■予定調和
・ストーリーはいつもどおりで楽しくありませんでした。相変わらず敵の手のひらの上で踊っているだけです。
新情報も「仮面ライダーは軍事兵器として作られたものだった」というナイトローグたちの会話で既出の情報で視聴者的にはわかりきっていることでした。今回のストーリー上の見どころはどこだったのでしょう。

■龍我
・また態度が変わっていて困惑しました。
データを開く前に戦兎に対して「いいのか、お前にとって知りたくない真実があるかもしれないぞ」なんて言っていましたが、この前までの龍我だったら「お前の気持ちなんて知るか！　その中には俺の冤罪を晴らす情報があるかもしれないんだ。早く開け！」と言っていたと思います。
今回は特にこれといった変化のきっかけになる出来事もなかったように感じたのですが、いったい何がどうなっているのでしょう。龍我の態度の変遷は相変わらずさっぱりわかりません。

■2号ライダーフラグ
・今回のデータで龍我のライダー化フラグが立ったようです。
敵からもらったデータで開発というのは現実的ですがあまりかっこよくありません。ビルドの強化フォームや最強フォームを独自開発するための前フリも兼ねているんでしょうかね。ビルドはそういう段取りにはこだわる印象があるので何となくそんな気がします。

■謎の国境
・前回わざわざ危険な密入国ルートを使っている一家がいるかと思ったら、今回は特に正当な理由もない一般人がゆるい検査で国境を越えていました。恐らく本編内でもどうでもいい要素で混乱させられて戸惑いました。入ってきた密入国ルートを使わなかったのはどうしてなのでしょう？
スタッフのやりたいことが掴めませんでした。上手くできても失敗してもどちらにしても大して面白くないのでやる価値がないと思うのですが。


■ファイヤーヘッジホッグ
・見た目は尖っていて普通にかっこよかったです。
しかし他のフォームもそうなのですが、フォームごとの機能面での違いが見えてこないことがよろしくありません。
ファイヤーヘッジホッグでいえば、消防車要素は使っていましたが今回の敵に水が有効だったように見えませんでしたし、もう半分の針の要素は特に活用されていませんでした。
かといって、掛詞になっているとか名前や外見に意味があるようにも見えません。デザインとしても、バトルとしても組み合わせの面白さが私には見えてきません。そこが不満です。

■早くも使いまわし
・今回は1話の敵の色違いで、次回は3話の敵の色違いが登場するようです。
名前も「ストロングスマッシュ”ハザード”」で完全な使い回しで、新しいボトルも入手できないかもしれません。 面白みがないので使い回しをするにしてももう一捻りしてほしかったです。せめて登場したけどほとんど戦っていないニードルやバーンを活用するくらいはしてほしかったです。

・早めに使いまわしを始めること自体は賛成です。
全編に渡って新規の怪人を投入することが無理なのはわかっているので、バランス良く配分しようという趣旨なら良いと思います。「前より更に怪人の予算が削られたから使い回しが更に増えただけ」なんてオチでないことを祈ります。


次回はまた今回手に入れた情報の解読になりそうです。
どうせそれも敵の思惑どおりと思うと腰が重くなります。そろそろ龍我の思わぬ行動で敵の思惑が崩れるくらいのイレギュラーを入れてもいい頃だと思います。