『仮面ライダーギーツ』 第47話「創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー」:感想
■これが本物の仮面ライダーだ!
・人の命がかかってるのにジェネラルソードを使わない舐めプを2回もしたことに唖然としました。いや~、本物の仮面ライダーは違いますね! どうやら私は偽物のほうが好きなようです。
最初の人質付きのほうは「圧勝してもケケラが大人しく人質を解放するとは限らない」からナッジスパロウの作戦を優先したのかもしれませんが、ケケラとのタイマンは舐めプする意味がないでしょう。しかもジェネラルソードに変身したらキックでワンパンで本当に正気を疑いました。本物の仮面ライダーのやることはわけがわかりませんなー
・そもそも本作における仮面ライダーの定義がわからないんですよね。
DGPの言う仮面ライダーはドライバーを持ってる参加者のことであり、リアリティショーの現地参加者の意味しかなかったはずです。脱落するときに意味ありげに言っていた「仮面ライダー失格となります!」も永久に参加権が無くなるという意味すらない大げさな言い回しに過ぎませんでした。
それがケケラが勝手に独自用語を持ち出し始めたからもっと意味がわからなくなりました。かと思えば英寿は従来のDGPの参加者という意味で仮面ライダーという単語を使うので余計に混乱します。
景和が知ってる仮面ライダーはDGPの参加者のほうでしかないはずなんですけど、なぜか全面的にケケラの価値観に合わせてあるんですよね。ケケラが仮面ライダーの定義の話をしたことはここ最近敵対し始めてからだけだと思うんですが、よく敵が攻撃しながら言ってくることをしっかり把握できたものです。
「仮面ライダーに”してもらったこと”だけは感謝してる」という発言に至っては全く意味がわかりませんでした。
「ケケラが選ばなかったら景和はDGPに参加できてなかった」なんて話ありましたっけ??? 参加した後に景和を見て「こいつ面白れぇからサポーターになってやろ!」とブーストバックルを送りつけてただけじゃないんですか? 「今まで生き残れたのはバックルのおかげ」という雑魚の自覚があったって話ですか? ツムリを殴って「おら、最強のバックル出せよ、殺すぞ!」とやってたばかりなので全然良い話には見えませんが。
ケケラの言う仮面ライダーの意味だとすると、涙を隠して戦うもヒステリー起こしまくりで隠せてなくて景和のキチガイナルシストっぷりがヤバすぎます。何も反省してないどころかヒーロー気取りで悪化してますよ。
またそもそも論で言うと、英寿が世界を平和にした後にライダー活動することはないと思うんですよね。いったい何に感謝してるんでしょう? 感謝してるとするとこれまでの出来事のことになると思うんですけど、これまで景和ってろくなことが無かった気がします。優勝はできないし、願いを失ってドクズがバレるし、姉ちゃんは何度か死ぬし、感謝するようなことってありましたっけ???
景和関連は何一つ言ってる意味がわかりませんでいsた。
■英寿の女神化
・気合を入れたら直ったけど何これ…? 気分の問題だったの?と謎に思っていたら公式にもそうとしか書いて無くて唖然としました。
「口には出さなかったけど、景和や道長たちが『英寿ならきっとなんとかしてくれる!』心の底から信じていたから願いパワーが溜まって石像化を止められた」とかそういう理屈は何も無いんですか?
■仮面ライダーリガド
・格闘戦は良かったです。初の肉弾戦と言っていいくらいに今まで互角の格闘戦がありませんでした。
ただ、スローモーションの多用でそれも台無しになってるところが多いと思いました。速さをイジるとリアリティが薄れて格闘戦では良くないと思います。トドメの一撃とか普通にやったら肉眼では何が起きたかわからないアクションにだけ使うべきだと思います。
・ジットの正体はスエルがデザインした”右腕”で切り離すも吸収するもスエルの意思一つな存在だそうです。
…真実がわかっても何も感じないのがヤバいですね。「スエルは本当はこんな凶暴性を秘めたやつだったのか!?」という驚きも何もありません。元から過去人どころか同族のミツメすらテレビ番組のために犠牲にする悪党です。
元から「グランドエンドの始まりだ!」とか言ってたやつが「俺はバッドエンド請負人(キリッ!)」とかやっても本当に恥ずかしいやつだなとしか思えません。
オーディエンス関連だと謎がもっと深まりました。オーディエンスも今回のネタバラシの一部始終を見てたはずですよね? なりきりショーを楽しんでいたのに舞台裏をいきなり見せられたら萎えませんか? 最初からスエルだと知っていたなら「舐めプしてないでさっさと全力で世界を滅ぼせよ」とイライラしそうですし。オーディエンスは何をどう楽しんでいたのか不思議です。
次回はラスボス?のスエルとギーツが戦うみたいです。他のメンバーはモブが変身した雑魚ライダーと小競り合いするだけみたいです。しょぼ過ぎてびっくりです!
あと2話しかないはずなんですが、このままスエルのライダーで終わりなんですかね? キャラもスーツも使いまわしだなんて萎えるにも程があります。
景和のような器量の悪い人間が大地に当たり散らしてネチネチ恨み言を言わないのが違和感感じてましたけど「酷い事をしたのは俺も一緒だ」で腑に落ちました。大地をageる事で間接的に自分ageになるからですね。景和が闇落ち(笑)してなかったら間違いなく大地に当たり散らしてネチネチ恨み言をほざいていたのが容易に想像できます。
返信削除そういう解釈も可能だと思います。
削除他には「悪人にはむしろ優しく接して善人アピールする。だって景和は善人ぶってるクズだから」といった解釈も可能だと思います。
反省した様子が無いので本当に真人間になったとは考えにくいところがきついです。
こんにちは。今回のギーツがテーマにした"仮面ライダー"の定義なんて、あってないようなモノになりつつあります。
返信削除この脚本家の作品(ゼロワンやエグゼイド)でも、事あるごとに「仮面ライダーだからだ!」とか言ってましたからね…この癖直らないのかな。
匿名さん、こんにちは。
削除存在しないものを正当化の理由に持ち出されても「それは何ですか? 意味がわかりません」としか言いようがないんですよねぇ…
今回の場合、無いどころか複数存在していてどれも当てはまるように見えませんし。
更新お疲れ様です。
返信削除出ましたね、「仮面ライダー」ワードの安売り。
或人もしたり顔で「俺たちは仮面ライダーだろ」って言ってて背筋が寒くなったのを思い出しました。
頭を下げた道長に景和は謝らないんですね…
反省してないのみならず隙あらばカッコつけに余念がなくて好感度下げノルマはしっかりこなしてます。
「一般人を守るヒーロー」を強調したい場面に限って舐めプなのも不思議です。
自分が見落としてるだけでブジン使えない事情があるんだっけ?と思ってたら普通に空中から取り出しては?ってなりました。動きにくいとかのスーツの都合なんでしょうか。本末転倒って気がします。
一瞬で決着ついたと思ったら突然満身創痍みたいな演技を始めたのもバカみたいでした。役者さんも山場を作ろうと必死な感じです。
後半戦は見どころありましたね。(公式表記だと「リガド」らしいです)ジットの人の変身前の動きと違和感が少なくキャラクターとしての個性を多少は表現できていた気がします。生身というと坂本監督回で無意味に棒を振り回しただけなんですけどね…。
こっちに力入れたからケケラ戦がしょぼかったなら仕方ないのかなとは思えます。早回し演出は確かにパターン化してますね。ハイスピードカメラで撮るとあの演出をしなきゃならない決まりでもあるんでしょうか。
もうラスト2話なんですか。軸がなさすぎて何を目的に戦うのか本気でわかりません。
匿名さん、こんにちは。
削除>出ましたね、「仮面ライダー」ワードの安売り。
スタッフは相変わらず好きみたいですね。意味することが全然わからないのも相変わらずでした。
>頭を下げた道長に景和は謝らないんですね…
まぁクズなので…
ただ、今回の冒頭に限っては謝らないのも一つの手だと私は思います。
そもそも道長が過剰な罪悪感と責任感に苦しんでいる状態なので景和まで謝罪すると今度は「謝らせるようなことをしたのは俺の責任だ!俺が許されていいはずがない!」とまた勝手に苦しみかねません。一番の被害者である景和姉が許したなら今回はそれで終わりにしてまとめるほうが道長の気持ちは楽になる可能性が高いと私は考えます。道長が苦しみ続ければ景和姉も心を痛めるでしょうしね。景和がそこまで考えていたかは甚だ不透明だとも思いますが。
>自分が見落としてるだけでブジン使えない事情があるんだっけ?と思ってたら普通に空中から取り出しては?ってなりました。動きにくいとかのスーツの都合なんでしょうか。本末転倒って気がします。
私も途中まではそんなふうに思っていました。
「ツムリが創世の女神の力を手放したから歴史が修正されてツムリの力で創ったジェネラルソードも無くなったのかな?」
とか考えていたんですが舐めプなだけでした。使ったら瞬殺だったのでマジで舐めプでしかなくて呆れ果てました。
>(公式表記だと「リガド」らしいです)
伸ばし棒は不要でしたね。本文を修正しておきました。
>ジットの人の変身前の動きと違和感が少なくキャラクターとしての個性を多少は表現できていた気がします。
その辺りのマッチ感も良かったですね。ギーツは全般的にキャラに合った動きと思えるものが少ないですしね… その辺を徹底できればリボルブオンも使うキャラごとに印象が変わってもっと映像映えしたでしょうに。
>もうラスト2話なんですか。軸がなさすぎて何を目的に戦うのか本気でわかりません。
相変わらず世界を救う以外にやることが見当たりませんね。それも英寿の創世の女神の力を持ってるので「できるならもっと早くやれよ! 今はできないならできるようになる方法をもっと必死に考えろよ! 本当にやる気あんのか?!」と思えてくる状況ですし… 具体的な方法が見えてるように見えるのに作中では漠然とした夢のままでドラマに入りようがありません。
今週も感想お疲れ様です。
返信削除>・そもそも本作における仮面ライダーの定義がわからないんですよね。
owl様のここに共感です、ホント。
他の方のコメントにもありますが、もはや髙橋さんお得意のファンとか信者が盛り上がってくれるお手軽ワードなんでしょうね。
多少つまらなくても、1クール目で仮面ライダーを定義してくれれば、登場人物への感情移入というかこのキャラはどういうキャラなんだなってみれて少しは楽しめるんですけどね。
デザイアグランプリのルール後出しじゃないですけど、先出しすると自分が書きにくくなるってのを理解しちゃってるんでしょうね。発展はないや。
ようやく終わってくれそうでほっとしています。
リバイスも酷いと思いましたけど、酷いとかそういうレベルを下回ってくるとは思いませんでした。
令和からずーっと右肩下がりです。次ライダーがどう下回ってくるかが楽しみになってきましたよ、なんかもう。
匿名さん、こんにちは。
削除>多少つまらなくても、1クール目で仮面ライダーを定義してくれれば、登場人物への感情移入というかこのキャラはどういうキャラなんだなってみれて少しは楽しめるんですけどね。
出来栄えと論理性はともかく、作中で一貫した定義と内容があればあとは見る側の好き嫌いの問題と言えるんですけどね。実際には作中の基準ですら首を傾げる内容なのでどうしようもありません。
>リバイスも酷いと思いましたけど、酷いとかそういうレベルを下回ってくるとは思いませんでした。
作中の基準で考えても破綻している内容はいい加減勘弁してほしいです。内容が薄いとか倫理観の問題ですらなく、意味不明なものが多すぎます。
感想のコメントではなく質問になってしまうのですが、以前の記事に「ライダーなんだからもっとバイクに乗ればいいのにと思ってたけど、クウガを見てから言わなくなった」と仰っていましたので、最近バイクにめっきり乗らなくなったことへの不満の声を聞く中で気になってたので理由を聞きたいです。
返信削除「クウガの『本格バイクアクション』を見たけど全然楽しめなかった。バイクを本格的に取り入れるとこうなるならば、もうバイクは乗らないほうがいいと思った」
削除というだけの話ですよ。
段差を登ったり降りたり、敵の前に出たり進路を塞いだり、バイクをぶつけたりというのがバイクでするアクションならば私はもっと見たいと思いませんでした。無いほうが私にとっては楽しめます。
移動手段としては使いようはありますけど義務的にやると「いちいちバイクで走ってきて停めてベルト着けて変身して」という作業的で退屈な流れに毎回時間を割くだけですからね。まして今のライダースタッフに面白くできるとは全く思えません。
だから「仮面ライダーにバイクは無いほうが良いよ」と思っています。