仮面ライダーウィザード 第9話「ドラゴンの叫び」:感想

2012年10月29日
なぜかウィザードは水辺撮影が好きなようです。
絶望へと沈む→そこから這い上がるというカットのためでしょうか。

■ストーリー
・「絶望を希望に変える。」キーフレーズを如実に表した回でした。戦闘に絡めて、それを表現するところが特撮らしくて好きですね。指輪を渡すまでの流れとか、もう少しストーリーに深みを与えられる余地があったので、そこはもう少しがんばってほしいです。

・フェニックスさんの描写も良かったです。外道なだけじゃなく、わざわざガラス割って入ってきたり、病院のその辺の人にまで危害を加えたり、人格としてどうしようもないやつなんだなと伝わってきました。確かにあれなら関係ない人も巻き込んで、ゲート候補を殺しちゃいそう。
ファントムはファントムの増加=ワイズマンの復活が目的なので、今のところ人間を滅ぼすとか支配するとか一切ないので、マクロな視点で言えば人類の脅威ってわけじゃないんですよね。
この辺の脅威度は低いので、今回みたいな身近な恐怖を描いていって説得力を出してほしいです。

・ただフェニックスさんの株は下がりまくりですね。ファントム勢の目的は「数を増やすこと。」で、最近はウィザードにやられて、かえって数が減ってるとご立腹でした。その点からいえば死んでも大丈夫なフェニックスさんはうってつけのはずなのに出してもらえない。想像を絶するポンコツなのでしょう。
先代の不死身組、555のJ やカブトのカッシスは蘇る度に更にひどい目にあっていました。フェニックスさんが絶望するのはそう遠くないでしょう。


■アクション
・二刀流!はかっこいいんですが、実写ではやはり厳しいですね。長いし、重い。正直、剣を抜く前の太極拳?のようないなし方のほうがかっこよかったです。

・必殺技は…ないです。ただ前回やり込められた炎を逆に押し返して意趣返しするのは良かったです。

・個人的にはエクステンドが気になります。あれと他の指輪を組み合わせるとおもしろそう。ただあれも予算魔力を食いそうなので劇場版くらいしか出ないでしょうけど。


フレイムドラゴンスタイルがアクション的にいまいちで、正直しばらく不安が続きそうです。
ウインドやウォーター、各種基本フォームとさよならするには早すぎる気がします。”フレイム”ドラゴンと付くということは他の属性もいけるのでしょうか? ライジング的な感じ?
衣装を見る限り、可動範囲はさほど変わっていないのでそこには希望を持ちたいと思います。

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