『超宇宙刑事 ギャバン インフィニティ』 第12話「武士と忍者」:感想
いつもとは違う構成
・今回はゲストが事情がある犯罪者でいつもの「悪の犯罪組織!」というノリとは別物でした。
面白かったかというと、「いや、特に」で終わりでした。
・ゲストの境遇が弱過ぎました。
金のために出稼ぎに来ておいて「綺麗な水が無いこの星だと俺達は生きていけないから市民を拉致監禁&洗脳して涙を採取します! 止めろだと? 俺達に死ねって言うのか!?」
だなんて迷惑移民過ぎます。
「そんな体質なら調査もせずに故郷から出てくるなよ!」と思ってしまい同情できません。
せめて「故郷の星は滅んでもう存在しない」とか、
「犯罪者組織に奴隷として地球まで拉致され、逃亡したが故郷に帰るまでの旅路に妻が耐えられないから地球でどうにかするしかない」
みたいなやむにやまれぬ事情が必要だったと思います。
・オチがまた酷かったです。
「地球でも綺麗な水を探せば事足ります」って…
じゃあますます拉致監禁の正当性が無くなったじゃないですか?!
完全に犯人の努力不足とか行政のサポート不足とかが原因でギャバンの出る幕じゃないと思いました。
宇宙に1人しかいない貴重な人材を2人もそんなことに使わないでほしいです。
・アクション面では
「怪人以外の雑魚を出せないから人数を捌けない」
点が厳しかったです。
今まで散々圧倒してきたエモンズ1体相手にギャバン3人がわたわたしてる有り様は情けないと思いました。
ヒーローを目立たせるために怪人や敵役は存在するはずなのに、ゲストのためにヒーローが噛ませ犬扱いになっていては本末転倒だと思います。
ストーリー本体以上にそういう点が最も酷いと思いました。
キャラ回としてもダメだった
・駆無は壁愛好者だの仲間認定だの変人アピールしかありませんでした。
刹那の方も変顔など戦隊でよくある入れ替わり回やコスプレ回みたいな内容しかなく、本題だったはずの涙や感情の話は「某に感情は無いが守ることはできる」という今までとの違いが何もわからない結末でしかないように感じて今回のドラマとしての充足感が全然感じられませんでした。
・レイジはいつもどおりいるだけで悲惨でした。
バトルでの持て余しっぷりからすると最初から出さず、お互いにギャバンだと知らない駆無と刹那による犯人追跡中の珍道中にして、レイジは最後の最後に「事情は聞いたぜ!」と水を持ってきて解決するだけの役割の方がまだ良かったんじゃないかと思いました。
”レーザー”ブレード
・ギャバリオンブレードにレーザーをまとわせてレーザーブレードにしていました。
光の軌跡が残るのはわかりやすく派手でかっこよかったです。
・ただ、ここで使ったってことはもう今後はちゃんとしたレーザーブレードは出ないってことですよね…
このために使っちゃったと考えるともったいない気もしました。
次回はキキがゲスト犯罪者にさらわれてコスプレさせられるみたいです。
…ギャバンが誘拐されるんですか。
「犯人の事情を知るためにわざと誘拐されたんだよ!」みたいなフォローはありそうですが、そういう小細工はギャバンに求められる内容ではないんじゃないかと思います。
こんばんは。
返信削除人間の感情、とりわけ悲壮感やそれに伴う涙という事象について見識を深めたい刹那。
彼が邂逅したのは感情を利用し悪事を働く異邦人、しかしそれには事情があって…。
刹那のキャラ回として無難に、ともすれば良回に仕上げられそうな要素がちりばめられていた気がします。
にもかかわらず、結局は平常運転な低クオリティの脚本に収束してしまったのが残念でした。
管理人さんも指摘しておられる、ゲストの境遇だとかオチだとか今話における刹那の本題だとか、販促によって枷を課されているわけでもないシナリオのディテールまでおざなりなのは、単純に製作陣の実力不足としか思えません…。
個人的に特に不可解だったのは、刹那と駆無が初対面する場面でしょうか。
各々の肩からエモルギアが顔を出していましたが、両者ともにまったくの無反応。
エモルギアを連れてる人間ってギャバンか犯罪者くらいじゃないの?
実はそんなに珍しいものでもないの?
と混乱させられました。
あんなあからさまに姿を見せているエモルギアがまったく視界に入っていないし、気配にも気づいてないんです。
と言うのであれば、それはそれで間抜けですし…。
演出の意図が読めず、薄気味悪さすら感じるシーンでした。
匿名さん、こんにちは。
削除>刹那のキャラ回として無難に、ともすれば良回に仕上げられそうな要素がちりばめられていた気がします。
はい、私も刹那周りの要素に関しては特に問題はなかったと思います。
駆無はさておき、ギャグに関しても刹那は元々ギャバン道などボケも有りなボケにもクソ真面目系の面は出してましたから本人は至って真面目なシュールギャグみたいな扱いで両立できたと思います。
水を持ってくる解決策も刹那主導でやらせれば「罪を憎んで人を憎まず」みたいな路線や
「某は涙は流せぬままだが、人の涙を止めることはできる」みたいな人情物的なお話にもできたと思います。
総じて実力不足が一番の原因だと思います。
>各々の肩からエモルギアが顔を出していましたが、両者ともにまったくの無反応。
エモルギアを連れてる人間ってギャバンか犯罪者くらいじゃないの?
あれも奇妙でしたね。
なつき具合やエモルギア同士がしゃべれることを考えたら、「犯罪者には見えない… まさかレイジみたいにまた別の次元のギャバンか?!」みたいに察しても全然不思議はなかったと思います。
「レイジに紹介される前から気づいてました」とすれば2人の格も上げやすかったでしょう。
駆無は「仲間に相応しいか刹那の人となりや実力を見定めていた」
刹那は「『他人の趣味、嗜好は否定しない』と言ったとおり問題を起こすようでないなから軽く監視してただけ」
と、それぞれの性格や考え方も描けたでしょう。
脚本の問題なのか撮影スタッフの独断なのかは判断がつきませんが、ノルマ的に出しただけでストーリー上は違和感を生じさせていて、あれもレベルが低い構成だったと思います。
サブタイトル的に侍の殺陣と忍者の忍術が合わさった連携アクションが見られるのかと思ったらアクションシーンでの絡みが全然なくて物足りなく感じました。
返信削除今回の敵は目的のために人が集まるのかよくわからないワークショップを開催して参加者を監禁して涙を集める…あまりにもパフォーマンスが悪くてどうしたらこの方法に至るのか謎すぎました。
>完全に犯人の努力不足とか行政のサポート不足とかが原因でギャバンの出る幕じゃないと思いました。
本当にその通りでいくらでも合法的な解決策があったはずなのに物語の都合で無理やり犯罪者にされているようで人情話しにしたかったのかもしれませんが全く感情移入できませんでした。
それとも行政、福祉、水源などもっと良い方法で解決できなかったのは「無知は罪」とでも伝えたかったのでしょうか。
焼津のウサギさん、こんにちは。
削除>サブタイトル的に侍の殺陣と忍者の忍術が合わさった連携アクションが見られるのかと思ったらアクションシーンでの絡みが全然なくて物足りなく感じました。
アクションは何もありませんでしたね。1体相手に3人で手こずっていてむしろカッコ悪かったです。
ストーリー面でも特にこれといった内容がなくて普通にダメだったと思います。
この低すぎるクオリティではタイトルも今回のテーマも関係なくなってしまいますね。
>今回の敵は目的のために人が集まるのかよくわからないワークショップを開催して参加者を監禁して涙を集める…あまりにもパフォーマンスが悪くてどうしたらこの方法に至るのか謎すぎました。
そこに関しては私は何とも言えないと思います。ゲストの取れる選択肢が不明なので。
たとえば「あのゲストは劇団員で自分のできることで一番人を集められる方法が演技指導だった」とか、
「泣きたいと思ってない人から涙を採取しても充分な質の涙にならない。だから泣きたいと思ってる人を集めることが最重要だった」とか、
「エモルギアが『孤独』だったので孤独な心を刺激しても泣きたいと思ってない人だと怒り狂ったり、自殺しようとしたり別の反応が出て対処に困ったことがある。だから泣きたい人だけが来る形式にした」
などなどああいう形にする意義があった可能性も考えられます。
ツッコミどころ自体は「自分の所有物でもない場所に監禁してたらバレるだろ!」とか「どうやって檻を持ち込んだんだよ?! 被害者を外に連れ出すよりそっちの方が大変だしバレやすいだろ?!」とかあるので個人的にはワークショップは特に気になりませんでした。
>それとも行政、福祉、水源などもっと良い方法で解決できなかったのは「無知は罪」とでも伝えたかったのでしょうか。
何がしたかったんでしょうね?
方向性はいろいろ有り得たと思います。
シンプルな人情話も、「善良な者でも自分は被害者だと思い込むと残忍な犯罪者と化すことがある」みたいな話にも、「罪を生むのは時に社会が原因である」みたいな啓発路線も、
「だからこそギャバンのようなルールに縛られずに時には社会の方を正すような純粋に正義を追求する者が必要なのだ」みたいな話にも、レイジや刹那個人のお話にも。
実際には何がしたかったのかわからない話のまま終わってしまいましたけど。