■結構楽しめた
・低予算と見慣れた光景が基本の戦隊では珍しく、映像面で迫力を感じました。
背景はCGの合成とLEDウォールだったそうです。予算的に問題ならこっちのほうが良いですね。ロケだと予算があろうと撮影許可の関係で結局見慣れた場所になっちゃいますし。

・ストーリーも手堅く抑えてあって良かったと思います。
タイトルの通り主人公が自分こそが王様になると所信表明することを軸にしてまとまっていましたし、物語のスタートとしてもわかりやすかったです。
「始まりの国だからリーダーになるのは当然」という話もゴッドクワガタに認められた主人公の正当性の裏付けとして機能していたので今後のお話も比較的スムーズでしょう。

・引っかかったのは見知らぬ侵入者にぺらぺら話す王様のガバさ加減でした。てっきり殺すつもりなのかと思ったらそうでもなさそうでしたし、意味がわかりません。
王様はアホでもそのうち退場しそうなキャラなので大した問題じゃありませんけど、王様がアホ過ぎて王様がリーダーになることを認めていた3ヶ国の王様の格も下がるのは良くないんじゃないかと思います。

・個人的には主人公のギラの素性も最初よくわかりませんでした。
やけに無条件で王様を擁護するので、てっきり本当はギラが王様とか王子でお忍びで庶民の様子を見てるのかと思っていました。実際には王様を信仰してるだけの普通の庶民でした。

■ちょっと締まらない
・怪人を倒す流れはちょっと締まらないように感じました。
あのダンゴムシが倒すべきボスだと認識できませんでした。他にも敵いなかったっけ?と思ってしまって、これにて一件落着というムードについていけませんでした。

・見返してみたらダンゴムシ怪人は最初の城壁を破壊するシーンに出ただけでした。
こんな最初に映っただけだとその後に何度も出てる巨大化した雑魚のほうが印象に残るのも無理はなさそうです。

・大ボスたちも顔を出していたので余計に終わった感がなかったです。
撤退シーンも映すか、最初から雑魚と怪人だけの侵略にしたほうが良かったと思います。

■王様たち
・色物な格好で王様となると性格も難があるのかと予想していましたがみんなわりと善人でした。
わがままで第一印象が悪かった黄色の女王も5ヶ国同盟の場では常識的な発言でしたし、庶民も積極的に守ってて思ってたよりもまともでした。
リアクションが大げさで個人的にはきついかなと思っていた黒の歌舞伎役者みたいな王様も5人の中では一番庶民に近い地に足のついた人物のように見えました。

■脚本:高野水登
・シリーズ構成は高野水登さんのようです。
最近のライダーで何話か見たような?と思ってチェックしたらゼロワンで2話分登板していました。ゼロワンでは特に印象が残りませんでしたし、他の作品も私は見たことがないものだけのようです。現状だと未知数の新人という印象です。

デザイン

■キングオージャー、のメンバー
・ロボの名前もキングオージャーなんで表現しづらいですね。「なんでキングオージャーと名乗るんだ?(ロボが最大の戦力でロボを中心にした同盟だからだよ)」という疑問の解消としてスマートだと思いますが。

・スーツのデザインは個人的にはあまりかっこよくは見えません。
顔立ちが地味に感じます。昆虫はよくあるモチーフですし、怪人にも使われることが少なくありません。戦隊のシンプルなフォルムだとパッと見でわかりづらく、よく見てもそんなにかっこよく見えません。一番マイルドなデザインの紫のパピヨンが一番見た目が良いかなぁという印象です。

■キングオージャー(ロボ)
・ロボのほうもそんなかっこよくは見えませんでした。私がクワガタモチーフをかっこいいと思わないことも原因だと思いますが。

・いざ合体したら半分くらい知らんやつだったのは戸惑いました。
これ着いてるって言うの?と思うようなテントウムシと、え?いたっけ?と思った蟻も戸惑いましたが個人的にはクモが一番困惑しました。胸部についてあれだけ目立つのに全く覚えがありません。蜘蛛の国なんていたっけ???としばらく混乱しました。

■怪人
・作中だとそんなに印象に残りませんでしたが、公式サイトの画像でよく見ると結構デザインが凝ってますね。ダンゴムシの集合体って感じで気持ち悪さとかっこよさが両立しています。
最初は画像を直接貼り付けようかと思ったのですが、これは直視するのがきつい人もいるかと思ってリンクにしました。ダンゴムシや何かを寄せ集めたデザインに苦手意識のある人は見ないほうが良いと思います。
それだけ優れたデザインということでもありそうなので一つ楽しみが増えました。近年の怪人は色替えな上に種類も少ないことが多いですがバリエーションがあると良いですねぇ。


次回は反逆者として国を追われてトンボの国に移り、そこが敵に襲われることになるようです。
味方集めをする当面は基本的には特に変わった展開はないでしょうからお手並み拝見といった感じです。シンプルなればこそ実力が試されます。