『動物戦隊ジュウオウジャー』第20話「世界の王者」:感想

2016年7月3日

■予想外
・シリアスな贖罪がメインだと思っていたらギャグが強くてびっくりしました。
でも操の性格で線の細い身体や適格者としてジニスに選ばれた理由など、いろいろつながりました。流れとしてはスムーズに直線でつながっていたと思います。つまづくところがなく話は滑らかなのだけど「なんだこれは…」と戸惑うところも感覚でした。まさかこれが香村さんの特徴なのでしょうか?

■予想外その2
・スムーズといえば、ぬいぐるみの販促にも驚かされました。
ぬいぐるみという戦いとはまるで縁がない存在なのに全く違和感のない登場でした。操はそういうことするよね、と思える流れで場違いなほど高いぬいぐるみのクオリティにも違和感がありませんでした。

■安定感
・操の性格で鬱陶しく感じるところもある問題も次回で解決の方向に行くようです。
素早い対応でありがたいです。余計なストレスはさっさと処分したほうが良いですからね。さすが香村さんです。信頼できる安定感があります。

・とはいえ、香村さんの作風からするとたぶん次回で抜本的な解決にはならないだろうと思っています。急に性格が変わるのは変ですからね。
それでも改善の可能性を示しておくかどうかで印象はだいぶ変わるものです。やっておく価値があります。


次回は操とタスクのお話のようです。トウサイジュウオーの持っていた剣のようなものは何でしょうね? 洗脳されていた頃のザ・ワールドが出し惜しみするとも思えないので新しいキューブアニマルでしょうか。

しかし来週も放送休止なんですね。この前も潰れたばかりなので気になります。話が細切れになってしまうので頻繁に特番が入るのは止めてほしいです。

コメント

17 件のコメント :

  1. 操、びっくりするほど面倒でダメな子でしたねw

    ザ・ワールドの圧倒的な強さとの対比が面白いです。

    「世界の王者!」との名乗りに「大きくでたな」とつっこむレオに、家族全員で大きく頷きました。

    ところで、やっぱりワニと狼とサイのジュウマンは死んじゃってる感じなのでしょうかね。

    次回で操の面倒くささが少し解消する方向なんでしょうが、きっと本格的な解消はもう少しさきなんでしょうね…9体合体きっかけになったりするのかな。

    個人的には今回の大和の変身シーンが気に入りました。
    ちょっと仮面ライダーっぽいダークな雰囲気でのパターン、なかなか好きです。

    香村さんは連投で大変だと思いますが、物語が進む上で破綻が少ないのは本当に安心して楽しめます。

    今後、後半クールに入っての展開が楽しみです。

    来週も休止なの残念です…。

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    1. >操、びっくりするほど面倒でダメな子でしたねw

      残念な人でしたね。
      変身すると強気!、というわけでもなくムラッ気が激しいです。

      >ところで、やっぱりワニと狼とサイのジュウマンは死んじゃってる感じなのでしょうかね。

      生物としては間違いなく死んでいるでしょうね。変身前の操の幻聴が3人の魂だったら、操の中で生きてるのかもしれません。最終回での復活はあり得るかもしれません。

      >香村さんは連投で大変だと思いますが、物語が進む上で破綻が少ないのは本当に安心して楽しめます。

      次回も続けてやるのは意外でした。
      内容的には他の人に任せても良さそうな内容に見えました。操のキャラを固めたいんでしょうかね。

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  2. >つまづくところがなく話は滑らかなのだけど「なんだこれは…」と戸惑うところも感覚でした。まさかこれが香村さんの特徴なのでしょうか?

    今日の放送とこちらを読んで、アキバレンジャーの香村さんがそんな感じもあったと思い出しました。
    トンでもなくおかしな展開の地盤が妙に理屈と説得力で裏打ちされているという・・・確かに香村さんのある方面の特徴の一つかもしれません。

    私もてっきりどシリアスで来ると思っていたので今回のギャグ展開にびっくりしました。
    でもよく考えると、
    命を貰ったり敵として闘った罪悪感、でも本当に悪いのはデスガリアンだから悩む必要はない、でも今作のテーマや大和とのバランス的には相当に葛藤すべき、でも生前親しかったわけでもないジューマン達のためにそこまで苦しませる説得力は?
    といった、どれかに傾きすぎれば違和感や反感の出てしまいかねない要素を全部あのキャラと妄想にぶちこんで、カオス状態の中で、重すぎず軽すぎず子供番組の範囲の中で着地させたのかも、と感じました。脚本だけでなく中澤演出のテンポや取捨選択の影響も大きいのかなと。
    そういえばジニスのグラスぱりんがなかったですね。詰め込みすぎでのカットか、ジニスの底を見せるのはまだ早いと見たのか気になります。

    >ぬいぐるみの販促
    なにかここまで来ると、販促ここまでがんばりますからやりたい展開をやらせてください攻めさせてください、という切なる思いを感じます。

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    1. >今日の放送とこちらを読んで、アキバレンジャーの香村さんがそんな感じもあったと思い出しました。

      そうなのですか。私はアキバレンジャーを見ていないのですが、同じようなところがあったんですね。

      >重すぎず軽すぎず子供番組の範囲の中で着地させたのかも、と感じました。

      妥協点としては適正だったと思います。
      ここ数回は基本的にはシリアスでしたしね。明るめな雰囲気を重視するなら、今回はシリアスを最低限にするのは妥当性があると思います。

      >そういえばジニスのグラスぱりんがなかったですね。詰め込みすぎでのカットか、ジニスの底を見せるのはまだ早いと見たのか気になります。

      そういえば無かったですね。他の描写も特になく、クバルたちがどうしてわざわざ回収するのかと戸惑っているくらいでした。これで充分ということでしょうかね。

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  3. こーひーかっぷ2016年7月3日 19:43

    最初は戸惑いましたが、私は今のところ好きです、モンドウ氏。面倒臭さも、他メンバーが多分にフォローしているので、視聴者としても「あ、これ、面倒臭いって認識でOKなんだね」と安心できます。役者さん、野比のび太風ヒーローになるために激痩せしたとの話ですが、恐ろしい力の入れようで感心します。

    扱いが難しそうではありますが、だからと言ってあまり急激に性格が修正されることがない事を願いたいです。

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    1. >面倒臭さも、他メンバーが多分にフォローしているので、視聴者としても「あ、これ、面倒臭いって認識でOKなんだね」と安心できます。

      こういう誘導があるのはわかりやすくて良いですよね。
      登場人物のスタンスがはっきりすると、「だよね~」とレオ側に気持ちを寄せたり、「めんどくさいって言うな! 本人は真剣に悩んでるんだよ。操の気持ち、わかるわー」と操のほうに気持ちを寄せたり、視聴者が感情移入しやすくなります。

      >役者さん、野比のび太風ヒーローになるために激痩せしたとの話ですが、恐ろしい力の入れようで感心します。

      のび太のイメージなんですか。確かに第一印象は強そうには全く見えなかったので、役者さんの意図は大成功ですね。

      >扱いが難しそうではありますが、だからと言ってあまり急激に性格が修正されることがない事を願いたいです。

      そうですね。この先が課題です。
      一言で言えば”出落ち”なんですよね。このキャラはあまり広がりようがなく、先の展開の読めるワンパターンになってしまう可能性が高いと思います。このままだと先の見通しが暗いし、完全に変えると今回のは何だったんだと思われてしまいます。舵取りが難しいです。あえてやったからには打開策があると思いたいです。

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  4. こーひーかっぷ2016年7月4日 13:19

    >>のび太のイメージなんですか。確かに第一印象は強そうには全く見えなかったので、役者さんの意図は大成功ですね。

    あ、ごめんなさい、私の勝手な想像です。体脂肪率3%まで落としたという話を本人がツイッターでされていて、「なんでそこまでやるかな…」と思っていたのですが、操の弱々しい様を見て「なるほど!」と勝手に思いました。

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    1. >あ、ごめんなさい、私の勝手な想像です。

      そうでしたか。
      それにしてもすごいですよね。戦隊でこれほど役作りした例は初めて聞きました。

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  5. ゴーストでやってる劇場版特典の販促は正直毎回げんなりしていたのですが、今回のぬいぐるみは全然そんな風に思いませんでした。この違いは何なんでしょう。いくらなんでも操のキャラ設定がぬいぐるみありきで決まったわけではないでしょうし。

    しかし、変身アイテムやロボットの販促以外にこんなノルマまで課せられるとは、本当に大変なお仕事ですね。仮に僕が脚本家で、ニチアサからオファーを貰ったとしても、快く引き受けることはできないでしょう。この環境を乗りこなせるようになれば、その後の仕事で少々の無理難題が来ても余裕で対処できるくらい鍛えられる、と考えることもできなくはないですが…

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    1. ちゃんと組み込もうとしているのを見ると感心します。
      脚本家の立場からすれば、ゴーストみたいに適当に投げるほうが普通だと思います。本編と全く関係ない上に「ゼンマイを回すと腕が動くんです!」みたいな今どきこんなものが存在することが不思議な物を扱わなきゃいけないんですからね。投げたくなって当たり前だと思います。
      それを自然に登場させるのは並大抵の努力ではないと思います。本当にすごいですよね。

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  6. 操のメンタルの不安定さは追加戦士の弱体化問題をなんとかしようと工夫した感じですね。普段は五人より弱いメンタル、でも勢いに乗ると押せ押せになる、と。スイッチ一つで切り替わるのでいちいち時間をとらないのも使いやすそうです。

    個人的には「サイの意見を採用した」みたいなシリアスの中に大真面目に放り込むギャグに感心しました。くどくならないのが良い塩梅です。

    ぬいぐるみはあれ一つで「操は体が弱いから家の中で出来ることに熱中していたのかな」などと想像が膨らむいい使い方だったと思います。香村さんの販促能力は未知数でしたが、ここまでを見る限り及第点はありそうです。

    管理人さんのコメントで思いましたが、確かに特典が「ゼンマイで腕が動くおもちゃ」ってのはあれですね。子供の頃に見に行ったドラえもんの映画では紐を引っ張るとドラえもんが歩き出すおもちゃとかドラえもんのベーゴマでしたが、10年以上経ってるのに進歩がないですね。

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    1. >普段は五人より弱いメンタル、でも勢いに乗ると押せ押せになる、と。スイッチ一つで切り替わるのでいちいち時間をとらないのも使いやすそうです。

      上手く使えれば省エネで面白そうです。
      下手を打つとワンパターンになってしまうのでその加減が課題です。

      >個人的には「サイの意見を採用した」みたいなシリアスの中に大真面目に放り込むギャグに感心しました。

      あれは面白かったですね。
      冗談なのか無意識なのかは判断がつきませんでした。

      >ぬいぐるみはあれ一つで「操は体が弱いから家の中で出来ることに熱中していたのかな」などと想像が膨らむいい使い方だったと思います。

      そういう解釈も良いですね。
      私は「あんなにできの良いぬいるぐみを作っちゃうくらい5人のことを好きになったんだろうな」と解釈しました。

      >10年以上経ってるのに進歩がないですね。

      今回のやつはとびきりしょぼい感じがしました。
      去年?はマグネットで上に登るとか安いなりに昔よりかはプラスαがあるかなって感じでしたが、今回のは退化しているように感じました。

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  7. どのサイトでもジュウオウジャーというのは人気みたいですが自分はちっとも面白いとは思いません。
    特撮好きの友人がどうしてもジュウオウジャーは見たら絶対ハマるから見てほしいぐらいに強くすすめてきたので仕方なく今のところ5話か6話あたりから見てますがつまらないデスね〜。
    普段特撮には全く興味がないというのもありますがやたらご都合展開が多いですね、というか特撮作品は大抵どの作品もそうなのかな?設定も意味不明ですし
    あなたが思うこの作品の魅力って何ですか?

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    1. 私はルーキーの香村さんの一挙手一投足を楽しんでます。
      戦隊シリーズは基本的には差異を楽しんでいます。戦隊は人数の多さに巨大戦、ギャグや軽めの内容など制限が多く、フォーマットの縛りが強いです。制約の中でどのように上手くやるか、どうやって定番をこなしつつマンネリを防ぐかがスタッフの腕の見せどころです。

      あなたのコメントを見る限りだと、今のあなたが楽しむのは難しいと思います。
      自分から積極的に楽しめる要素を見出していかないと面白くありません。見なくていい理由を探そうとしている状態では難しいと思います。

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    2. 特撮初心者からしたら、理解しがたいことかもしれませんが、
      戦隊にご都合展開はどうしても付きまとってしまうものなのですよ。

      そもそも『特撮ヒーローとはどのようにして作られるのか』ということを知らないと
      この問題は解決できないかもしれません。

      スーパー戦隊というのは、玩具の販売ペースや脚本の都合、予算などの都合上、どうしても展開が右往左往しがちなコンテンツです。
      例えるならば、スーパー戦隊とは『一年をかけて完走する、ゴールの定められていないマラソン』のようなものです。
      我々特撮オタクはゴールを楽しむのではなく、その一年かけて走り抜けてきた軌跡を眺め、楽しむのです。
      そしてその途中でスタッフや脚本、役者がどのような工夫を凝らしてきたかを見て、楽しむのです。
      通常のドラマやアニメ作品のような視点で見る人にとっては、面白さはあまり伝わってこないかもしれませんね。

      あと、設定が意味不明だとありますが1話からご覧になられましたか?
      5話6話からと書かれていますが。
      スーパー戦隊は子供の理解、興味を引くためにどうしても設定の多くを1話2話らへんに詰め込むことが多いのです。
      理解が難しいようであれば、そちらから見ていただくと多少は改善されるかもしれません。

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  8. ぬいぐるみの解釈ですが、他人との距離が計れずに、いきなり思いを込めすぎた重たいプレゼントを渡しちゃう人、って要素もあるのかなと思いました。ぬいぐるみは放送直後から大反響なようですが、うまくはまってるなと思ったのは、もし好評につきサイワニ狼も発売ということになった場合、操がその三匹分を作ることには今度は「妄想だけの付き合いであってもパワーを貰った3匹を大事に思い魂を供養する」って要素が加わるのかなと思うんですよね。想像したら見てみたいなあと思ってしまいました。

    戦隊がこの時期に休むのは凄く久しぶりで、よりによってジュウオウの時にならなくてもと思ってしまいます。まあ、その分、香村さんの当番回が増えるのだと思うことにはしますが。
    過去の宇都宮戦隊は、レジェンド出演増に舵を切ったゴーカイ以外は17話追加戦士登場〜スーパー合体と敵組織の構造変化等の新展開あたりまではメインライターが1人で担当でした(全部小林さんですが)。おっしゃるとおり追加戦士のキャラを固め、本筋も少しずつ進めたいのかもしれません。
    操はさじ加減を間違えると不快でしかないキャラになりかねないし、他の方もおっしゃるようにある程度成長させてスーパー合体にしたいのかなとも思います。

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    1. >ぬいぐるみの解釈ですが、他人との距離が計れずに、いきなり思いを込めすぎた重たいプレゼントを渡しちゃう人、って要素もあるのかなと思いました。

      私もそんな印象を受けました。
      もしも私があんな人形を見せられたらたぶん引きますね。

      >もし好評につきサイワニ狼も発売ということになった場合、操がその三匹分を作ることには今度は「妄想だけの付き合いであってもパワーを貰った3匹を大事に思い魂を供養する」って要素が加わるのかなと思うんですよね。

      個人的には大和も加えてほしいと思いました。
      ゴリラのきぐるみを着せてデフォルメしたデザインのぬいぐるみとか、どうにかならないですかね。

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