【ストーリー】

■ボタンの掛け違い
・相変わらず個人的にはしっくり来ません。
「俺たちが戦うことで人々が戦う勇気を持てる」とか、司令の命令でスパイをしていたとか、展開自体は納得がいくものなのですが、ところどころに噛み合わない部分を感じます。

・まず大きく気になったのは、スティンガーが司令官の指令でスパイしてただけと説明された点です。
登場人物全体の主体性が一気に下がりました。知らないで騒いでいたラッキーとチャンプが馬鹿みたいですし、騙されたジャアクマターも株が下がりました。といって、司令官やスティンガーの株が上がるわけでもなく、全員が損をした感じです。おまけにスティンガーの単独行動も「呼べば来るんでしょ?」という印象で何とも中途半端な行動に見えます。

・次に「(地球で戦うことに)満場一致」という流れです。
話題の中心人物であるはずのチャンプがまだ意見を言っていないのに満場一致と言い切ることに違和感がありました。そのすぐ後にチャンプがノリノリで賛成していることにはもっと違和感がありました。スティンガーとの確執はどこに消えたのでしょう…?
スティンガーが地球に残ると言っていたのだからそこは「あいつを見張るために俺も残る」とか、チャンプ独自の目的を用意すれば良かったのではないかと思いました。

・それとスパーダが食材云々と言っていたことも不思議でした。
前回の印象だと人々を救うとかそっちの方向に興味を持っている印象だったのですが、それと真逆の発言に戸惑いました。 「地球の人が笑顔でご飯を食べれる環境を取り戻したい」とかそんな混ぜ方もできたと思うのですが。とりあえず、スパーダは真面目系でいいのかなと思っていましたがまたよくわからなくなってきました。

・ストーリー以外にアクションでもモヤっとする描写がありました。
冒頭の戦いでラッキーが壁を撃って壊して怪人を壁の下敷きにしたシーンで「おっしゃ、ラッキー!」と言っていました。あれは狙って撃ったんじゃないのでしょうか? ラッキーの使い方に違和感がありました。
脚本上では「普通に射撃を外したけど幸運にも壁が倒れて敵に当たった」というシーンだったのに、撮影側が間違えて狙い撃ちに見える映像を撮ってしまったのでしょうか? どこに原因があるのか判断がつきません。

・幹部扱いのエリードロンが巨大化しないまま終わったこともすっきりしませんでした。一応、何度か格上感を出していた相手ですからきちんと戦って決着をつけてほしかったです。

・全体的に「落とし所はそこにするの?」と疑問に思う展開でした。
流れ自体は頷けるのですが、オチの部分で首を傾げる内容がいくつかありました。 ボタンの掛け違いというか、どこか私の感性とは噛み合いません。


【アクション】

・9vs1の戦いはそれなりに上手くやっていました。
上下の空間に縦横斜めと立体性を活かし、絵面がマンネリに見えないよう工夫していました。人数が多くてもやっていけそうです。

・宇宙での巨大戦は少し残念でした。
換装パーツが8体分有るのに、宇宙ではどの部位でもビーム撃つだけなのはもったいないと思います。形がだいぶ差があるのですから攻撃にも個性を発揮してほしいです。


次回はダンス回のようです。ダンスといえばもはやキッズ向けでは定番ですが、その手の話は戦隊では2,3クール目の暇な時期にやる印象なので、出るのが早いと思いました。

その他に新幹部も登場するみたいです。
エリードロンはあっさり死んで「序章・完」という流れだったので、今度の幹部も1クール終わりまでに倒されてまた一区切りなのですかね。