『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第20話「はなたかえれじい」:感想

2022年7月17日
■ゴミの自産自消
・前回からうっすらと予感していましたが、今回もジロウの二重人格やトラボルトの初登場すら投げ捨てていました。
ドンムラサメの素性も雑に処理されました。メインストーリーのやる気の無さは留まるところを知りません。ドンブラザーズは基本品性のない人間の集まりなのだから増長なんて日常茶飯事じゃないですか。そんな何もない回をやられても困ります。

・それでいて今回の”本筋”である増長と改心も雑だから何も残りません。
増長とか言い出したときにはてっきりヒトツ鬼化に絡めるのかなと思ったら一欠片も鬼の話は出てきませんでした。あれだけ驕り高ぶっても鬼にならなかったことで雉野のヤバさが更に増しました。やっぱり早く殺しておいたほうが良いと思います。せっかくドンブラザーズは換えが効くんですし。

・ソノザが前回初恋ヒーローを読んだのはソノニが犬塚と絡み始めたみたいにソノザがハルカにつきまとい始めるフラグなのかと思っていましたが違いました。劇場版の前フリでしかなかったようです。
普通なら「劇場版も本編に絡めていくなんて販促に熱心で偉い」と言うところですが、劇場版より遥かに重要な本編の販促やストーリーを投げ捨ててきているのでむしろ呆れます。

■ルミ
・ジロウとの別れは随分素っ気ない態度だなと思いましたがこういう背景があったなら納得です。
これも普通なら既存の要素を活かしたアクセントとして評価するところですが、現状だと「ジロウは適当に玩具にして最後は村に帰って恋人と元サヤになればそれでハッピーエンドになるでしょw」と後で雑に放り投げるためのゴミ箱に見えてしまいます。

■ドンムラサメ
・生物兵器みたいな物のようです。元老院の物って言ってたけどドン家の物じゃないのかと不思議に思いました。
ドンと付く物と言えばドン王家由来の物であり、ドン王家すなわち敵って言ってませんでしたっけ? ドン王家が持ってたのを接収したとかそういう話なのでしょうか。

■アルターチェンジ
・救助など販促としては地味な扱いでしたが、いつもよりかは遥かにマシな活躍のように見えました。
サイズの小ささを陰ながら助けるという形で活かせていましたし、小さいのに人を持ち上げたりすることで強さもアピールできていたと思います。

■ドントラボルト
・ついに闇堕ちフォームが登場!なんですが、タロウより格下であることが既に明らかなので作中でも当然の如く歯牙にもかけられませんでした。
予想通りの展開過ぎてトラボルタをどう見ればいいのか全然わかりませんでした。もういっそのこと空回りするギャグキャラにでもするのかなと思っていましたがそういう工夫もなくただ居ないもののように扱われただけでした。

・武器は斧、なんですかね? どこが刃なのかわかりづらいので今ひとつアクションが締まりません。
柄が短く、インパクト箇所も限られるせいでカウンターも取りづらい点が余計に使いづらそうでした。棒立ちの相手を一方的に攻撃する以外のアクションが組みづらそうでした。
必殺技はメタリックシルバーな輝きがドンドラゴクウよりもかっこよかったです。虎としても白虎みたいな感じでしっくりきました。


次回は先代サルブラザーズの人が登場するようです。
ハルカの基準で言えば「他人に不幸を押し付けてのうのうと生きてるクズ」になるんですけど、今更どうするのでしょう。まぁ雉野の件から考えて棚上げされて誰も何も言わないんでしょうね。
今回みたいに要素を活かさず、くだらないギャグ中心で何かをやった気になって終わるんだろうなと覚悟しておきます。


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