『角醒ハンター オメガホーン』 第1話「角醒せよ!赤き角獣王!」:感想

2026年7月26日

実態はギャバンインフィニティ+ポケモンだった

・始まりましたオメガホーン。
放送前の時点では
怪獣が勝手に戦うだけだとだとウルトラマンになってしまう。
「避けろ!」とか「10万ボルトだ!」とか人が怪獣に指示して戦うならポケモン。
基本は人間がアイテムの力で戦って、怪獣が出るのは等身大戦の決着が着いた後やメイン回だけだと戦隊と変わらない。
いろいろ想定してみても、インパクトのある内容は思いつきませんでした。

・1話を見た実際の印象は
「前半は人間同士の戦隊的コスプレバトル」で、「後半が怪獣同士のポケモンバトル」でした。
「避けろ、炎角!」とかわざとやってるだろと思うような台詞も多くて怪獣バトルの方は「怪獣を使ったポケモンバトル」の一言で済む内容でした。
今のところポケモンバトルは普通過ぎて特に言うことがありません。
1話だけあって怪獣が暴れる迫力とかあったので映像面ではそこそこ楽しめました。
一方、特筆するほどの良さも感じませんでした。
強いて言えばやられてからの逆転みたいなまどろっこしさが無く、テンポ良く進んだところは比較的良かったですかね。


・人間の方はギャバンインフィニティであったコスプレ人間同士のバトルでした。
一応、エゴルギアの力を使った能力バトル的な内容もありましたが、基本はギャバンインフィニティや牙狼でやってたようなコスプレした人間が仰々しい武器をエフェクト付きで振り回すアクションでした。
個人的にはあまり興味がない方向です。興味はないけど”特撮”としてはこれはこれで有りだと思うので今のところは特に言うところがありません。ウケるんだったらいいんじゃないですかね。


主人公=炎のシャウト

・古代文明に強い興味のあるトレジャーハンターで「時流に乗らず、自分の考えを貫く」意思を持っているという以外は人物像がよくわかりませんでした。
炎角と出会って「うぉー! 俺、超古代としゃべってるぜ!」ってテンション爆上がりで言われるままに契約してたから古代に興味があるから古代の存在から誘ってくる分には乗り気なのかな?と思っていたのに、契約が終わった途端に「え? ついてこないでよ。俺一人が良いんだよ」とか塩対応になって戸惑いました。
どういう心境なんでしょう??
てっきり炎角を質問攻めにして「お前には敬意が足らん!」みたいにウザがられる感じかと想像してたので予想外の反応にびっくりしました。

・バトルでの活躍具合が中途半端でまたよくわからなくなりました。
相手が怪獣を召喚しても臆せず「俺は生身でいいよ」とかやってるから初戦は主人公のすごさを示すために一般ハンターとの格の違いを見せつけるのか。
と思っていたら攻撃面では普通に歯が立たなくてびっくりしました。
たぶん背中に乗って攻撃できただけすごいって話なんでしょうけど、まさかこの流れで「人間は怪獣に勝てません」という説明に入るとは思っていませんでした。
私的にはそのまま圧勝してエゴルギアも返して「(やろうと思えば圧勝できるし)ハンターバトルなんて興味ないんだよね」で済ませ、次回の格上ライバルとの激突で闘志に火が付く王道の展開で良かったんじゃないかなぁと思ってしまいました。

・個人的には怪獣バトルやハンター同士のバトルよりも、前半のお宝探しの方が面白く感じました。
実写ならではの臨場感や立体感があって、タイツ部分が多いスーツもある程度のリアリティとして機能しているように見えました。
私としては冒険路線で進んでくれた方が楽しめそうな印象なのですが、まぁそうはならないんでしょうね。それじゃ地味で玩具が売れませんからね。


炎角

・人型形態もあると聞いたときには2.5次元的な私の苦手なタイプかなぁと不安でしたが、1話の範囲だと悪くありませんでした。
「現代に蘇った古代人」的な存在でこの世界に馴染みがない視聴者に目線が近くて親しみやすいですし、どんどん質問したり何それ?って反応を示してくれて話が早くて良いです。
王を名乗ってるだけあって威厳や器の大きさを感じさせるところもありつつも、尊大ではなく自分から積極的に理解しようと試みたり相手を認めたり柔軟さもあって今のところは好感度が高めです。
率直な印象だと炎角の方が主人公で、シャウトの方が「偶然巻き込まれて主人公の居候先にされた一般人」って感じに思えるくらいでした。

・人間形態の方に先に馴染過ぎて怪獣形態の方がむしろ違和感を感じました。
シャウトの指示を素直に聞いたり、攻め方がわりと突っ込むだけだったり、人間形態のときに感じた知性を感じませんでした。
あくまで「これはハンターバトルだから形式に合わせてくれてる」とか、「今は現代を理解しようとしているフェイズなので流れに任せてるだけで本気の戦いが始まったら炎角が主体的に戦う」とか、そういう話だと飲み込みやすそうです。


イバル連合

・名前の感じからすると「威張る」か「ライバル」をモジッた名前みたいですし衣装も黒やボンデージ系で見るからに悪そうなんですが、悪の組織なんだかまともな治安維持組織なのか区別がつきませんでした。
討伐という名の歯向かうやつらをボコっただけという可能性もありますが、本当に悪い奴らを鎮圧してきただけかもしれないので正当性が現状だとわかりません。
登場時にアナウンサーを突き飛ばしたことも、一本しかない通路のど真ん中を塞いでいたアナウンサーの方が常識知らずなようにも見えて乱暴なのか判断がつきませんでした。
村にたかってきた鉄球ハンターやいきなり「経験値になれ!」って言って勝負を挑んでくるポケモントレーナーみたいなバトル狂がそこら辺に存在している世界観なので多少の手段の強引さくらいは問題なさそうに見えて、この世界の正義のバランス感覚が掴めません。

・1話から人数が多すぎて、どれがモブでどれが幹部かよくわからないことも混乱の原因の1つだと思います。
「絶炎角」なんて露骨に主人公のパートナーと対になりそうなお供がいなかったら、「この後主人公の初戦でやられる噛ませ犬役かな?」と思えても不思議がなかったと思います。


ギャバンインフィニティ要素

・1話から思いっきり出てきたことには驚きました。
レイジもモブハンターに混じって顔を見せましたし、猿の惑星の自由の女神像みたいになったコスモギャバリオンまで出てきて驚きました。
次回は刹那やキキが現れ、変身もするみたいでした。
思ってたよりもずっと出番は多いみたいですね。それは意外でした。

・ただ、面白さという点では不安を感じてる面の方が強いです。
ギャバンインフィニティがあんまり面白くなかったし、キャラも薄かったので続投しても別に嬉しくありません…
オメガホーンの世界観や人物像だけでもだいぶ時間がかかりそうなのでそこにギャバンインフィニティまで突っ込んでも上手く行く気がしません。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがぴったり当てはまる惨状にならないかなと不安です。


世界観は”わざと”でいいのかな?

・服装や建物は現代的なんですけど、社会は「無法者に占拠された村」「無法者を倒してくれた通りすがりの旅人を宴でもてなす」みたいなことが存在する野蛮な世界かポストアポカリプスかという感じでした。
現代的な学生服まで出したあたり、ビジュアルがむちゃくちゃなのはたぶん意図的なんでしょうね。
どうせ東映に衣装を徹底する予算なんてあるわけなくて、有り物でごまかすことになるのは目に見えているので割り切ってやってるなら身の丈に合った考え方で良いと思います。
コスモギャバリオンが古代文明扱いされていたりしましたし、設定的には「古代文明の流用などにより文明レベルが歪になっている」ってところでしょうか。


拡声器はわかりやすくて有り

・変身アイテムのモチーフでありタイトルにも入ってる「拡声器」は実際に見てみたら結構有りだなと思えました。
見る前は「拡声器って拡声器だよね? あれをかっこよく見せることができるのか?」と不思議に思っていましたが、名乗り口上や必殺技など今の玩具の主流である音声ギミックとは当然親和性が高くて意外としっくり来ました。
手元や腰でぽちぽち玩具のボタンを押しながら「変身!」とか言うよりもよほどやることと玩具が直結されていてパワフルで有りかもしれないと思えました。
メインモチーフに意外性がありつつちゃんとできてるように見えた点は個人的にはポイント高めです。

・しかし戦闘中の存在感は全然ありませんでした。
最初に変身するときに使うアイテムであり、やられたときに変身アイテムが飛び出して勝負ありを宣言する判定機でしかありませんでした。
ポケモンバトルもそうなんですけど、この辺は「これでウケるのだろうか?」と不思議に思っています。ウケるんですかねぇ?


スーツのデザイン

・主人公のキャプテンオメガホーンのスーツは探検用としてはまぁ普通でした。
主人公が自分で作ったハンドメイドとしては違和感なく受け入れられました。
特にかっこよくもないですけど、ハンドメイドならこんなものでしょう。かっこよすぎると逆に違和感になるのでこのくらいで適正だと思います。

・バトル用としては相変わらずピンと来ていません。
そもそも敵のハンターが面頰をつける程度なので一人だけ防護スーツで完全武装しているのは不公平じゃないのかな?という懸念があってノレていません。
この辺はどうするんでしょうね?
敵側もエゴルギアの力とか理由をつけてちゃんとしたスーツを着出すのか、
「イバル連合が炎角を奪おうと襲いかかってくるのを蹴散らしてるだけで正規のハンターバトルじゃないからOK」みたいな理屈で行くのか。


全体としては不安7割、興味3割くらい

・1話を見終わった時点では全体としては「どうするんだ、これ?」という感じで不安7割、興味3割くらいの印象です。
怪獣によるポケモンバトルはありきたり過ぎて特に何とも思えませんでした。
積み重ねがあるのはウルトラマンの方なのでこの路線で勝てる気がしません。

・ハンター同士のバトルは深夜帯でやってたような美少女コスプレバトル系特撮一歩手前の方向性でこれも可能性を感じません。
オメガホーンのこれがウケるんだったら、他のこの手の作品ももっとウケていたと思います。

・ギャバンインフィニティ要素も個人的には不安要素です。

・今のところメイン要素がどれも「そう来たか?!」という意外性はあっても、それは「これでウケるのかなぁ?」という不安が裏になるからこその意外性である面の方が大きく、物珍しさが失せた後でも興味を持ち続けられるか怪しいと思っています。
次回以降で早めに確かなクオリティとオメガホーンらしさを確立して見せてくれると安心できるのですが。


次回はライバルっぽいイバル連合と戦い、絶炎角の怪獣形態も出てきて主人公のハンター業が本格スタートするっぽい。
という以上のことはよくわからない雰囲気でした。
この流れでギャバンインフィニティ要素とか入れてる暇がある気がしないんですけど、どうするんでしょう?
次回は主人公たちは怪獣バトルだけで、等身大戦のノルマはギャバンブシドーやルミナスがモブ悪党相手にこなして終わり。みたいな分業にするんですかね?






コメント

2 件のコメント :

  1. 個人的にはイナイレとかダンボール戦機を初見で見た時同様ワクワクした。こういう空気感で続けば新しい子供向け特撮番組として100点の作品になると思う

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    1. 私は拡声器以外は特に目を引く内容を感じませんでした。
      子供向けとして正解かは子供じゃないのでさっぱりわかりません。

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