『動物戦隊ジュウオウジャー』第14話「ウソつきドロボーおバカ系」:感想

2016年5月15日

■いつものやつ
・今回は”The戦隊”という感じの内容でした。
とても普通でした。特にジュウオウジャーらしいと思える内容がなかったのが残念でした。

・ラリーさんを除けばゲスト中心の話だったのはジュウオウジャーでは初めてでした。
てっきりアムが現実世界の非情な側面に触れる話になるのかと最初は思いましたが、特にアムは関係ありませんでした。もう少し脹らませられたと思います。もったいなく感じました。

・救いがない終わりだったことは意外でした。
ジュウオウジャーが新しいキューブアニマルを手に入れるとか、ドロボーズを倒したことで救われた被害者が明示されることもなく、何も明るい要素がありませんでした。お話全体としては少しバランスが悪いように感じました。シリアス成分を重くするなら、ドロボーズの所業はもっと悪辣にしたほうが釣り合いが取れた気がします。荒川さんなりにジュウオウジャーらしさを加えた結果なのでしょうか。

■ナリア
・いつもと言動が違っていてびっくりしました。
ドロボーズが正式なプレイヤーじゃないから態度が粗いんでしょうかね? キャラ崩壊なのか、初期設定の範疇なのか判断がつきませんでした。


次回も荒川さんでした。
怪人が二人セットだから両方やるんですね。次回はシリアスめなようですが、どうなるでしょうか。

コメント

10 件のコメント :

  1. 今日も普通でしたね、なんかジュウオウジャーは今の所いろんなところで過大評価されすぎだと俺は感じるよ

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    1. 過大評価というのが何をもって言われているのかわかりかねますが、私の推測としては「作品をどういった基準で評価するか」という点が原因ではないかと考えます。
      私はシリーズ構成の香村さんをあくまで”新人”として評価しているので、普通程度であれば評価もしませんが減点対象にもなりません。

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  2. owlさんがご指摘の通り、バランスが悪かったように感じました。コミカルで行くならアムと触れ合う人間はダメなおじさんとかのほうが良かったと思いますし、シリアスで行くならドロボーズが人間世界のことを知らないから効果的に立ち回れない、くらいにできたと思います。
    まあメインの脚本家さんじゃないんでこれくらいは仕方ないんですかね。欲を言えば脚本の分アクションで派手なのがもう少し欲しかったです。

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    1. >まあメインの脚本家さんじゃないんでこれくらいは仕方ないんですかね。

      そんなところでしょうね。
      荒川さんがジュウオウジャーの個人回をやるのは実質的にはこれが初めてでしょうから。

      >欲を言えば脚本の分アクションで派手なのがもう少し欲しかったです。

      確かにそのとおりです。
      ただ、敵が戦闘系ではなく、きぐるみも動けるタイプでなかった点を考慮するとアクションもまぁこんなものかなと思います。
      全体的に良くもなく悪くもなく、普通でした。

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  3. ギャグ調の敵だったのに全体的に重いストーリーで、さらに救いのないラストで驚きました。あまり重苦しくならないようにという配慮だったのかもしれませんが、ジュウオウジャーはもともと真面目な雰囲気なので、もっと敵を悪辣にしても問題はなかったと思います。やってることもブラッドゲームとしては規模が小さく、次期幹部を賭けた争いなのに「ああ、こいつは新幹部にはなれないな」と思いながら見てました。「ヒーローにも救えないものがある」という辺りがテーマだったのだと思いますが、やりたいことを優先したように感じます。

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    1. どうせやるならアムの掘り下げにつなげれば良かったのになぁ、と思います。
      アムの現実的な考え方を活かして、「半分くらいもらっても銀行さんも困らないよ。これで妹さんの手術ができるね」と最後に拾ったお金を渡そうとしてお兄さんにそれじゃダメだと断られる。自分の行動の何が問題だったのかとアムが人間について考えるきっかけにするとか。

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  4. 今回ゲストが振出しに戻るだけで妹の病気は解決してないのは、珍しく救いのないオチと言われてますね。これが銀行じゃなくて個人資産だったら、返しに行ったお礼として盗難被害者から手術代を出してもらえたかもしれませんが。ジュウオウジャーらしさとは、喧嘩別れしてフェードアウトしたカップルのように、群れにはそれぞれの営みがあるってことだと思われます。今回アムがゲストのお兄さんなりに考えた答えを曲げさせた、でも何も力にはなってやれない、という不実な干渉がらしくないんですかね。荒川さんは「力になってやれない」をご自分なりに解釈した結果こういう話にしたのでしょう。

    ナリアはジュウオウジャー相手の時でさえこんな態度じゃなかったような…。鷹揚なジニス様にも珍しく「疲れるゲームだ」と言わせてましたし、周りから浮くくらいのバカと言うことなのでしょう。

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    1. >今回アムがゲストのお兄さんなりに考えた答えを曲げさせた、でも何も力にはなってやれない、という不実な干渉がらしくないんですかね。

      力になれなかった点は不実とは言えないと私は思います。
      アムや他の4人に限らず、他のヒーローであっても財力や超技術がなければ助けることはできないでしょう。アムにしては関与が浅く、アムらしくはなかった点は同意します。

      >周りから浮くくらいのバカと言うことなのでしょう。

      そういう方向性なんでしょうかね。
      たとえそうであっても、ナリアはその程度で私情を表に出すのかな?という点ではまだ疑問な点があります。

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  5. ネットには「ジュウオウジャーらしい苦い結末」と評価する意見もありますが、渡しはむしろジュウオウジャーらしくないと思いました。メインの香村さんは一貫してシビアな現実とちょっとした救いを両立してきたように思えるからです。
    今回一番きつかったのはラスト時点でまだ妹が、手術を受けられると喜んでいるだろうことでした。アムが説得に妹のことを出すならいっそ、妹は急にそんな大金が入るなんて自分のために危ないことをしようとしているのでは?との心配をし、それをアムにもらしたからという方が好みかなあ?と思ってしまいました。

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    1. >むしろジュウオウジャーらしくないと思いました。メインの香村さんは一貫してシビアな現実とちょっとした救いを両立してきたように思えるからです。

      私も香村さんの作風とは違うように感じました。
      あくまで荒川さんが「ジュウオウジャーの作風ってこんな感じだよね?」と合わせようとした結果ではないかと考えています。

      >妹は急にそんな大金が入るなんて自分のために危ないことをしようとしているのでは?との心配をし、それをアムにもらしたからという方が好みかなあ?と思ってしまいました。

      流れとしてはそっちのほうが自然だったでしょうね。
      今回の実質的な主役はアムではなく、お兄さんのほうだったから妹さんやアムは描写されなかったのではないかと思います。

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