トッキュウジャー・第1話 『特急烈車で行こう』:感想
【ストーリー】
・今日から始まった新しい戦隊、『烈車戦隊トッキュウジャー』
「イマジネーション」という設定が面白そうです。子供らしい感じがして良いですね。
戦隊としても、主人公たちの戦える理由になっています。格上の幹部への勝ち筋、挫折し立ち直ってからの逆転、新アイテムの出し方など様々な展開に根拠が生まれて盛り上がりそうです。レッドは特にイマジネーションの力が強いらしいので今後の活躍が楽しみです。
■臨時ダイヤ
・個々の設定はおもしろそうでしたが、全体としてはパッとしない1話でした。
特にギャグが致命的。ギャグが入る度に前後の流れがぶつ切れになり、ギャグ自体まで死んでいて笑えません。
ストーリーのほうも展開は気になるものの、全体の印象は冴えません。
特に「乗り換え」の必然性の無さは酷い。これではマイナススタートです。次回に回したほうが販促になったでしょう。
ギャグとシリアスのバランスも悪く、ストーリーもギャグもどちらも足を引っ張り合っていました。
・ギャグもアクションも、まるで説明書を読みながらやっているようなぎこちなさを感じました。
ライトの「わからないけど、わかった!」という決め台詞のようには行っていません。
視聴者も制作側もトッキュウジャーに慣れてからが本番のようです。今のところは間に合わせの臨時ダイヤというところでしょうか。しばらくはそれを覚悟して乗り切りたいと思います。
【アクション】
・トッキュウジャーの最大の特徴、それが「乗り換え」です。
武器だけでなくスーツの色自体も交換しちゃいます。このアイディアは面白いですね。本当に誰が誰だかわからなかったり、交換するとき段取り臭かったり、まだまだ使いこなせてない感じですが上手く使えれば盛り上がりそうです。ずっと同じ武器を使わなくて済むので、個人回がどうなるのか楽しみです。
【デザイン】
・敵デザインは主に帽子モチーフのようです。
555のオルフェノクのような彫刻風な浮き彫りがかっこいいです。
・デザインとしてはかっこいいのですが、作品的には浮いている感じがします。
トッキュウジャーがシンプルでカラフルなデザインなのですが、敵のほうが凝っていて、トッキュウジャーがチープに見えてしまいます。
・おどろおどろしい見た目なのにノリが軽い点にも戸惑いました。
性格的にはもっとファンシーな見た目のほうが似合いそうです。ゴレンジャーやカーレンジャーの敵に置き換えるとしっくりきそうです。この辺りのギャップにも慣れる必要がありそうです。
■トッキュウオー
・1話の時点ではわりと残念な感じでした。
合体シーンもいまいち・操縦しているように見えない・戦闘もあっさり・パンチとキックのCGも微妙・必殺技もテンポが悪い。
悪いところだけ詰め込んだような内容でした。
・個人的には、特に下半身の動きが気になりました。
太ももの辺りが、付け根と膝、両方とも干渉していて動けそうにありません。とても不安です。
・ただ、ドアが開いて顔が出てくる演出は面白かったです。
電車と巨大ロボ、両方に共通するデザインを活かしていて素晴らしい。
1話はノルマとギャグとシリアスと、バランスが悪くいびつな内容になってしまいました。
個々の要素はおもしろそうなので今後への期待は持てました。軌道に乗るのはパイロット版が終わる4話あたりからでしょうか。それまでは辛抱強く見守りたいと思います。
子供は気に入っているみたいですが、個人的にはわくわくが半分、不安が半分です。
返信削除敵を縮小して蟻の様に潰す、地蔵を飛び道具に使う、等の行為はヒーローとして有りなのかと感じました。また、ネタメインの番組展開は残り47話持つはずもないため、どこかで路線変更を強いられる懸念が早速あります。
主人公も子供が泣いている中で鼾かいて寝ている→寒いギャグを挟んで直後にヒーロー気取り、という流れも唐突に感じました。30分後の番組と似たような気持ち悪さがそこに。
また、細かい点ですが2号の初登場シーンでコケさせてキョウリュウブルーと丸被りさせるのも驚きました。別に直前の作品を意識しろとは言いませんが、もう少し差別化図っても良いのではないかと感じました。
乗り換えチェンジも、実は5号は最初緑を割り当てられていた→武器が扱いにくいので4号と交換、という風にしたらとりあえず意味のあるチェンジになったものを、完全にネタに終始したのが残念です。
イマジネーションという要素は可能性を感じるのですが。うーむ。どうなるのでしょう。
> 敵を縮小して蟻の様に潰す、地蔵を飛び道具に使う、等の行為はヒーローとして有りなのかと感じました。
返信削除[色:0000FF]そうですね。個人的にはチケットの毒舌や強引に人の話に割り込むライトが気になりました。
模範的なヒーローでないといけないわけではないのですが、主人公と説明役にやらせるのはやり過ぎかなと思いました。[/色]
> 主人公も子供が泣いている中で鼾かいて寝ている→寒いギャグを挟んで直後にヒーロー気取り、という流れも唐突に感じました。30分後の番組と似たような気持ち悪さがそこに。
[色:0000FF]あれは伏線かなと考えています。
ライトは寝ていたのではなく、あの瞬間に現れたのではないだろうかと。
子供しかいないはずの列車+イマジネーションの強いライト+死んでいるようなもの+木から落ちる回想、という流れが気になります。
この時間帯で植物状態ということは無いと思うのですが。
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> 乗り換えチェンジも、実は5号は最初緑を割り当てられていた→武器が扱いにくいので4号と交換、という風にしたらとりあえず意味のあるチェンジになったものを、完全にネタに終始したのが残念です。
[色:0000FF]そうですよね。もっとギミックを活かして、人物像を掘り下げるために使えたと思います。
おっしゃるように、最初は車掌たちが押し付ける形にすれば主人公たちの自主性が描けますし、怯えるピンクのために射撃武器を持つブルーが自分の武器を渡すという形にすればブルーの優しさを描けます。
せっかうの最初の交換が「何となく」で終わらされてしまったのは残念です。[/色]
> イマジネーションという要素は可能性を感じるのですが。うーむ。どうなるのでしょう。
[色:0000FF]シリーズ構成の小林さんはアクション軽視、キャラに関係ないギャグ嫌いなので、折り合いがつくまで当分かかりそうに思えます。
本領を発揮するまでは保留にしておこうと思っています。[/色]
[色:0000FF]あれは伏線かなと考えています。
返信削除ライトは寝ていたのではなく、あの瞬間に現れたのではないだろうかと。
子供しかいないはずの列車+イマジネーションの強いライト+死んでいるようなもの+木から落ちる回想、という流れが気になります。
この時間帯で植物状態ということは無いと思うのですが。[/色]
おおお、なるほど、それなら説明がつきますね。植物人間なら尚納得。
[色:0000FF]シリーズ構成の小林さんはアクション軽視、キャラに関係ないギャグ嫌いなので、折り合いがつくまで当分かかりそうに思えます。
本領を発揮するまでは保留にしておこうと思っています。[/色]
小林さんの作品だとシンケンジャーしかまともに見ていないのですが、今回はノリが全然違う作品なので、どういう引き出しを見せるのか注目です。余談ですが、ロボのキックは澤井啓夫さんの某作品を見ている様な気分になり、不覚にも吹いてしまいました。そういう路線に徹するなら徹するでもありなのですが。
> 余談ですが、ロボのキックは澤井啓夫さんの某作品を見ている様な気分になり、不覚にも吹いてしまいました。そういう路線に徹するなら徹するでもありなのですが。
返信削除[色:0000FF]あのキックを見たときは凍りつきました。
巻き戻して、付け根と膝のデザインを確認して「あ、可動死んでる」と諦めました。おのれ、バンダイ…
更にCGも今のところ期待が持てないクオリティで、トドメに小林さん。
今後の記事で巨大戦に言及することは少なそうです。
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