烈車戦隊トッキュウジャー・第19話 『出発!ビルドダイオー』 :感想

2014年7月7日

【ストーリー】
■感情と論理
・今回の話はテーマが絞られていてわかりやすかったです。
「仲間」を重視して道徳心で動いたトカッチの言葉は一般常識の異なる明には通じないが、なりふり構わず「5人で」とエゴで動いたトカッチの言葉は通じた。
流れにテーマと登場人物の感情の動きが両方とも組み込まれていて良い脚本です。
テーマの説明を入れつつも入れるのは最後に留めていて、見ながら自分で考える余地も奪っていないところに特に感心しました。
1話で完結・わかりやすい内容・キャラとキャラを絡める、と戦隊のフォーマットに則した形で見事だと思います。

・個人的に良いと思った点はもう一つあります。
それはライトの考えにすり寄る作りになっていたことです。
感情で動くというのはライトのスタイルです。
個人的には理解しがたい点なので、登場人物の側でもライトの考えに近づいていってくれると共感しやすいです。
おかげで少しだけライトの正当性も理解できた気がします。
できればライトのほうも論理性にすり寄ってくれるとありがたいのですが、それは難しいでしょうね。


【アクション】
■安心の加藤監督
・今回も良いアクションでした。
トッキュウジャーはクローズの出現頻度が多いので、集団戦を描くのが得意な加藤さんにはぴったりですね。
乗り換えも乗り換え自体には相変わらず意味が感じられないものの、プロセスは変身名乗りの流れに合わせてあって面白かったです。

■ビルドダイオー
・動きは鈍重で残念でしたが、それでもかっこよく見えました。
撮り方が良かったですね。力の入ったジオラマに野外での巨大戦。
特別感がたっぷりで、その分かっこよく見えます。
どこに入れても良いものですが、新ロボの登場に合わせるのは効果的で素晴らしいと思います。


次回はギャグ回?
小林さんのギャグというとちょっと不安になりますが、どうなるでしょうか。

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