■支離滅裂
・唯阿と不破の話がめちゃくちゃでした。言ってることとキャラの心情ががころころ変わっていて話についていきようがありませんでした。
不破の記憶が捏造されたものだったことに関しては「そうですか」としか言いようがありません。脳に勝手にチップが埋め込まれいて操られたりしているので捏造ができてもおかしくないと思いますし。

・ただ、捏造には二重に疑問を感じました。
一つは不破の心境です。今の目標が「ZAIAを潰す」 ことであるならば、捏造だったとしても大した問題じゃありませんよね。ZAIAを憎む理由が更に増えるだけでしょう。
そんなところで悩まれるとかえって「え、ZAIAを潰す決意ってそんなに緩いものだったの? そんな軽い気持ちで唯阿に説教したり、洗脳を打ち破ったりしてたの?」と大きなツッコミどころを感じてしまいます。

・もう一つはデイブレイクタウン事件についてです。
不破の記憶が捏造だったとしてもデイブレイクタウンでヒューマギアが暴走して多くの人が死亡したのは事実ですよね。そうじゃないとバスガイドヒューマギアの回の記録映像などがおかしくなります。滅亡迅雷のせいでデイブレイクタウン事件が起こり、その背後にいたのがZAIA社長であるならば、不破の記憶が捏造だろうが何だろうがZAIAを潰す必要性は変わらないと思います。

・唯阿はもう何もかもわからなくて反応のしようがありませんでした。
結局、頭のチップは唯阿にとってどういうものだったのでしょう? チップで制御されてるから嫌々従っていたのか、それでもなお「ZAIAのテクノロジーでなら人々を救える」と技術的な信念を信じて働いてきたのか。何も伝わってきませんでした。どう見てもクズな社長に嫌がらせされてドン引きするような仕事を振られても従うからにはよほどの負い目や恩でもあるのだろうかと思っていましたが何も無かったみたいです。唯阿の考えや心境が全然わかりませんでした。

・社長に従っていた理由だけでもわからないのにラストでは滅亡迅雷に協力する姿勢まで見せていて更に混乱しました。
今の不破はチップに特に困ってないし、亡に対しても同情していたから急いで取り除く必要性はないと思うんですが。なんで人類滅亡を企む悪の組織に協力してまで取り除く必要があるんでしょう? そっちのほうがよほど危険だと思います。

・夢の話も酷いと思いました。
夢の定義自体がふわっふわで何のことなのかわからない状態で「私には夢はない。でも信念はある!」なんて言われても定義が成立しないと思います。それを言ったら不破の夢も、夢じゃなくて信念だと思います。まして夢夢言ってる或人なんて夢も信念も見当たりませんよ。「なんとなく555っぽいことを言ってみた」という感じで寒々しかったです

・ヒューマギアはぶん投げたもいいところでした。生徒もヒューマギアも新しい生贄を提示しただけで何も解決していません。
そこはコーチのほうが考えを変えて、「プロを目指すだけがスポーツじゃない。楽しめるコーチングをしよう」と考えを改めたりして折り合いをつける場面だと思います。
そもそもヒューマギアは量産されている設定なのだから先方にも必要ならもうテニスヒューマギアがいるでしょうし、ヒューマギア狩りや不法投棄が横行している状況はどこに行ったのかとツッコミどころだらけだと思います。
ヒューマギアを出す必要性が欠片も感じられない展開でした。AIMSを出動させたいだけなら既存のヒューマギアでもいいですし、何なら或人や不破だけでも何の支障もないでしょう。


次回は滅が動き出す…のでしょうか?
公式ではプロデューサー様のお仕事への熱い思いのこもったポエムが掲載されていて滅の話なんてどこ吹く風でした。しかも脚本はまたしても筧さんのようです。シリーズ構成の登板がこれほど滞るとは、お仕事五番勝負は本当に企画の命運を賭けた一大シリーズだったんですね…