましたが。
    鎧武は設定、キャラ数ともにてんこ盛りのくせに、どれ一つ上手く処理出来ていませんでしたからね。
    一歩前進です。
    とはいえ、来週はまたダンスメインの話なので三歩も四歩も後退しそうですが。
    いきなりの長文、失礼しました。

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  2. [色:0000FF]はじめまして、真人さん。
    人の考えを聞けるのはありがたいので、長文をいただけて嬉しいです。
    私もそう思います。
    光実やユグドラシル関係者が出てくると比較的まともな展開になります。
    鎧武の抱えている問題は、ユウヤの一件のように伏線を重視している分、短期的な進展を軽視しているのが原因だと思います。
    その点で目的とそのための行動がはっきりしている光実やブラーボ、プロフェッサーは貴重です。
    彼らは動きと物語の進展や人物の掘り下げが一致しているので、出てくると面白くなります。
    舞と戒斗は目的はある程度見えているものの、行動が意味不明なのでついていけません。
    明後日の方向に突き進んでいるように見え、進展しているようには見えません。
    個人的には紘汰はもっと深刻だと思っています。
    ゴールが全く見えず、進んでいるのか逆走しているのか立ち止まっているのか、まるでわかりません。
    これでは主人公というより影で暗躍する謎の人物です。
    早いところ、ダンスやユウヤの問題を片付けて本題に入ってほしいと願っています。
    [/色]

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  3. これが例の怪しいチームが話に絡んでくる伏線だと良いのですが・・・
    この時期にあえてダンスネタをまた出してくるって必要性が感じられないのよね
    ��自分で自分を騙す道化です
    名を伏せてダンスチームに参加している時点でもう嘘をつく事に対して色々麻痺しているんだと思います

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  4. > これが例の怪しいチームが話に絡んでくる伏線だと良いのですが・・・
    > この時期にあえてダンスネタをまた出してくるって必要性が感じられないのよね
    [色:0000FF]今後出番のないダンスに幕引きをするつもりなのであれば、一応評価します。
    城之内の裏切りなどを描写する口実にしたいだけならマイナスです。
    他のチームはただの数合わせに過ぎない可能性が高いと思います。
    順位争いでもバロンたちに無視されてますし。[/色]
    > >自分で自分を騙す道化です
    > 名を伏せてダンスチームに参加している時点でもう嘘をつく事に対して色々麻痺しているんだと思います
    [色:0000FF]人を使うことうんぬんと当たり前のように言っていたあたり、そうなんでしょうね。
    たとえ周りに合わせられていても気づかず、自分が騙しているつもりでいて、いずれ足をすくわれそうです。[/色]

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