人は見た目に非ず キョウリュウジャー 第38話『らぶタッチ! うつくしすぎるゾーリま』:感想

2013年11月25日
【ストーリー】
■人は見た目に非ず
・ギャグ調の話ですが、中身はたっぷり詰まってました。
他人の見た目を奪って強化ゾーリ魔たちに対し、一見軟弱だが芯のある少女漫画家、真面目に見えて結局本人のやる気の問題だった鉄砕、らぶタッチを好きな気持ちに偽りは無かったラッキューロ。自分で何を思い、どう行動するか、そこの大切さを説く物語でした。登場する機会はあっても内面を描きづらいサブキャラならではの構成が上手いです。

・漫画と絡めた元ラグビーの設定でゾーリ魔をふっ飛ばした理由付けをしたり、細かいところもばっちりでした。唯一、トリンが加勢しない理由が無かったのは残念でした。あれだけ苦戦してたら、加勢に来るのが当然のはずです。違和感を感じる箇所を残すなんて、三条さんらしくないミスに思えます。

■ラッキューロ
・ずっと良い子の皮をかぶった悪い子だと思ってましたが、間違いだったようです。
家まで用意して何かの作戦かと思ったら、本気で会いたいだけだなんて。身勝手なところはあるけど、良い子です。これで心から愛でられます。

・ただ、本心では戦いたくない・・・っていうタイプの悪役というと戦死するイメージがあって心配です。キョウリュウジャーは生き死にはシビアなので、今後ラッキューロにスポットがあたるほど不安になりそう。

■鉄砕の本心
・今回の「グレー」発言が気になりました。
坊主頭だとみんな知っているのに、なぜ常にカツラを着けているのが不思議でした。スピリットだから一般人相手に見られる心配は薄そうですし、必要性は特に無いはず。鉄砕さん、禿げてることを本気で気にしてるんじゃないでしょうか?もしかして鉄砕拳の代償なのでは・・・

【アクション】
■安心の加藤監督
・今回はどのシーンも個性豊かで面白かったです。
アクション自体も最後のブラックのアクションを筆頭に素晴らしかったですが、演出として機能してる点が素晴らしいです。最初のゾーリ魔の動きだけで「こいつら、いつもと違う!」というキョウリュウジャーたちの気持ちとシンクロできて没入感がぐっと増しました。

・巨大戦は大味でちょっと残念でした。しかしプテライデンオー+トリケラで補っていたのは、良い取り合わせだと思います。構造上動けないギガントブラギオーとの対比ですごくかっこよく見えました。


次回は劇場版の敵が復活するそうです。
そろそろ復活怪人編も終わりでしょうか。キョウリュウジャーもついに10人勢揃います。そろそろ新しい章に入りそうな予感がします。

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