【ストーリー】

■脚本力チェック
・今回は一段と雑な感じがしました。
全体的にキャラに違和感を感じました。前回1vs2で戦ったのに「2vs2のゲームと行こう」とパラドが言い出したり、いろいろ悩みがあるはずの永夢が呑気にゲームをやっていたり、みんな言動がおかしかったです。
永夢なんて「わからないことが多くて、頭がモヤモヤする。こんなときはゲームだ!」とゲームが楽しみであることを再確認するとか、「それまでは悩んでいたのに、ゲームをやり始めた途端にMの人格に切り替わって視聴者に違和感を与える」とか、人物描写に使えたはずです。大我やポッピーの漫才より永夢のほうが重要度が高いと思うのですが…

・今回はたぶん当初の予定にない唐突に入れることになった回なのだと思いますが、シリーズ構成の高橋さんのアドリブ力は低いらしいということがわかりました。今後に破綻が起きないか不安が増しました。

■路線転換
・今回も数々の路線転換がありました。

・監督が変わっても、コインは剥き出しで置いてあり、OPは無しのままでした。どうやらこのスタイルを基本にしていくみたいですね。

・大我は前回に引き続き急速な良い人化が進んでいました。
こういうのを見ていると、空気化するくらいならいっそ死んでたほうがマシだったと思ってしまいます。

・パラドがバグスターに優しくなっていました。
以前は社長に反発するグラファイトに対して「バグスターなんて後で増やせばいい」と真逆のことを言っていたと思いましたが、どういうことでしょう?
ましてあのバグスターは完全体になれない失敗作だと思うのですが?

・ゲーム設定に注力?
ゲームの流れがやたらに強調されていたり、これまで存在しなかった「ゲームクリアすればバグスターは無害化される」という設定が出てきたり、ゲーム設定をアピールしていました。 ゲームからゲーム病に感染するのも台詞では語られていましたが、実際に様子が描かれたのはこれが初めてでした。偉い人にゲーム設定について何か言われたのでしょうか?
このせいでこれまでの流れと食い違いまくってるのがマズいです。そんな設定あったの?とか、大我は元々ゲームの流れに合わせる気がなかっただろとか、個人的には疑問がたくさん浮かびました。


【アクション】

■本編とは関係ないけど
・スケートは面白かったです。エグゼイドの内容とは全然関係ありませんでしたけどね…


次回は真相を知った永夢の病状が悪化するみたいです。
やっぱり黙っててもダメじゃないか!とツッコミたくなるような流れに見えましたが、本編ではちゃんとした流れになっているのでしょう。今の流れには飽き飽きしていたので解決されること自体は喜ばしいです。これで永夢が症状を自覚しただけでまだまだ暴走詐欺を繰り返すならこれまで以上にうんざりすることになりますが。