『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 第42話「オトモ忍ウォーズ!ネコマタの逆襲」:感想

2015年12月20日

【ストーリー】

■短所と長所
・今回も前後の展開がつながっていませんでした。
シュリケンジンを取り返すことが重要だったはずが、おびき出し作戦で街から引き離すことに成功、萬月はあっさり降りてきて戦えてしまい、倒すこともシュリケンジン無しで問題ありませんでした。巨大戦もゲキアツダイオーの修理は完璧で支障ありませんでした。脚本を書き終わった後に通しで読んで見直したのだろうかと疑問に思うくらいつながっていません。この原因不明の辻褄の合わなさは下山さんの短所だと思います。

・親子三代もダメでした。お父さんの良いところがありません。
作戦は八雲が考えたもので、潜入してからのアドリブも失敗、正体がバレた後もダメダメで気概を見せることすらなく、1つも良いところがありませんでした。ギャグ調にしたのは撮影の問題かもしれませんが、いずれにしてもこれでは親子三代には見えません。この展開で獅子王のほうが目立っているなんて問題外です。

・ただ、天晴がお爺さんにかけた言葉は比較的良かったです。
ラストニンジャとか祖父とか強いからとか、そういうこと事情を無視してフラットな視点から物を言える点は天晴の良さだと思えました。
キメ台詞で「イケイケドンドンだ!」と言っているのですから、こういう勢いのある要素を前面に立てたお話作りをするほうが下山さんには向いているのではないかと思います。それで上手くいくかといえばそんな簡単な話ではないでしょうが、今の無理した構成よりマシだと思います。


【アクション】

■加藤監督
・いつもながら今回もかっこよかったです。
アカの二刀流も良かったですが、アオとモモのコンビネーションが見応えがありました。2人で前後を挟んだり、上下に分かれたり、息を合わせるのが大変そうなアクションでしたが見事に成立させていました。惚れ惚れする出来栄えでした。


そんな加藤監督ですが次回でニンニンジャーの登板は毛利さん共々最後だそうです。
最後がどうでもいいお正月回なのはちょっと残念です。重要な回でない分、アクションを好き放題やれるといいですね。

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