『牙-KIBA-』 25~27話感想

2014年7月27日
【25話】
・ネオトピアでジャウスト世界大会が開催が決定。ネオトピア編の始まりです。
キーラ、ヌデューなどネオトピア編の主要人物とウルバークスの顔見せ。
教皇こと第二のクソジジイもまともに映るのはこれが初めてです。
現在進行形で迷惑をかけてる分ジーコよりも質が悪いのですが、後でしっかり報いを受けるのでそんなに印象は悪くありません。

・ゼッドがロイアを励ましてるシーンが印象的です。
過保護なジーコに比べ、自分の道を見つけるよう促すゼッドのほうが立派です。
ジーコの考えは弱肉強食が基本の牙世界では珍しい考え方なのですが、事なかれ主義のジーコ様のせいで台無しです。

・ノアノア言っていた最近とは打って変わって落ち着いているのもポイントでしょうか。
ロイアの焦りを見逃した反省も踏まえているのでしょう。
今の結果に満足しつつも先に進むのを止めない、そこがゼッドと他者の大きな違いに思えます。

【26話】
・半分総集編で半分新規での回想。
ダイアナさんが髪を降ろすと美人とわかる重要な回。

・基本はノアの説明回なのですが、いまいち腑に落ちません。
カームでは未来にも現在にも絶望していたノアが、ネオトピアでシャードの力で健康=現在を手に入れ、絶対規律やサチュラなど力に翻弄される。
外部的な影響によって変化する姿を見てきたわけですが、ネオトピアの忠実な戦士となった後のノアは不可解です。
人を殺すことにためらいが無かったり、サギリに教義を押し付ける一方、サギリの思いを理解しながらも無碍にしたり、キースをこっそりと殺したり、規律にはないノアの自己解釈が多く見受けられます。
洗脳されたように狂信的である一方、規律から外れて拡大解釈した部分もあるので困惑します。

【27話】
・ジャウストの始まり。まずはウルバークスを持ち上げつつ、ゼッドとノアの強さを引き立てる前哨戦。

・ノアのゼッドに対する心情の吐露が印象的です。
ロイアとゼッドの話をするのに夢中で遅刻ギリギリなのは重要なポイントに思えます。
キーラが気にするということはあれも立派な規律の一つなのでしょう。
ノアが絶対規律を心の底から信じていたらあり得ないことでしょう。
ゼッドの会話の際にはライバル意識とさえ思えるゼッドへの憧れが強く表れていました。
力を手にしたことにより溢れだした野心と論理的・道徳的に動くべきだという理性の葛藤の結果が今のノアなのかもしれません。

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