仮面ライダー鎧武 第2話『必殺!パインキック!』:感想

2013年10月14日
【ストーリー】
■力の使い道と力の在り方
・今回は紘汰と戒斗、2人の力の捉え方の違いを描いた内容でした。
借りものの力を人のために使おうとする紘汰と、他者を犠牲にしてでも自分の力を自分のために使う戒斗、2人の立脚点の違いは明らかです。力の使い道に迷い、さしあたって「自分のためではなく、他の人のために使わなければダメだ」と結論づけた紘汰に対し、戒斗は「相応の力があるならばどんな行動も許される」と力の使い道ははっきりしています。インベストバトルで3対1だろうと気にしない点が戒斗の主義を物語っています。次回は紘汰がライダーの力をダンスバトルに持ち込むそうです。戒斗が自分以外の力に対してどういった反応を示すのか、そこで戒斗の器が明らかになるでしょう。

■段取り臭い
・内容はまとまっていたのですが、段取り臭さが否めません。
登場人物の数は少なくないのに物語の流れが一直線です。わかりやすいのですが、フックになる気になる部分も少なくていまいち盛り上がれません。これまでの虚淵さんが担当した作品から考えると、順当な流れから急展開が持ち味のようなのでしばらく我慢すれば変わるでしょうかね。

【アクション】
■粉砕・パインアームズ
・個人的にはパインのほうがオレンジよりかっこいいと思います。オレンジはすっきりし過ぎですね。
パインの武器はパイン型の鎖鉄球でした。どちらかと言うと鎖のほうがメインでゴーカイイエローみたいな戦い方ですね。ライダーでは新鮮な感じがします。敵に目隠ししてからキックを当てるやり方は感心しました。キックの間は、どうしても敵が棒立ちになってしまうのが問題でしたが、そこを解決できてるところが良いですね。

【デザイン】
■がっかり斬月
・メロン調ながらしっくりきていて良いデザインだと思っていたのですが、ちょっとがっかりでした。
下半身の白タイツの質感がよろしくありません。フォーゼのときも目立っていましたが安っぽくなってしまう問題は解決できてなかったようです。身体を捻ったり、戦闘の見せ場になる部分でスーツの粗が目立つのが厳しいところです。


次回はバロンが登場です。
監督が変わるので冗長なダンスやギャグは減ると思いますが、物語の流れは変わるでしょうか? そろそろ短期的な目標がほしいところです。

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