【ストーリー】

■盛り上がらない最終決戦前夜
・最終決戦前の最後の会話のはずなんですが会話の内容がほとんどありませんでした。これまでもそうなのですが、毎回お決まりの内容を再確認するだけで関係に進展がありません。元々答えは決まっていて決断することなんて何もありませんし、これでは盛り上がりようがありません。

・おまけにこれまでに何度も作中で「最終決戦」をやりすぎていて「なんで今回だけやるの?」という余計な疑問まで生じてしまいました。
「話が進まない行き当たりばったり」という悪いところ取りな構成に頭を抱えました。勢いも緻密さもどちらもありません。3クール目辺りならさほど珍しくないグダグダ展開ですが、残り1話でこれはないです…

・個人的に気になった点としては「物量に圧倒される」というシチュエーションに納得がいきませんでした。
そもそも既に宇宙を支配している敵と戦う時点で、そういう状況は避けられないと思います。これまでも過去でのドンアルマゲとの戦いや惑星サザンクロス、前回のクエルボマゲと総力戦自体も何度もあったはずです。それなのに今回だけ負けることに違和感が有りすぎて話の流れに全然ノレませんでした。
負けた理由は結局「お芝居だから」ということでいいんでしょうかね? どちらにしても白ける感じで良い展開だとは思えませんでした。

■初耳?
・頭を抱えたといえば、ドンアルマゲに吸収されても大丈夫な説明も酷いと思いました。
「キュータマは取り込まれても消えない」なんて言い出したときに「何それ?」と思ったのですが、恐らく今回の前半で「プラネジュームは命の源だから人間も吸収できるんだよ」と司令が取り込まれたことを説明したときにいっしょに解説したつもりだったのだと思われます。 結局、「キューエナジー=プラネジューム」もしくは「キューエナジーもプラネジュームから生まれたもの」という設定で良いんでしょうかね? 私は未だにこの設定がよくわかっていません。そのせいで今回の作戦が「成功するか未知数の危険な賭け」なのか「失敗したら死ぬけどたぶん成功するから俺を信じろ」なのか登場人物の認識がわからず、ラッキーたちのノリに全くついていけませんでした。

・設定だと、サイコーキュータマの設定もさらっと変えられていた気がしました。
今回は何か「12人の力の結晶」みたいな雰囲気出してましたけど、確かあれって「シシ座とオリオン座の力」とかでラッキーとオライオンの2人から生まれたものじゃありませんでしたっけ? 私の記憶違いでしょうか…


【アクション】

■名乗りアクション
・わりと終盤恒例になってきた、名乗りポーズをアクションに取り入れるバトルがありました。ポーズとポーズのつなぎ方がアクションとして自然で素晴らしかったです。ポーズにメンバーごとの個性がある分、アクションも個性的になっていてアクションとしても良かったと思います。
戦隊はアクションに関しては安心して見られることがありがたいです。

■逆の逆の逆の逆
・さすがにラスボスが以前倒した敵(黒ドンアルマゲ)のリデコってことはないだろう、と思っていたのでツルギたちを吐き出したときはついに真の姿が出るか!、と思ったらクエルボマゲのパーツ差し替えでずっこけました。
その後に宇宙中のプラネジュームを吸ったときには今度こそか!、と思ったら結局顔の差し替えと背負い物の追加だけでまたずっこけました。しかも背負い物がモライマーズロボの背負い物と似ているように見えてマンネリ感が凄まじいです。
「視聴者をどれだけがっかりさせられるか」がコンセプトなのだろうかと疑ってしまうほど肩透かしなデザインでした。

・予算の都合は承知しているつもりなので、週替りの怪人のリデコや使い回しなら許容します。しかしラスボスは絶対ダメです。そこを下げたら作品全体の品位が下がってしまうと思うからです。 スタッフが何を考えているのか本気で正気を疑う内容でした。


次回はいよいよ最終回です…が、特に期待することがありません。
アクション面ではスタッフを信頼しているので何か良いものを見せてくれるだろうと思っています。
ストーリー面ではドンアルマゲを倒す以外にすることが見当たりませんし、メンバーのその後も興味がありません。全体の内容やテーマをまとめるも何も、まとめるほど内容があるとは思えません。ここまで悪い意味で「穏やか」な最終回直前の心境は珍しいと思います。