仮面ライダー鎧武 第18話 『さらばビートライダーズ』:感想

2014年2月17日

【ストーリー】
■戒斗の衝撃発言part2
戒斗「ダンスなんて力を示す手段の一つ」
これまでは本気でやっていたことが確定しました。
いったいどうやったらダンスで戒斗の夢を実現できるのでしょうか、早く説明してほしいです。

・この戒斗の発言、単なる復讐劇に置き換えると納得がいくように思えます。たとえば、
「ダンスで3回連続でトップをキープできれば、ユグドラシルのトップから直接表彰してもらえる。戒斗はトップに恨みを抱いていて、そのときに刺し違えるつもりでいる。」
こういう設定であれば、ダンスが迫害されて実現が難しい現状を踏まえて、ベルトの力で直接襲撃しようとプランを変えた戒斗にも納得がいきます。しかし実際の鎧武の作中では、ダンス=力=復讐の実現!、という戒斗理論の意味がつながっていません。これも設定改変の余波なのでしょうか。

■舞の奇行
・今回は戒斗とペアの舞の言動も凄まじかったです。
他のチーム「合同ダンスはいいけど、バロンとは踊れない」
バロン「バロンは参加しない」
バロンに断られた後の舞「他のチームを説得しないと…」

舞はいったい何を言っているのでしょうか。
バロンが参加しないとわかれば、他のチームは参加してくれるはずです。それ以前にその前の発言「全員参加しないと意味がない」はどこに行ったのでしょうか。「どうすればバロンに参加してもらって、他のみんなにも納得してもらえるかな?」と考えるのが自然でしょう。断られた後にすぐに諦める理由が全くわかりません。

■ダンス
・今回のダンスシーンはそれなりに見られました。
どうしてこういうのを序盤に持ってこなかったのでしょうか?
「インベスバトルが始まる前は、こんな風にダンスを楽しんでいました」という回想として入れていたら、ダンスにこだわる舞に共感できる視聴者もいたと思います。その過程で、復讐のために上を目指すことにしか興味のない戒斗や、異様なこだわりを示す光実など人格描写もできたでしょう。


【アクション】
■アーマードライダー・ナックル
・ナックルの変身ポーズがリズミカルでダンスっぽくて驚きました。
こういうのを入れればダンス要素がぐっと深まったのに、なぜこれまでやらなかったのか。

・主役勢は仕方ないにしても、グリドンと黒影はできたはずです。
公式によると、インヴィットはパラパラ、ワイルドレイドはオタ芸と特色もあるそうです。格好の素材を無視した理由がわかりません。
鎧武の重視しているギャグ要素とも相性が良かったと思うのですが。サンバで変身するキョウリュウジャーとの兼ね合いなのでしょうか?

■演出は仕事しろ
・ストーリーも酷いですが、演出も最低です。
今回、舞が「一人でもお客さんがいるなら踊ろうよ」と呼びかけるシーン。
あれをやるなら、その前の踊り始めるも観客の少なさに驚いてみんなが踊るのを止めるシーンで、舞だけワンテンポ遅らせる必要がありました。言葉の前に行動で態度で示していれば、舞の台詞の説得力が増します。こんな最低限の演出もできていない仕事には呆れるほかありません。ストーリーの内容に関わらず、プロならできることはやるべきです。


次回は引き続き毛利さんが担当するそうです。
もうまとめる要素はないと思うのですが、何をするのでしょうか。

公式の次回予告の文面を見て唖然としました。
「抗争がなくなれば、紘汰が用心棒でついている必要もない」
え~と、鎧武は街をインベスから守るために戦っていたのでは……?
まさか冒頭のインベスやこれまでに暴れていたインベスは、全てビートライダーズによるものだったのでしょうか。担当者が間違えたと信じたいものです。

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