『仮面ライダーリバイス』 第14話「司令官は…デッドマン!?」:感想

2021年12月12日
■ノリについていけない
・なんか突然軽いノリになってて戸惑いました。
自分が捕まえた殺人も厭わない凶悪犯罪者が目の前にいるのに土足にこだわるなんて正気とは思えません。
世間を騒がしているデッドマンが目の前に現れたのにきゃあきゃあ騒いでる学生たちもイかれてると思います。
突然私情丸出しになるヒロミもヤバいと思いました。それを止めずに傍観してる狩崎と大二もどうかしてると思いました。

・全体的に「今そんなことしてる状況じゃないよね?」と思うシチュエーションばかりでした。新しい設定が出てきたわけでもないのに普通についていけません。
しかも結局、小競り合いしただけで敵側の損害はゼロで終わって唖然としました。さすがにギフスタンプを渡したのはわざとだと思いますが、おめおめと逃げられた一輝や大二は何をやってたんでしょう? 基本的に浅はかな行動ばかりしてるので「幹部を倒さないとデッドマンズを潰せない…? そんなこと考えたこともなかった」くらいでもおかしくないと思っています。

■事実確認
・一輝の話は当たり前過ぎて事実確認にしか見えませんでした。
相手の気持ちを考えてないのも、自分が気持ちよくなるためにやってるのもそれ以外に理由が見当たらないと思います。逆に他にどんな理由があると思うのか聞きたいくらいです。
それを一輝が自覚してなかったことも当然だと思いました。散々指摘されたのにいまだに改善が見られないんじゃ手の施しようがありませんからね。何も気づかないアホにするしかありません。

・個人的には「これってカゲロウのときにやる話じゃないの?」と思いました。
なんで身内のカゲロウは何も言わずに、一度あっただけの相手に図星をつかれてるんでしょう? カゲロウが事実に気づかないアホか、傷つけないように手加減してたみたいで違和感を感じます。赤の他人にこんなことをされてカゲロウはこれからどうしたらいいんでしょう。

・バイスのフォローはどう受け止めたらいいのか判断に迷いました。
「そのままでいいんじゃん?」って全然良くないですよね。悪魔だけに堕落させようとしてるようにしか見えません。
それを言葉どおりに受け止めてお礼を言ってる一輝は情けなかったです。
現状の流れだと「自分の本心である悪魔は自分に都合の良いことばかり言う。それは心地よいけどそれじゃダメだからやっぱり悪魔=バイスは滅ぼさないといけない」という話にでもしないと一輝の株が上がりようがない気がします。
でもスタッフにそんな覚悟があるかというと全くそうは思いません。むしろこの展開を「信頼しあってるバディ最高~」とか思ってそうだと思っています。

■やっぱり死んでた
・本物の司令官は1話の式典のときに殺されてたそうです。でしょうね。
最初から偽物だったので余計にヒロミの言っていることが意味わからなくなっちゃいました。昔がどうのと言われてもそんなエピソード初耳ですしそもそも別人ですし。むしろ恩人の見分けがつかないヒロミの格が下がりました。ヒロミを目立たせたいなら逆に「それは司令官じゃない!」と見破る展開のほうが合ってたと思います。
絶望させる云々っていうなら「あの俺を認めてくれた厳しくも優しい司令官が!→優しくしたのは俺で、本物の司令官はお前のことなんてなんとも思ってませーん。お前をデモンズに抜擢したのは如何にも無能そうで俺の役に立ちそうだと思ったからだよw」とかやらないとダメだと思います。

・ちなみにプロデューサー曰く
14話におかれましては、若林司令官という人物をひっくり返し、
デッドマンズの関係性をもどんでん返しました。

僕たちが若林司令官だと《思い込んでいた》人物は、
1話のウラで本人を殺め、なりすましていた偽物でした。
だそうです。プロデューサーには信頼できない語り手という概念はないみたいですね。一度騙したら最後、物証を出さない限りはキャラが何を言おうが視聴者に信用されなくなってしまいます。
私はリバイスとの相性は最悪だと思います。一輝やサクラが偽善者のヤバイやつに見えてる状況でこんなことをしたらやっぱり見たままで良いんだなと思われてしまいます。

■アギレラも生贄だった
・これも「はぁ、そうなんですか」としか反応しようがありませんでした。
なんか特別扱いで除外されてるなと思ったら実はやっぱり生贄で本人が知らないだけでした。なんで騙したのかもわかりませんが、アギレラが特別扱いされたことも理解できていなかったので印象は特に変わりません。どっちでもいいです。花嫁と生贄の違いが伝わってませんからね。言い回しが違うだけで同じことじゃないのか?という疑念もあったことなのでその差を感じろと言われても困ります。

■1体しかいない量産型
・プラナリアならフェーズ2を量産できるって話は何だったんでしょうね…
1体しか出していないうちに本体がギフテクスになってしまいました。ギフテクスも何なのかもわからないうちに倒されそうですけどね。



コメント

6 件のコメント :

  1. こんにちは。
    変な展開ばかりで退屈に感じましたね。「はあ、そうですか」って感じの展開を描写なしでセリフばかりでやるので全然説得力を感じませんでした。司令官なんて描写が薄い上に1話で死んでるなら本物がどうだったか視聴者にわかりようがないですしね。やたら叫ぶセリフばかりだし会話にもなってないしでかなり退屈でした。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      前もって仕込んでおかないと意味を成さない展開ばかりでしたね。こんな展開やられても困ります。

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  2. マルゲリータ2021年12月12日 20:20

    お疲れ様です。

    >土足にこだわるなんて正気とは思えません。

    これまでに一輝の銭湯への思い入れの強さが描写されて入れば、発言にも理解が出来たんですけどね。
    「お前の大切な物、全て壊す」と弁護士が言ったので、銭湯ぶっ壊して一輝を本気にさせるかと期待しましたが、そんなこともありませんでしたし、銭湯での変身シーンになんの意味があったんでしょうね。

    >デッドマンが目の前に現れたのにきゃあきゃあ騒いでる学生たちもイかれてると思います。

    サクラのクラスメイトの行動が意味不明でした。怖いからサクラにしがみついて動きを抑制するでもなく、逃げようとしないサクラ強引に引っ張っていくでもなく、先回りしたり周りに集まったりして、何がしたいのかさっぱり分かりませんでした。
    今回のサクラ関連のシーンは妙にコメディチックで、ただただ嫌でした。

    司令官の下りは「へぇ~、そうだったんですか」としか思えませんでした。今まで司令官を疑わせる描写は、前回までありませんでしたし、付き合いが長いであろう狩崎もヒロミも不審に思うシーンもなかったので、「どうだ!!誰も司令官が偽物だなんて思わなかっただろ!驚いたろ!!」と言われも困ります。

    もしかした、カメレオンの正体は五十嵐家をマークしていた、常連の夫かな?と思うのですがowlさんは、どう思われます。

    >1体しかいない量産型

    制作陣もカウンセラーの使い方に困っているように思いました。いきなり、ギャグキャラにされてもなんとも思えませんし、あのサクラなら師範代を利用した因縁とか、興味ないでしょう。

    ベルトを取られたヒロミはともかく、大二は変身できるはずなのですが、ずっと四つん這いで何してたんでしょうね。またカゲロウに乗っ取られるのが怖かったんでしょうか?

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >これまでに一輝の銭湯への思い入れの強さが描写されて入れば、発言にも理解が出来たんですけどね。

      そういうのがないと成立しないんですよね…
      今までには無いなら無いで「銭湯が今にも壊されそう!」という状況なのに一輝の動きが鈍く、「ひょっとしてむしろ壊してくれることを期待してない?」と疑わしく見えるシーンを入れるとか今からやれることはあったと思います。

      >サクラのクラスメイトの行動が意味不明でした。怖いからサクラにしがみついて動きを抑制するでもなく、逃げようとしないサクラ強引に引っ張っていくでもなく、先回りしたり周りに集まったりして、何がしたいのかさっぱり分かりませんでした。

      私も全く理解できませんでした。
      小声の台詞までは聞き取っていないのですが、「サクラ強いんだから守って!」とか「どこ行くの、サクラ?! 危なかっしいから放っておけないよ」とか理由付けは簡単にできたと思います。
      友達なら緊急事態でもジャンヌであることを隠す必要性がよくわかりませんし、友達じゃないならなんでテロリストが入ってきた非常事態にまとわりついているのか理解できません。

      >もしかした、カメレオンの正体は五十嵐家をマークしていた、常連の夫かな?と思うのですがowlさんは、どう思われます。

      可能性はあり得ると思います。既出のキャラだと他に候補がいませんしね。
      個人的にはあっちは新展開用の導入キャラじゃないかなと思っています。カメレオンはポッと出のキャラじゃないかと思っています。
      ただ、導入用にしても「透明になって死んだふりをしてやり過ごしました」なんて手は使えるので両立することも可能だとは思います。デッドマンズ自体が設立経緯や目的が不透明なのでより大きな存在に利用されてただけのほうが話がスムーズに回るでしょうし、それなら上位組織の内通者がデッドマンズ内部にいたほうが円滑に進められるでしょう。

      >制作陣もカウンセラーの使い方に困っているように思いました。

      初登場時は量産型怪人を作れる便利キャラかと思っていましたが全く作らないし、闘志がないから扱いに困るキャラになってましたね。予想外ではありましたが、こんな小悪党の暇人を敵として出されても困ります。

      >大二は変身できるはずなのですが、ずっと四つん這いで何してたんでしょうね。またカゲロウに乗っ取られるのが怖かったんでしょうか?

      そういう理由があるといいんですけど、ベルト使えないならあそこで警備する意義も薄いんですよね…
      奪われそうになった時点で「かもしれない」のカゲロウより切羽詰まった危険だから、カゲロウが出ようが今より悪くなることが無い分だけ使ったほうがマシですし。
      おまけに「怖いから使わない」だと「1話と同じじゃん! 成長してねぇ」と視聴者に呆れられるリスクもありますから変身はしておいたほうが良かったと思います。

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  3. てっきり自分も生贄になる事を前提で「地獄絵図チョー楽しみ♪」と嘯く狂人かと思いきや、「ギフ様の花嫁」という言葉を文字通りに捉えていた単なるアホの子だったアギレラ様。
    別に視聴者の予想通りに進める必要は一切ありませんが、何か完全にキャラとしての魅力が死んだ気がします。オルテカに神輿担がれていたとかなら、もうちょっとその辺ちゃんと描写しておけば良かったのに…。
    どうせ次回は一輝かさくらの説得で仮面ライダーアギレラになるんだろうなあ…もしそうじゃなかったらごめんなさい。

    >14話におかれましては、若林司令官という人物をひっくり返し、
    >デッドマンズの関係性をもどんでん返しました。
    >僕たちが若林司令官だと《思い込んでいた》人物は、
    >1話のウラで本人を殺め、なりすましていた偽物でした。
    ぶっちゃけ視聴者目線だと司令官、名前と役職付きのちょい役でしかなかったのに、それを凄い事のように書かれてもなあ…というのが正直なところです。
    全くキャラの掘り下げがされてなかったのに、いきなりコンプレックス発露し出したさくらと大二にも言えますが。

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    1. >別に視聴者の予想通りに進める必要は一切ありませんが、何か完全にキャラとしての魅力が死んだ気がします。オルテカに神輿担がれていたとかなら、もうちょっとその辺ちゃんと描写しておけば良かったのに…。

      「え…?(絶望)」みたいな反応に私も「あ、そっちなんだ」と失望しました。
      「え、私も生贄になるの? ま、いっか! 奥さんになるのも一部になるのも変わらないよね♪」くらいの狂信者らしい反応を見せてほしかったです。
      メンタル面で救いが必要なキャラは主要人物でも順番待ちの状況なのでこれ以上増えられても嬉しくありません。リバイスはヒーロー不在の物語なので誰もアギレラを救える人がいませんしね。

      >ぶっちゃけ視聴者目線だと司令官、名前と役職付きのちょい役でしかなかったのに、それを凄い事のように書かれてもなあ…というのが正直なところです。

      同感です。
      キャラ付けが薄く、人間味を持たせられていないから「まぁ司令官だからそれなりの人格や実績があるのだろう」とか「これだけ家族家族言ってるのだから家族仲は良いのだろう(そうは見えないけど)」と無理やり飲み込んできたのに、それを思い込ませていたとか言われたらイラッとします。

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