『仮面ライダーリバイス』 第16話「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」:感想
■視聴者感覚
・冒頭のシーンは前回に引き続き棒立ちパーティーが酷かったです。
敵幹部が4人もいるのにみんな変身解除してリラックスしているだけでもどうかしてると思いましたが、スタンプも取り上げずに敵幹部が変身したり仲間割れしたりをのんきに見学して、挙げ句に逃げられるのは開いた口が塞がりませんでした。
「デッドマンズベースが落ちてきて混乱した状況の中で~」とか理由付けはいくらでもできると思うんですけどね…
その後のカメレオン対策はまともだった分、余計に展開の不自然さが気になりました。
■路線変更?
・カメレオンの人が急な急な人生語りをしてるなーと思っていたら死にました。
引き伸ばされなかったことはまだマシだと思いますが面白い展開だとは思いませんでした。「悪役にだって事情があるんだ」と言われても「そりゃそうだろうけどいなくなるキャラには興味が湧かない」としか言えません。事情を持っていると承知の上でも倒す主人公の葛藤などを扱わないと意味を持たないと思います。
次回はフリオの人生語りがあるみたいですし、幹部の人生語りが2クール目の基本になるのでしょうか?
一輝や父親の過去が不明な状況でやるのはよろしくないと思います。視聴者目線では「そんなことより一輝たちはどうなんだよ」とイライラするリスクが高いと思います。
・今回の母親の話が悪かったのもマズいと思います。
やっぱり母親はヤバい人にしか見えませんでした。内容は大二たちが言ってるのと大差ないのにヒロミの説得には応じることも、サクラやバイスへの応援の仕方も、ラブコフへの暴行も全てがドン引きでした。
母親でこの有様では幹部などの人生語りをされても「でもクズはクズだよね」という結論になるばかりでは話を聞く気になれません。同情しようがやってることは殺人と思想系テロリストですからね。
■心臓がないと言われても
・一輝の父親には心臓がないらしいことが判明しました。
…そう言われても困るんですよね。心臓がないのに生きてるのはおかしいです。でも父親が生きてることは間違いないでしょう。つまり結局何もわからないのと大差ありません。
心臓と言えばギフ様だから父親が関係してるんでしょうけど、ギフ様自体もどういう存在なのかすら不明なので考えようがありません。
■え、そうなの?
ギフの花嫁となるために「汚れきなき器」である必要のあった彼女が自身の体にバイスタンプを押す行為は、その高潔なる条件を捨てる行為でもあったわけです。
・東映公式にこんなことが書かれていました。
そんな意味があったとは気づきませんでした。気づいた視聴者はどれだけいたのか気になります。
次回はまた強化フォームが出るみたいです。
デザインの感じだとリバイが新フォームになって、バイスがバリッドを引き継ぐ形になるんでしょうかね。
サクラのほうはこれといった情報が見当たりませんでしたがどうなったんでしょう? 視聴者に情報を伏せたまま進めるのは「関心を引っ張る」のではなく、イライラを引っ張ることになりがちなので止めたほうが良いと思います。
お疲れ様です。
返信削除>カメレオンの人が急な急な人生語りをしてるなーと思っていたら死にました。
予想がハズレて、悔しいです!!まさか、ザブングルが正体だったとは。
>次回はフリオの人生語りがあるみたいです
道場で使っていた偽名が、実は人間の頃の名前だったのでは?とファンの間で噂されていました。
どんな名前だったかは覚えていませんが、使われるといいですね。
一輝パパがフェニックスの医療を受けれたのは、隊員の大二の親族だからっていう理由だけですよね。
フェニックスは病院じゃないのに、なぜそんなことするのかが、引っかかりました。
>彼女が自身の体にバイスタンプを押す行為は、その高潔なる条件を捨てる行為でもあったわけです。
アギレラにそんな設定があったんですね。怪人になれないだけだと思ってました。
マルゲリータさん、こんにちは。
削除>まさか、ザブングルが正体だったとは。
ポッと出の顔でしたね。今回、自分の顔が醜いから嫌いとか言っていた時点で既存のキャラではなさそうだと思いましたが。筋は通っているのでそれ自体は納得でした。「今から退場するこんな脇役に時間を費やす価値があるの?」という点は疑問でしたが。
>道場で使っていた偽名が、実は人間の頃の名前だったのでは?とファンの間で噂されていました。
私は覚えていませんが、何かありましたね。
個人的にはフリオが本名でも偽名でもどっちでもいいので関心は薄いです。フリオ自体への興味が今のところ無いので…
>一輝パパがフェニックスの医療を受けれたのは、隊員の大二の親族だからっていう理由だけですよね。
「一輝たちへの優遇措置」というふうにしか見えませんね。
一輝たちはフェニックスにとって欠かせない戦力であり、両親が反対しているという事情があってヒロミが説得に来たので両親に対して即物的なメリットを見せるのは現実的な手段ではあると思います。公的機関?のフェニックスがやっていいことかはなんとも言えませんが。
>怪人になれないだけだと思ってました。
私はなる気や必要性がないだけかと思っていました。「ギフの花嫁」であることを鼻にかけていて、それ以外に興味がないように見えたので。
一輝の母親がさくらにはベルト隠したり戦わせたがらないのは伏線なのか単純に娘だけが大事な不平等な親なのか作風から読み取れない
返信削除現状だと判断がつけられないと思います。
削除シンプルに性別による判断なのか、あるいは私がサクラの人格を問題視しているように”サクラ”だから不安なのか。ひょっとしたら母親と血がつながっているのはサクラだけなのかもしれませんし、あるいは逆にサクラだけが血がつながっていないのかもしれません。はたまた「ギフの花嫁」という単語がありますから、サクラこそが真の花嫁でサクラが敵の手に落ちた場合の被害が計り知れないから止めてるのかもしれません。
可能性はいろいろ考えられると思いますが断定する根拠は特に見当たらないので推測の域を出ようがないと私は思います。
本編の最後のシーンでデッドマンの役立ったザブングルの人が「悔しいなあ~」って言ってましたがこれはどういう意味なのでしょうね?
返信削除メタ的には、カメレオンの素顔を演じたザブングルの加藤さんの持ちネタの「悔しいです!」にかけたものだと思います。
削除作中の台詞として解釈するならば
1)死にたくないでもデッドマンになったことへの後悔でも自分を殺した一輝や世間への恨み言でもなく、死に際に出てきたのは「悔しい」という自戒の念だった。
これはすなわちカメレオンにはカメレオンなりの信念があってデッドマンズになったということであり、自分ならもっと上手くやれたはずだという向上心を最後まで持っていたということである。一輝は倒すべき悪として認定していたが、悪には悪なりの矜持を持って動いていることを表している。
2)この悔しいというのは自分の大嫌いな素顔に戻ってしまったことへの嫌悪感の表れである。
デッドマンズに入り悪魔に魂を売り、司令官に成り代わろうとも結局はカメレオンは自分の顔からは逃げられなかった。どこまで行っても報われなかったがゆえに出た慟哭の言葉が「悔しい」であったのだ。
解釈は様々にできると思いますが、私が仮説レベルで出せるのはこの2種類です。