『仮面ライダーゼロワン』 第33話「夢がソンナに大事なのか?」:感想

2020年4月26日

■支離滅裂
・唯阿と不破の話がめちゃくちゃでした。言ってることとキャラの心情ががころころ変わっていて話についていきようがありませんでした。
不破の記憶が捏造されたものだったことに関しては「そうですか」としか言いようがありません。脳に勝手にチップが埋め込まれいて操られたりしているので捏造ができてもおかしくないと思いますし。

・ただ、捏造には二重に疑問を感じました。
一つは不破の心境です。今の目標が「ZAIAを潰す」 ことであるならば、捏造だったとしても大した問題じゃありませんよね。ZAIAを憎む理由が更に増えるだけでしょう。
そんなところで悩まれるとかえって「え、ZAIAを潰す決意ってそんなに緩いものだったの? そんな軽い気持ちで唯阿に説教したり、洗脳を打ち破ったりしてたの?」と大きなツッコミどころを感じてしまいます。

・もう一つはデイブレイクタウン事件についてです。
不破の記憶が捏造だったとしてもデイブレイクタウンでヒューマギアが暴走して多くの人が死亡したのは事実ですよね。そうじゃないとバスガイドヒューマギアの回の記録映像などがおかしくなります。滅亡迅雷のせいでデイブレイクタウン事件が起こり、その背後にいたのがZAIA社長であるならば、不破の記憶が捏造だろうが何だろうがZAIAを潰す必要性は変わらないと思います。

・唯阿はもう何もかもわからなくて反応のしようがありませんでした。
結局、頭のチップは唯阿にとってどういうものだったのでしょう? チップで制御されてるから嫌々従っていたのか、それでもなお「ZAIAのテクノロジーでなら人々を救える」と技術的な信念を信じて働いてきたのか。何も伝わってきませんでした。どう見てもクズな社長に嫌がらせされてドン引きするような仕事を振られても従うからにはよほどの負い目や恩でもあるのだろうかと思っていましたが何も無かったみたいです。唯阿の考えや心境が全然わかりませんでした。

・社長に従っていた理由だけでもわからないのにラストでは滅亡迅雷に協力する姿勢まで見せていて更に混乱しました。
今の不破はチップに特に困ってないし、亡に対しても同情していたから急いで取り除く必要性はないと思うんですが。なんで人類滅亡を企む悪の組織に協力してまで取り除く必要があるんでしょう? そっちのほうがよほど危険だと思います。

・夢の話も酷いと思いました。
夢の定義自体がふわっふわで何のことなのかわからない状態で「私には夢はない。でも信念はある!」なんて言われても定義が成立しないと思います。それを言ったら不破の夢も、夢じゃなくて信念だと思います。まして夢夢言ってる或人なんて夢も信念も見当たりませんよ。「なんとなく555っぽいことを言ってみた」という感じで寒々しかったです

・ヒューマギアはぶん投げたもいいところでした。生徒もヒューマギアも新しい生贄を提示しただけで何も解決していません。
そこはコーチのほうが考えを変えて、「プロを目指すだけがスポーツじゃない。楽しめるコーチングをしよう」と考えを改めたりして折り合いをつける場面だと思います。
そもそもヒューマギアは量産されている設定なのだから先方にも必要ならもうテニスヒューマギアがいるでしょうし、ヒューマギア狩りや不法投棄が横行している状況はどこに行ったのかとツッコミどころだらけだと思います。
ヒューマギアを出す必要性が欠片も感じられない展開でした。AIMSを出動させたいだけなら既存のヒューマギアでもいいですし、何なら或人や不破だけでも何の支障もないでしょう。


次回は滅が動き出す…のでしょうか?
公式ではプロデューサー様のお仕事への熱い思いのこもったポエムが掲載されていて滅の話なんてどこ吹く風でした。しかも脚本はまたしても筧さんのようです。シリーズ構成の登板がこれほど滞るとは、お仕事五番勝負は本当に企画の命運を賭けた一大シリーズだったんですね…

コメント

10 件のコメント :

  1. こんにちは。

    ドライブっぽい記憶改竄ネタにエグゼイドっぽいシチュエーション出して555っぽい事言わせるだけ…と言う何ともしょうも無い話でした。
    というか「ヒューマギアに襲われた過去が嘘だった」って今の不破にとっては問題にもならない筈なんですけど、なんで折れかけてたんでしょうね。
    今回ほど「ゲストの話いらなくね?」と思った事は無いです。まぁPのポエムやインタビュー見る限りでは、ゼロワンの筋=お仕事紹介みたいですからお仕事紹介は外せないんでしょうけど。

    唯阿が急に「技術者としての信念」とか言い出したりライダー復帰したりやってたのは、正直前フリ無さ過ぎるし意味分からなさ過ぎるし今更感強くてどうでもいいんですけど、変身後アクション自体はCGゴリ押しのゼロワンにあってはそれなりのレベルに纏まってて良かったと思います。
    「これがわたしの辞表」パンチも、もっと唯阿の掘り下げやっとけばストーリーの整合性とかまとまりは別としてキャラクターネタとしては悪くなかったんだろうなと思うと、ここまでの唯阿のスルーっぷりが残念ではあります。

    次回は、雷のキー欲しさに滅が人質を取るようです。
    唯阿が退職後、速攻で滅亡迅雷に流れた所を見るに次回か次々回あたりで不破から亡を取り出して「滅亡迅雷全員結集!」とかやるんでしょうね。
    やったらやったで「僕はゼアともアークともつながらないよ」などとドヤってた迅が哀れな事になりますが、今更でしょう。

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    1. マッソさん、こんにちは。

      >今回ほど「ゲストの話いらなくね?」と思った事は無いです。まぁPのポエムやインタビュー見る限りでは、ゼロワンの筋=お仕事紹介みたいですからお仕事紹介は外せないんでしょうけど。

      その割には紹介にすらなっていないのがダメダメだと思います。
      今回の内容を見て喜ぶテニスコーチは一人もいないでしょう。

      >変身後アクション自体はCGゴリ押しのゼロワンにあってはそれなりのレベルに纏まってて良かったと思います。

      アクションはそれなりに良かったと思います。
      個人的にはバルキリーがやられそうになったところでランペイジバルカンがバルキリーの背中を回転して乗り越えながら乱入するシーンがスピーディで良かったです。

      >ここまでの唯阿のスルーっぷりが残念ではあります。

      スルーはしてないと思います。ただ、やってきたことが「ワタシハドウグジャナイ」とか「コレハワタシノイシダ」だっただけで。

      >やったらやったで「僕はゼアともアークともつながらないよ」などとドヤってた迅が哀れな事になりますが、今更でしょう。

      迅は何をしてるのかよくわかりませんからね。漫画家アシスタントの例から見ると、先のことを具体的に考えてるのかも怪しいです。「滅亡迅雷が復活する=アークが活性化してヒューマギアはアークの奴隷にされる」なんて事態になって、迅が「そんな僕はこんなつもりじゃ…」とか言い出しても違和感ありません。

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  2. 唯阿に離反されたZAIA社長は今後どうなるんでしょうかね?また敵が滅亡迅雷に変わるんでしょうかね?

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    1. 退場してくれると助かるのですが無理やり退場させられない限りはあり得ないでしょうね。諦めるなんて不自然ですから。
      無難にやるなら滅亡迅雷によって会社が潰れたり殺されたりするのが妥当でしょう。ゼロワンクオリティなので「本社からクビにされた!ショックで寝込む(そんな性格じゃないだろ)」とかでもおかしくないと思いますが。

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  3. 更新お疲れ様です。

    不破と唯阿のドラマがこちらの認識から乖離していて困惑するばかりです。おっしゃるように、不破のトラウマが捏造だったとしてもヒューマギアが箸が転んでも暴走する脅威なのは事実ですよね。今まで不破がヒューマギアの危険性を訴えるたびに深く頷いてきたので、涙を流してショックを受ける絵面がばかばかしくてしょうがなかったです。別に罪のないヒューマギアを廃棄処分に追いやったとか、取り返しのつかない失態を犯したわけでもないですよね?ましてや以前の憎しみ一辺倒ではなくヒューマギアや亡にも理解を示し、チップも克服しZAIAを潰すと力強く語る不破が何をうろたえているんでしょう。

    唯阿はごく初期には技術者としてヒューマギアの価値を認めるような描写があったんですよね。その裏で飛電を陥れるため動いていたのが社長の言いなりと判明してからはドラマが止まってしまって、とはいえ「逆らえば死」みたいな緊張感があるわけでもなく任務失敗しても「もういい俺が行く」と社長自身が出しゃばる感じでだらだらと使われ続けてましたし、唯阿本人が支配から逃れたい一心だったのか思うところあって行動したのか今回の決意のポイントがわかりません。
    戦闘はバルキリーの軽やかさが存分に活かされてましたね。久しぶりに見るホーネットも良かったです。

    今週はモブどころか背景の木ほどの存在感だった主人公ですが、少年に「捨てたのは君自身だったんだね。」ってはじめからそう言ってませんでした…?捨てた経緯がウソだったようですが「邪魔になった」という根底はほぼ同じですよね。使用者の都合で捨てられたと知って本人がどう感じるかが雑に流されてもやっとしますし、着地もいつも通り斜め下です。或人にとってヒューマギアは家族なんですよね…?

    はじめから破綻していたように思えるんですが、週替わり怪人としてヒューマギアが暴走するテンプレは恐らく決定事項ですよね。どうすれば今回の不破の葛藤なども含めまともに納得できる内容にできたのでしょう?ハッキングされてたから悪くないという理論で始まり、自力で暴走しても悪いのは人の悪意という方向に丸め込んで「信じてやらなきゃ」とかぬかすだけの主人公ではなく「全力で問題に対処する或人」だったら怪人ノルマとの両立は可能だったでしょうか。

    「夢」というワードは1話からしつこいくらいに強調されているんですよね。ただ言葉だけが一人歩きして何も描けてきていませんが。人のためのテクノロジーというエゴを内包した「夢の機械」に対して「ヒューマギア自身の自我、欲求」という意味の「夢」も折り合いをつけられてませんし、不破のようなZAIA社長の操り人形たちの自立という意味での夢も具体性がないです。

    次回はうろうろしてるだけの滅にスポットが当たるようですが、内面を描くような情報量が無いですし、勝手に納得して雑に処理されるグラファイトルートしか見えません。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >唯阿本人が支配から逃れたい一心だったのか思うところあって行動したのか今回の決意のポイントがわかりません。

      1話使って描いたはずなのですが全然伝わってきませんでしたね。これまで技術がどうのなんて全く語ってこなかったのに技術者としての信念とか言われても困ります。本編でも戦闘要員として登場した後に実は技術顧問だったと後追い説明される形でしたが、見せ場になる場面で後追いで実は技術に夢を抱いていたなんて初耳なことを語られてもついていけません。

      >少年に「捨てたのは君自身だったんだね。」ってはじめからそう言ってませんでした…?

      意味合いとしては「君自身(の意思)だったんだね」と言いたかったのだと思います。
      或人の反応は違和感がありましたね。これまで散々ヒューマギア重視で人間を顧みてこなかったのに今回はヒューマギアより人間のほうに耳を傾けていました。

      >自力で暴走しても悪いのは人の悪意という方向に丸め込んで「信じてやらなきゃ」とかぬかすだけの主人公ではなく「全力で問題に対処する或人」だったら怪人ノルマとの両立は可能だったでしょうか。

      まずは作中でのヒューマギアの立ち位置と目指す方向性を決めないと無理だと思います。
      「洗脳されただけ」や「人間の悪意が原因」とするならば、それはヒューマギアを道具扱いすることになるでしょう。それは本編でやっている或人の態度とは食い違います。
      ヒューマギアに人格を認めるならば、ヒューマギアの悪意は個々人の意識でしかなく人間の悪意の扱いと大差なくなるでしょう。すなわち「明確な意思を持って凶行を行った悪人にどう反応するか」という話になっていきます。こうなるとAIの話ではなく、AIを通して「悪意とは何か? 人間とはどういう存在なのか?」といった根源的な話をすることになるでしょう。
      いずれにしてもスタッフが根本的に考えていないところにぶち当たると思います。ロボットものの基本である「ロボットと人間の違いは何か? それとも違わないのか? ロボットを通じて何を描きたいのか?」という点に答えを出せているようには見えません。

      >ただ言葉だけが一人歩きして何も描けてきていませんが。

      はい、私もただ思いつきで言っているだけで何の含蓄も独自の意味合いも出せていないと思います。

      >次回はうろうろしてるだけの滅にスポットが当たるようですが、内面を描くような情報量が無いですし、勝手に納得して雑に処理されるグラファイトルートしか見えません。

      どうでしょうね? 処理してもいいんですが処理したところでやることがないんですよね。滅亡迅雷がいなくなると残るのは思想がふわふわの迅とワンパターンなZAIA社長だけですから。
      もう34話で残り1クール半以下ですから話をまとめるためにアークや滅をラスボスに仕立てても不思議はないと考えています。

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    2. そうですね。人と同じとするなら犯罪者にもなり得るわけで、人の法で裁くべきか?という問題が生じますよね。或人の実際の対応は、武器に復元機能が付く前は問答無用で破壊し同型の別個体やバックアップ等で万事解決というもので、言行不一致が甚だしいです。

      作中で明確にされたルールは
      ・倫理的な問題から個人に似せたヒューマギアの作成は禁止
      ・ヒューマギアは政治を行えない
      ・ヒューマギアはスポーツ選手になれない
      などですが或人が目指すのはヒューマギアが人と同等に扱われる未来なんでしょうか。現状じゃ到底無理な気がします。

      自分は怪人要員は敵側の刺客にして味方側と分けちゃえば良かったのでは?とも思います。ゲストがことごとく暴走するんで「ヒューマギアの権利を守らなきゃ」という気持ちにならないんですよね。せめて個々のエピソードがどちらにも理があって感情移入できるようなものなら良かったんですがお仕事勝負とかたいがい「欠陥品VS人間のクズ」でしたからね。

      滅ラスボスでもいいんですが、今のところ縛られてるかうろついてるかでどういう奴なのかよくわからないんでそれなりの物語は用意して欲しいです。すでに出がらしのZAIA社長がのさばるのも嫌です。

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    3. >或人が目指すのはヒューマギアが人と同等に扱われる未来なんでしょうか。現状じゃ到底無理な気がします。

      作中で明言はされていませんが、常識的に考えるとそういった要素も含まれると考えるのが妥当だと思います。「ヒューマギアと人が共存する町」とわざわざ言っていましたからね。或人が考えたプランではなく、未知のヒューマギア派の考えたものでしたが。
      社会がヒューマギアに反対している現状では無理な話のはずですが、その設定自体がもはやあるのかわからないので何とも言えません。

      >自分は怪人要員は敵側の刺客にして味方側と分けちゃえば良かったのでは?とも思います。

      五番勝負みたいに無理やり暴走させるくらいならそのほうがマシだと思います。ただ、ヒューマギアの危険性がどこまでスタッフの意図したものなのかわからないので暴走させるべきでないのかどうかはわかりません。完全に善良な存在だとヒューマギアを危険視する人間のほうが邪悪に見えてしまうので対立軸になりえなくなる可能性もありますので。
      ノイズが多すぎてどれが意図したもので、どれが意図してないものなのか区別がつきません。

      >滅ラスボスでもいいんですが、今のところ縛られてるかうろついてるかでどういう奴なのかよくわからないんでそれなりの物語は用意して欲しいです。

      既に一回負けてますしねぇ。元々「アークの意思」と言うだけの操り人形という印象ですし、敵としては格が足らないと思います。

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  4. ここで言うのもアレなんですが、今更、滅亡迅雷を全員揃えてどうするつもりなんでしょうね?16話で迅と決着をつけた意味があったんでしょうか。というくらい不思議です。亡の回で迅は「ゼロワン、僕を信じてよ」と言ってましたが、何を考えているのかわからない迅を簡単に信じてしまう或人はどうなんでしょうか。雷もそんなに好きなキャラじゃないのでなかったことにしてもらってもいいくらいです。

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    1. >今更、滅亡迅雷を全員揃えてどうするつもりなんでしょうね?

      4人でポーズを決めると変形合体してアークになったりするのでしょう。そうでもないとやる意味がありません。ゼロワンに意味がある行為が存在した記憶は私にはありませんが。

      >何を考えているのかわからない迅を簡単に信じてしまう或人はどうなんでしょうか。

      そりゃもうヒューマギアというだけでヒューマギアキチガイの或人には充分でしょう。

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