仮面ライダー鎧武 第26話『バロンのゲネシス変身!』:感想

2014年4月21日

【ストーリー】

■急展開?
・恐らく急展開として作られたのでしょうが、私には脈絡のない雑な脚本に見えました。
舞の問い詰め方や光実の集会の解散のさせ方など流れが不自然です。
「西に7km」という台詞はご都合主義過ぎて思わず笑いそうになってしまいました。
たとえ正確に距離がわかったとしても、聞かれてもいないのにわざわざ口に出すでしょうか?
「西の方向だ…滝の音がする!」→ユグドラシルは地図を作ってあるので先回りできる、などやりようはいくらでもあったと思います。

・集会の件は鎧武の劇中としては許されない描写だったと思います。
ネット動画によるダンスチームの人気復活や紘汰がスマホで状況を把握するなど鎧武世界ではネットが広く活用されています。
それなのに人を集めてビラを配らなければいけない理由がありません。
ダンスチームが誤解されたままな以上、鎧武世界では直接会って話せば信用されるという価値観ではないはずです。
集会が失敗しても、第二第三の手段があるはずです。
光実も直接行動せずに、ダンスチームの根深い悪評を利用して警察に介入させるなど搦め手はあったと思います。
現実と比べた不自然さはともかく、作中内での描写を一貫させることは最低限のルールだと思います。


【アクション】

■地の利を活かす
・今回のアクションは良かったです。
広場でのインベスとのバトルで、俯瞰視点でライダー3人を同時に映せる構図はかっこよかったです。
広場で多人数で戦えて、カラフルなので離れていても視認性が良い鎧武ならではの良いアクションだったと思います。

■肉を切らせて骨を断つ
・戒斗の戦い方もわりと良かったです。
戒斗らしい被弾を恐れない相打ち上等の戦い方でオーバーロードに対抗できる説得力を感じました。

・惜しむらくは、その前と最近の紘汰さんがカチドキアームズの力で避ける必要すらないというシーンが多かったことです。
戒斗の奮闘もしょせんカチドキアームズの前座という構図が透けて見えて萎えます。
紘汰もスペックに頼らずに、紘汰らしい戦い方がほしいところです。


次回はオーバーロード=別の可能性の存在を知った貴虎やブラーボが紘汰のシンパになる模様です。
その前に紘汰が貴虎に勝つシーンはあるのでしょうか。
負け続きでは鎧武のかっこうがつかないので、どうにか片付けてほしいです。

コメント

6 件のコメント :

  1. そうかな?今回の脚本は別に雑なところはなかったと思うけど。不自然な点もなかったし。

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  2. > そうかな?今回の脚本は別に雑なところはなかったと思うけど。不自然な点もなかったし。
    [色:0000FF]興味深いご意見です。
    よろしければ、あなたのご感想を詳しく聞かせていただけないでしょうか?
    私が雑と思った理由は記事であげた
    1)やけに物分かりのいい紘汰と舞
    2)舞たちダンスチームによるユグドラシルの陰謀の公表会の顛末
    ��)オーバーロード探しの際の紘汰の不自然な発言
    この3点が主な理由です。
    それ以外に、やっと秘密を打ち明けられた紘汰の様子があっさりと流されたりといった点もありますが、次回以降の展開もあるのでこちらは置いておきます。
    話全体としては今回に詰め込んだ点が不思議です。
    独立した要素が多いので、流れを犠牲にしてまであえて今回詰め込む必要があったのか疑問です。
    たとえば湊と戦極の会話や紘汰と舞の会話は、前回に入れて分けることもできたはずです。
    あの辺りは話数を分けて、時間の経過を感じさせるほうが自然なように思えます。
    [/色]

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  3. 初めまして。
    11話頃から鎧武の感想を読ませて頂いています。
    今回個人的に良かったと思えた点は、ミッチが紘太を後ろからズドン!のシ-ンですかね。
    いかに鉄壁のカチドキといえど装着の瞬間の無防備な素体を撃たれてはひとたまりもないという、
    「アーマー後付け式変身」の設定を活かした展開だったとは思います。
    あとは全体的な性能で勝るゲネシスになったことでイノシシ戦法が実用レベルになったバロンも良かったのです。
    が、「変身者の実力もあって~」という風にはまだまだ思えませんでしたね
    ・・・
    今までの戒斗の積み重ねが酷過ぎたのと、他のライダーの戦闘描写も含め、やはり
    アーマードライダーの強さ:ドライバー及びLSの性能>>>その他の要因
    という印象を払拭出来るには遠いかと。
    その条件に唯一当て嵌まるのはニーサンぐらいでしょうか。

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  4. [色:0000FF]はじめまして、見てもらえて嬉しいです。[/色]
    > 今回個人的に良かったと思えた点は、ミッチが紘太を後ろからズドン!のシ-ンですかね。
    > いかに鉄壁のカチドキといえど装着の瞬間の無防備な素体を撃たれてはひとたまりもないという、
    > 「アーマー後付け式変身」の設定を活かした展開だったとは思います。
    [色:0000FF]そうですね。あれは手堅い展開だったと思います。
    そのためにマリカ戦のカチドキアームズも、いつものように敵の目の前で換装せずに必殺技の隙をつく形で換装を行ったのは良い前振りだったと思います。
    今後、「変身中に倒せばいいのに」というツッコミどころをどう回避していくのか楽しみです。[/色]
    > あとは全体的な性能で勝るゲネシスになったことでイノシシ戦法が実用レベルになったバロンも良かったのです。
    > が、「変身者の実力もあって~」という風にはまだまだ思えませんでしたね
    [色:0000FF]作中でも雑魚認定されてる戒斗にしてはよくやったと思います。
    初変身補正の消える次回以降もあの調子であれば本物と認めてあげてもいいかと思います。
    望みは薄いでしょうけど…
    [/色]
    > その条件に唯一当て嵌まるのはニーサンぐらいでしょうか。
    [色:0000FF]今のところ装着者の実力ランキングでは貴虎がトップなのは間違いないと思います。
    個人的には和解する前にカチドキ鎧武と戦って、決着をつけて白黒はっきりさせてほしいです。[/色]

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  5. 追伸:舞にビンタを受けたシーン以降、ミッチの演技は元より、髪型もワンレン(?)になっててちょっと笑ってしまいましたw
    「決定的な闇堕ち」の視覚的表現なんでしょうか。
    似たような演出だとするとディケイドの士の髪型も(特に映画では)あんな感じでしたね。
    (「大首領」や「破壊者」状態の時は露骨に逆立てたりパーマ気味になっている)

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  6. > 追伸:舞にビンタを受けたシーン以降、ミッチの演技は元より、髪型もワンレン(?)になっててちょっと笑ってしまいましたw
    > 「決定的な闇堕ち」の視覚的表現なんでしょうか。
    > 似たような演出だとするとディケイドの士の髪型も(特に映画では)あんな感じでしたね。
    > (「大首領」や「破壊者」状態の時は露骨に逆立てたりパーマ気味になっている)
    [色:0000FF]士の髪型は酷かったですねw 子供が同一人物だとみなせないようにするための極端な処置なのでしょうか。
    光実に手を加えるということは、離反したまま終わらせず元の鞘に収める気があると考えるべきかもしれませんね。
    それが生きてる間に行われるかは保証がありませんが。[/色]

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