『王様戦隊キングオージャー』 第4話「 殿のオモテなし」:感想
■超展開
・冒頭からいきなり場所が変わっていて戸惑いました。
前回の続きだからイシャバーナにいたんじゃなかったのでしょうか? カブトに吹き飛ばされたにしてはなんでギラとクワガタだけまとめてトウフにいるのかが謎ですし。いつの間にかヤンマとヒメノもクワガタに乗っていたことといい、何がどうなってるのかわかりませんでした。
・後半でゴッドカブトに乗っているのがラクレス王だと判断した理由も不可解でした。
ラクレス王なら冒頭でキングオージャーロボを倒した時点でギラをすぐに処刑しないことがおかしいと思います。そこも含めて疑問に思わないと推理が片手落ちだと思います。
ゴッドカブトに乗れるのはラクレス王だけだからと言っていましたが実際にカグラギが乗っているのでヤンマが間違っているだけのようにも見えました。ラクレスがンコソパを上回る技術力を持っているというありえないことが起こったからくりに意味があるのでしょうか?
・後半のバトルは怪人たちが無視されていることも酷かったです。
「ゴッドカブトに乗っているのはラクレスではなくカグラギだ!」ってカブラギは地上で戦ってるでしょ、と思っていたら普通に乗っていて唖然としました。
地上は戦ってたはずのハチオージャーがいなくなり、デズナラクも自然消滅。
巨大戦はギラたちが話している間ずっと大人しくしている怪人。
何もかも不自然過ぎて展開についていけませんでした。
・最後に国家侵略罪で逮捕されることも不思議でした。
そもそもラクレスで指名手配されているはずではないのですか? なぜ罪状が違うのでしょう?
侵略って言ってましたけど最初に先に仕掛けたのはカブトに乗ったカグラギですし、途中では歓待されていたし、最後はバグナラクが侵略してきていたし、いつどこでギラが侵略行為を行ったのか心当たりすらありません。
他国の王様がどういう扱いになっているのかも謎でした。同席していたなら証言を聞く必要があると思いますし、聞かないならギラの侵略に加担した扱いでヤンマとヒメノも捕まえないと変だと思います。
リタがレインボージュルリラのことを調べていたらしいことといい、そもそものラクレスの正当性の見当たら無さといい、「リタたちに最初から逮捕する気はなく、ギラの潔白を主張することが目的だった」で終わりそうな気配がぷんぷんします。
■またも上位互換
・カグラギは目的のためなら人を騙すことも恨まれることも厭わない思考も戦闘中の芝居じみた動きもギラより役者がずっと上なように見えてしまいました。ヤンマやヒメノのときも思いましたがギラの長所って何なのでしょう?
破天荒さも反骨心も国民への思いもどれもどの王様にも標準装備なのでギラの良さやギラが中心になる理由が伝わってきません。
・全体的にその回の主役以外の描き方が下手だと感じています。
前回もヤンマが空気で違和感がありましたし、今回は食事に夢中でカグラギの話を聞いていない3人がアホみたいでした。ただの挨拶やご機嫌取りならともかく、バグナラクの侵略の話をしているのに真剣にならないのは3人の人格に合わない行動だと思います。差別化や程度の調整が下手なように見えて5人揃ってからも描き方が心配です。
■ゴッドカブト
・キングオージャーロボより強くて驚きました。さすが三大守護神ですね。ラクレスが威張れる理由も少し納得がいきました。その代わりにキングオージャーロボやゴッドクワガタの価値は下がりましたが…
・洗脳があっさり解けるのは拍子抜けどころか不可解でした。
自我が消されていて説得とか効く状態にないと思っていたので何が起きたのか全然わかりませんでした。なんで治ったんでしょう?
伝説にあった人間不信の話が解決したのかすらよくわかりませんでした。ギラの説得で足りるということは先代のキングオージャーのメンバーかモブ民の民度がよほど酷かったのでしょうか?
■ゴッドハチ
・初登場なのにゴッドカブトに主役を持っていかれていて可哀想でした。
能力は蜂らしく刺突じゃなくてバリアなんですね。ハニカム構造は丈夫だからって発想でしょうか。バリア自体は構いませんけど、いちいち足が外れるのはバランスが心配です。飛ぶから大丈夫? それを言い出すと「飛べるのに足の意義とは…」という話になるのでヤブヘビだと思います。
■タニジーム
・銃が目立って何の怪人かはわかりませんでした。
名前からするとタニシのようです。でも公式サイトの説明を読んでも特徴は鉄でできたギリースーツのほうのようです。これってタニシっていうよりスケーリーフットじゃないのかなと不思議に思いました。知名度が一般的じゃないからダメなのか、「トウフは農業の国→田んぼの害虫と言えばタニシ!」という発想を優先したからなのか、何が理由なんでしょう。
次回はリタの国のゴッカンで裁判を受けるようです。
見え見えの展開以上の意外性や納得感があるといいのですが。
ギラが悪ぶるのは2話まではまあ分かったのですが、3話からはよく分かりません。本当に仲間を集めたいのか、それともシュゴッダムに帰りたいのか。おかげでその場のノリで各国を観光しているように見えて大分印象が悪くなってきました。
返信削除大事なカブトを貸し出したら糞チョロ洗脳解除されたラクレスですが、いつでも再洗脳できる仕組みがあるか、残り2大シュゴッドも洗脳済みくらいはあって欲しいです。
格上扱いしているカブトが強いのは良いのですが、武装がロボ本体より強いのはちょっと困るジレンマですね。
>ギラが悪ぶるのは2話まではまあ分かったのですが、3話からはよく分かりません。本当に仲間を集めたいのか、それともシュゴッダムに帰りたいのか。
削除私も同じ考えです。
お芝居自体はわかるのですが今でも続ける意味がわかりません。毎回「そうだ、俺を突き出せ!」と言っていますが処刑台に直行するようにしか見えません。
処刑台で国民に演説でもするつもりなのかもしれませんが、それなら普通に話せば済む気がします。ゴッドクワガタはもちろん他国の王の理解もある程度得られていて、バグナラグ相手の対応の無さが目立つラクレス王なら理詰めでも国民を納得させられる気がします。
メタ的にも他国の王のほうが悪さと強さで目立っていて、お芝居しかできないギラの立てる場所が見当たりません。一般人目線の素直な心で向き合ったほうが周りと差別化できるように見えます。
>大事なカブトを貸し出したら糞チョロ洗脳解除されたラクレスですが、いつでも再洗脳できる仕組みがあるか、残り2大シュゴッドも洗脳済みくらいはあって欲しいです。
さすがに何かあってほしいのですが、あった場合にはそれはそれでシュゴッドたちがほいほい洗脳されまくりで格が下がるんですよね… 機械頼みだとヤンマにあっさり直されるか、ヤンマを技術力で超えてしまうのか二択でこれまたダメですし。
戦力面では既にカブトが強すぎてキングオージャーロボの構成パーツの面子が丸つぶれですし、あまり対策を期待される気がしません。