アイディア倒れ 映画『ダーケストアワー 消滅』:感想

2013年11月23日
前に予告編を見て気になっていたSF映画『ダーケストアワー 消滅』を見ました。
お気に入り度 2/10

■あらすじ
『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフ監督が製作を務め、『プロメテウス』で一躍注目を浴びた脚本家ジョン・スペイツとタッグを組み、エイリアンによる地球侵略を描いたSFスリラー。人類を木っ端みじんにしてしまう姿なきエイリアンと、若者たちが人類の存亡を懸け死闘を繰り広げる。




【感想】
■アイディア倒れ
・突然侵略してきた謎の生命体による人類存亡の危機! 中盤に現れるいかつい兵士たち! 取り残されたヒロインを救うために漢になるギーグの主人公!
もうおわかりですね。そう、ダメ映画です。

・予告で映ってる部分は面白いです。特に見えない敵の描き方は素晴らしいです。
敵が近づくと車のライトや電球、携帯電話などが反応することで間接的に表現していてスリリングでスタイリッシュです。ここだけは文句なく面白い!
敵に触れて人間が消滅するエフェクトも凝っていて、ここだけ見るとA級SF映画です。

■全体としてはD級映画
・他はストーリー展開、台詞、アクション、どれを取ってもD級です。制作費が3000万ドルもかかっているとはとても思えません。墜落した飛行機や救助に来た潜水艦など無駄に壮大な舞台セットと敵の描写に全部持って行かれたのでしょうか。

・スタッフを調べてみたら、脚本が『プロメテウス』の人でした。(こっちのほうが公開は先)。いろいろ納得です。

■予告だけ見ればOK
・予告の描写に惹かれて見ましたが、見事に釣られました。
見応えのあるシーンは予告で映っている部分だけ、それどころか上手く編集して、本編だとどうでもいいシーンも思わせぶりに作ってあります。この予告編、映画よりもずっとデキが良いです。
ダメ映画が見たい人でなければ、予告編だけ見るのが一番楽しいと思います。

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