■エグゼイドの極地
・作中の山場らしい見事なクライマックスでした。
ワープ展開に、「そんなことできたのかよ?!」と驚く未公開情報、「最初からやれよ!」と言いたくなる行動、主要キャラの性格改変、ゲームの斬新な解釈とエグゼイドらしい要素がこれでもかと詰まっていました。エグゼイド好きな人にはたまらない出来栄えだったでしょうね。私は別な意味でたまらなかったです。次々とのしかかってくる?マークで頭が押しつぶされそうでした。

■ポッピー
・衝撃的な内容が多かったのですが、私が一番困惑したのはパラドを説得するポッピーの発言内容でした。

・「プログラムされたゲームのキャラじゃなくて」って、パラドはそもそもゲームから生まれたバグスターじゃないのでは?
私の理解だと永夢から生まれたバグスターであって、元になったゲームは特になかったはずです。いったいどういうことなのでしょう?
たとえ「永夢が頭の中で想像した友達=永夢の考えた『友達ゲーム』のキャラクター」と定義しても、パラドの性格が悪かったり人殺しが好きだったりするのは永夢がそういう友達が欲しいと思ったからということになってしまってこれもおかしいと思います。今までは永夢はただゲーム病に感染させられた被害者だったのが、本当に全ての元凶が永夢のせいになってしまいます。

・「人間と仲良く遊んで暮らせばいい」という発言はもっと耳を疑いました。
大半のバグスターは遊びのために殺される側でそれが嫌だから人類殺すって言ってるのだと思うのですが…? 彼らにとって「人間に遊んでもらう=一方的に殺され続ける」なわけで、ポッピーは一方的に殺される関係を楽しめと言うのでしょうか?
「そもそもゲームの枠組みではなく、一つの生命として向き合う」という話をしようにも永夢たちがバグスターを生き物扱いしたことがないため不可能です。いったいポッピーは何の話をしていたのでしょうか…?

・「ポッピーは人間じゃなくてバグスターでいいんだよね?」と確認したくなるような衝撃的発言の数々でした。私がグラファイトだったら「こいつは狂ってる! こんなやつはバグスターじゃない」と激昂してポッピーを殺してしまっていたと思います。あれで説得されるパラドもおかしいように見えてしまいました。

■パラド
・バグスターつながりで言えば、パラドの言葉も理解できませんでした。「死の恐怖を知らなかった」という話が全く理解できませんでした。

・バグスターの主張は「俺たちは殺されるために生まれたわけじゃない!」だったはずです。
そう言っている当人が知らないとは思いもよらないことでした。「死ぬのは辛いんだよ(俺は死んだことないからわかんないけど)」って何ですかそれ?
説明するまでもないから省略された前提条件だと思っていたものをあっさり覆されてしまいました。この調子ならグラファイトも「俺は人を憎んでいると思ったけどそうでもなかったぜ!」とか言って共闘し出してもおかしくなさそうに思えてきました。

・私はこれは論理的に考えて明らかにおかしいと思います。
なぜかというとグラファイトたち完全体は「宿主の記憶」を覚えているはずだからです。その記憶の中には死ぬ瞬間の記憶も含まれているはずです。ゲーム病で苦しんだ末に迎えた死が安らかなものであるはずがありません。それなのに死の恐怖を知らないなんておかしいです。都合よくそこは覚えていないとでも 言うのでしょうか。
たとえパラドが体験していなかろうが、グラファイトや他のバグスターと話していれば伝わるはずです。「集団で人間に対して反乱を起こす。そのために人間の黎人を利用する」とまで計画したのにそんな基本的なことを話し合っていないなんておかしいと思います。


■永夢
・パラドを殺した理由が見事なサイコパスっぷりで苦笑いしました。
こんな医者にはかかりたくないです。「命の大切さを教えるため」と言って、わざと酷い病状に追い込んだり、「末期がんで余命一ヶ月です(嘘)」とか言ったりしそうです。命を大切にしてるから患者を危ない目に会わせないお医者さんが私は良いです。

・結局、マスターガシャットを壊すつもりなのにパラドを引き入れることを優先した理由は何だったのでしょう?
てっきり「俺とパラドは同一人物だからムテキの効果も共有できる」なんてチートがあるのかと思っていたら、普通にパラドはポーズ中に動けませんでした。あれなら飛彩や大我と協力して戦っても同じではないかと思いました。情報漏洩の心配があることでもありませんから少なくとも仲間には説明してしかるべきだと思います。
永夢にとって「パラドの実力>>飛彩たち4人分」という認識で、使えないやつには作戦を説明する価値もないから独断でやったとでもいうのでしょうか? そしたら完全にサイコパスだと思います。「仲間」が聞いて呆れます。

・永夢で驚いたことはもう一つあります。
永夢がパラドを取り込めたことです。そんな能力があったこと自体が驚きですが、しかもパラド自身に死んでないと気づかれずにやっていてバグスター以上に使いこなせていてまたびっくりです。永夢って本当に人間なんでしょうか?

■キャラ改変
・永夢に任せきりで何もしようとしない大我や飛彩に違和感を感じました。
私のイメージだと、たとえ太刀打ちできなかろうが「やってみなけりゃわからないだろうが」と捨て身で挑むのが大我たちです。血気盛んで冷静な判断とは程遠いのが大我たちだと思っていましたが、スタッフの思い描く大我たちはそうじゃないんですね。できないことは諦めてできる人に任せるのが普通らしいです。

・それなら次回のグラファイト戦で飛彩たちが戦っているのはどうしてなのでしょうね?
それもつよーい永夢やパラドに任せたほうが良いと思うのですが。永夢たちが戦えない理由がどんなものか楽しみです。

■最初からやれ
ムテキになったら透明化で逃げる
ポーズ中にベルトとガシャットを奪う
パズルゲーマーで正宗が独占してるアイテムを奪う
混乱をクロノスに当ててポーズを封じる

・どれもこれまでに試しておくのが当たり前のことで呆れました。やらないからできないのかと思っていたらできました。
エグゼイドのスタッフは本当に「登場人物が考えたことがなかったから仕方ない」って登場人物をアホにする展開が好きですね。

・その一方、正宗にリプログラミングを当てるのはやらないという落とし穴は残しておくところがすごいバランス感覚だと思います。
リセットを発動する前にリプログラミングしておけば防げたように見えました。正宗にとっても予定外の出来事だったなら「リプログラミングで完全抗体を消されて万策尽きる→いきなりリセット能力が発現」という流れにすれば、永夢たち視点で見ると「リプログラミングまで効かないなんてどうやって倒せばいいんだ?」と危機感を煽れて一石二鳥だったと思います。

■リセットの定義
・スタッフの斬新な「リセット」の定義には度肝を抜かれました。
あれじゃ歴史改変ビームです。どう考えてもゲームのリセットじゃありません。ただのチートです。
ゲームの歴史においてリセットが「自分の都合の良いように状況を作り変えてやり直す」なんて意味で使われたことは無いと思います。スタッフのプレイしたことのあるゲームを教えてほしいです。



次回、クロニクル攻略のためにグラファイトを倒すらしいですが、パラドのトロフィーはどうしたのでしょう? パラドが望んでも任意であげられるものではないと思うのですが…