仮面ライダー鎧武 第36話 『兄弟の決着!斬月VS斬月・真!』 :感想

2014年7月7日

【ストーリー】

■言葉にしなければ伝わらない
・貴虎は反省したまでは良かったものの、光実には何一つ伝えず終わってしまいました。あれでは効果がないでしょう。
紘汰に話したことを光実にも伝えればよかったのに、結局光実の嫌いな理屈を押し付けてしまいました。
言葉で思いを伝えることが重要だ、という話だったのかもしれません。
鎧武という作品が全て台詞で説明するのもそういった考えに基づいているのでしょうか。

■紘汰の成長
・光実の心境を想像して擁護したり、思考回路が驚くほど成長していました。
光実のことを「誰かの言うままで、自分で決められない」と言っていたのはお前が言うかと思いましたが、他人のことならわかるようになっただけ進歩でしょう。
ようやくまともな人間になってきた気がします。
非人間化が進むのと反比例して頭が良くなるとは、知恵の実のご利益は信頼できそうです。

■戒斗
・ヘルヘイム病にかかってしまい、死亡フラグが点灯してしまいました。
舞のこともなし崩し的に認めてしまったり、処分にかかっている感じがします。
症状が出ているとはいえ、弱気になるにはまだ早いと思います。

・「運が悪い」としか説明のつかない状況なのがもやもやします。
作中の登場人物では二人目なのが納得いきません。
数話ごとにニュースやユグドラシル会議で患者のことに触れるとか、もっと頻繁に出しておくべきだったと思います。
せめて崖から落ちた貴虎も感染してロシュオが知恵の実の力で助けるシーンでもあれば、まだチャンスはあると期待できたのですが。


【アクション】

■普通に良かった
・今回は斬月だけでなく、カチドキや極など全体的にアクションが良かったです。
カチドキは旗振り、極は武器交換での連続攻撃と持ち味を活かしていたのが良いですね。

■目潰しの謎

・今回変身状態で砂をかけられた斬月が怯んでいました。
視界を遮る効果はあるにしても、直接目に入らない限り怯みはしない気がするのですが。
てっきり鎧武におけるライダーはスーツ=生身の肉体という定義なのかとも考えたのですが、それだとマスクを割られた貴虎は顔面をざっくり切られて重傷ということになってしまいます。
どういうことなんでしょうか?


次回は映画の宣伝用の特別編です。「またか!」という感じですが仕方ないですね。
完全に関係ないのかと思えば、予告にサガラが戒斗を煽るシーンがあったり本編との絡みもありそうな感じです。
気になるのは脚本が「毛利亘宏(原案:鋼屋ジン)」となっている点です。
いつもなら/虚淵玄、となっているのに今回はクレジットにありません。
映画は鋼屋さんが担当と聞きましたが、虚淵さんは関わらないのでしょうか。

コメント

11 件のコメント :

  1. 兄弟対決の結果は予想通りですね……自業自得なんでしょうが、悲しさが残ります。
    コウタはあくまで一般人ですし、そこまで求めるのも酷かと思いますね。後、本当に友達思いな奴だと感じました。
    ミッチーはレデュエに発見された2人が殺されたのを機会にオーバーロードを見限るものだと予想しています。

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  2. > 兄弟対決の結果は予想通りですね……自業自得なんでしょうが、悲しさが残ります。
    [色:0000FF]貴虎は自業自得だと思います。
    光実に関しては現在の行動はともかく、経緯に関しては周りの影響が大きいので貴虎が救いの道を示せなかった点はかわいそうだと思います。
    今はわからずとも、後で自分の行動を後悔したときに「あのとき話を聞いておけばよかったのかな」と思えるターニングポイントになれたと思うんです。
    それすら与えられないのは救いが無いように感じます。
    [/色]
    > ミッチーはレデュエに発見された2人が殺されたのを機会にオーバーロードを見限るものだと予想しています。
    [色:0000FF]そうですね。
    光実が反旗を翻すとすれば、そこがラストチャンスでしょうね。
    それを過ぎると、自分はもう助からないけどせめて…という自己犠牲路線しか残らなそうです。
    [/色]

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  3. アクションは掛け値なしに本当によかったですね
    中の人の魅力に大きく差がありますが久しぶりに見比べると
    素斬月と真では真の方がデザインとしてはヒロイックだと思います
    戒斗の発症?についてなのですが戦国ドライバーには
    植物化などのようなヘルヘイム由来の侵食を中和する機能が
    当然あるものと考えていたので非常に衝撃的でした
    これまでも幾度となく生身でインベスと戦闘を行ったり
    ��こちらはやや記憶に自信がないですが)オーバーロードの攻撃で変身解除したりして負傷してきたはずなので…
    それだけレデュエの力が強いとも捉えられなくもない段階ですが
    私は貴虎と光実の関係は「家庭を顧みない頑固な仕事バカとその下でグレた子供」
    から始まったものだと考えていたので戦闘中の会話はどうも焦点がズレたものに思えました
    恐らく貴虎は死亡せず再登場するのでその前に貴虎の主張にもう少し正当性を打ち立ててもよかったと思います
    あとは実際に実行したら全く絵にならないのですがジンバーピーチで貴虎の行方を追うでもなく
    わざわざ湊に居場所を問い奔走する紘汰は相変わらず大変ですね…
    このあたりは便利すぎるアイテムを作った単なる設定ミス以上のものではありませんが

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  4. > アクションは掛け値なしに本当によかったですね
    > 中の人の魅力に大きく差がありますが久しぶりに見比べると
    > 素斬月と真では真の方がデザインとしてはヒロイックだと思います
    [色:0000FF]そうですね。
    私は斬月には安定性を、真斬月には歪さを感じます。
    整った形よりも、歪な形のほうが動きを感じるのかもしれません。[/色]
    > 戒斗の発症?についてなのですが戦国ドライバーには
    > 植物化などのようなヘルヘイム由来の侵食を中和する機能が
    > 当然あるものと考えていたので非常に衝撃的でした
    > これまでも幾度となく生身でインベスと戦闘を行ったり
    > (こちらはやや記憶に自信がないですが)オーバーロードの攻撃で変身解除したりして負傷してきたはずなので…
    > それだけレデュエの力が強いとも捉えられなくもない段階ですが
    [色:0000FF]あの様子だと変身してない状態だと、”運”なんでしょうね。
    生身(変身解除は含めず)で出血するほどのケガを負わされたことはたぶんないので、一応は筋は通っているのですが…
    一番戦闘回数が多い紘汰に関しては、非人間化の症状が出てるのでそれで植物化が防がれているとも考えられます。
    戒斗に関しては、あまりにもタイミングが良すぎて受け入れがたいですね。
    [/色]
    > 私は貴虎と光実の関係は「家庭を顧みない頑固な仕事バカとその下でグレた子供」
    > から始まったものだと考えていたので戦闘中の会話はどうも焦点がズレたものに思えました
    > 恐らく貴虎は死亡せず再登場するのでその前に貴虎の主張にもう少し正当性を打ち立ててもよかったと思います
    [色:0000FF]なるほど。
    関係性に関しては同意します。
    貴虎が最後に思い出した思い出が真実であるならば、それまで自分を見守っていてくれた兄がだんだん「人類のための務め」と離れていったのは光実にとってショックなことだったと思います。
    正当性に関しては、打ち出すことは可能ですがそうすると光実を拒絶することになってしまう気がします。
    両立されるとすれば、「俺への恨みに周りを巻き込むな」と焦点を絞る形かなと思います。
    [/色]
    > あとは実際に実行したら全く絵にならないのですがジンバーピーチで貴虎の行方を追うでもなく
    > わざわざ湊に居場所を問い奔走する紘汰は相変わらず大変ですね…
    > このあたりは便利すぎるアイテムを作った単なる設定ミス以上のものではありませんが
    [色:0000FF]便利な道具は出した後が不便ですよね。
    せめて人や動物がいれば「騒音が多くて使えない」という言い訳も立つのですが、舞が踊ってられるほどの平和な無人の荒野ですからねぇ…[/色]

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  5. そういえば、レデュエが極アームズをヘルヘイムの植物で拘束したけど、解除されたときレデュエが「まさか・・・」と言ってましたね。

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  6. > そういえば、レデュエが極アームズをヘルヘイムの植物で拘束したけど、解除されたときレデュエが「まさか・・・」と言ってましたね。
    [色:0000FF]あれは知恵の実の力と紘汰自身についての発言だと私は思いました。[/色]

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  7. 想像ではありますが
    貴虎が砂をかけられて怯んだのは
    人としての条件反射みたいなものではないでしょうか。
    基本的に貴虎が戦う場所は森や建物の中だったので
    砂かけ というヤケクソに近い戦法をとってきた相手に対しマスクであることを忘れ怯んでしまったのだと思います。

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  8. > 想像ではありますが、 貴虎が砂をかけられて怯んだのは人としての条件反射みたいなものではないでしょうか。
    [色:0000FF]その可能性も考えられます。
    ただ、今回の状況に関してはその線は薄いのではないかと私は考えています。
    砂をかけられた場合の選択肢は大きく分けて二つ考えられると思います。
    ��つは無視して攻撃する。もう1つは一旦下がって仕切りなおす。
    一瞬怯んでからワンテンポ置いて攻撃するというのは下策だと思います。
    とはいえ人間ですので、紘汰や戒斗であれば充分あり得たと思います。
    しかし今回の当事者は貴虎です。
    プロの傭兵だったピエールにも認められ、作中描写においても最強と言っていいでしょう。
    しかも今回の貴虎は最愛の弟を倒す覚悟で戦いに臨んでいます。
    私には貴虎があの程度で怯むとは思えないのです。
    [/色]

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  9. 通りすがりの匿名2014年7月8日 6:03

    戒斗に草が生えてきましたが、以前、ラットにも草が生え治療されたことがあったと思います。
    あれが元通りになったのは植えつけた元の初瀬が死んだからでしたか?(その原理もよくわかりませんが)
    だとすればレデュエを倒せば戒斗は御の字のはずで、この先一時的に行動不能になる程度の要素にしかならない可能性が大です。
    あまり悲壮感は表現できそうにないと思いますね、この脚本環境では余計に。

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  10. 仮にゴーグルやヘルメットがあっても砂が目前に飛んでくりゃ、大抵の人は怯むと思う

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  11. > 戒斗に草が生えてきましたが、以前、ラットにも草が生え治療されたことがあったと思います。
    > あれが元通りになったのは植えつけた元の初瀬が死んだからでしたか?(その原理もよくわかりませんが)
    [色:0000FF]可能性はありますが、直接的な因果関係として結びつけるのは難しいと思います。
    なぜならば雑魚インベスに襲われて感染した一般人もいるからです。
    その理論で考えると、感染源のインベスがビートライダーズやユグドラシルにあっという間にやられて治るケースが考えられます。
    そういった人がいれば、ビートライダーズ叩きの最中に「あいつらのせいで俺は!」と執拗に恨んだり、逆に「助かったのは彼らのおかげだ」と支持する人がいて当然だと思います。
    否定する根拠もありませんが、論拠となる描写がほぼ無いので治った理由に関しては現状では「不明」としか言いようがないと思います。
    戒斗の感染した理由に関しては、私は2つの可能性を考えています。
    ��つは単純に戒斗を退場させるため。
    もう1つは、地球産の禁断の果実の苗床とするためです。
    人間に生えた植物から果実が実るのかはわかりませんが、物語として先の展開を考えると無駄なくリソースを使えて便利なように思えます。
    [/色]

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